広島2日目

晴れ朝6時半のアラームで一瞬だけ目を覚ます。 朝ジョギングに行こうと思ってアラームをセットしておいたのだが、眠すぎるのと、なぜか左足首が痛いので、ジョギングは行かないでいいや、と誘惑に負けてしまい、また寝てしまう。
8時に起床して、シャワーを浴びてからホテルのレストランで朝ご飯のバイキング。 10時前にホテルをチェックアウトし、まずは広島駅に向かう。 キャリーケースが邪魔なので、コインロッカーに預けておかなくてはならない。 ついでに帰りの切符も買う。 帰りは何時でもいいのだが、あまり遅くなりすぎてもきついので、18時18分発の新幹線を予約したので、21時くらいには帰宅できる感じ。

広島駅の中に「ekie」というおみやげ物屋やレストラン街が混ざった施設があり、それの奥の方にコインロッカーがあったので、そこに荷物を預け、小さなカバン一つでウロウロする。
今日もレンタルサイクルを借りるのだが、昨日のレンタルサイクルは30分ごとに165円かかるので、今日は1日利用券を購入した。 24時まで乗り放題で1,100円。 今日は終日自転車使うし、1日券の方がお得だからな。

まず向かったのが「広島市郷土資料館」。 広島には戦争・原爆関連以外の資料館が非常に少なく感じていて、ここを見つけて見てみようと思った。
広島駅からは少々遠くて、自転車で40分くらいかかった。
広島市郷土資料館

資料館は入場料金100円なのだが、けっこうボリュームがあって良かった。 広島は牡蠣が有名なのは知っていたが、海苔、麻、山繭、缶詰なども有名なのはしらなかった。 山繭に関しては、昨年グンゼの博物館を見学したので大体の知識は持っている状態で見ることができた。 それと広島市の平和大通りより南は、全て埋立地だというのも知らなかった。
この資料館では戦争がメインではないけれど、大正・昭和以降のものばかりだった。 受付の人に「古墳時代や奈良時代のものってないのですか?」と聞いたら「学芸員呼んできます」と呼びに行ってしまった。 学芸員に根掘り葉掘り聞くほどのことじゃなく、ちょろっと教えてもらえればよかったのだが……
そして学芸員が登場して、色々質問に答えてくれたり教えてくれた。 前述の通り、広島市の南部は埋立地なので、埋め立てる前は当然海だったわけでで、例えば今のこの資料館のある場所をいくら掘っても、縄文時代~江戸時代の物は出てこない。 もしかしたら化石など、さらに昔のものなら出てくるかもしれないが。 多いのは江戸時代のもの。 今の広島城のある辺りは、城があるということは城下町もあったので、城から東にかけてかなりの出土品があるが、いずれも江戸時代のもの。 奈良時代のものは広島ではほとんど発掘されてないとのことだった。
県の北部に行ったら、もしかしたらあるかもしれないが、道路開発などで偶然遺跡が発掘されて、そこから調査にならなければ見つからないだろうと。 文字で書くとこれくらいしかかけないが、30分くらい非常に詳しく説明してくれて、かなり勉強になった。
どうせなら弥生時代~古墳時代にかけての遺跡など見たいが、自転車で行ける距離にはあまり無さそうだった……

資料館見学が終わってからは「黄金山」という山がある。 先程の資料館で「広島三山」の展示があって「比治山」「黄金山」「江波の皿山」を言うらしい。 比治山は昨日行っているので、ここから近い黄金山に行ってみようかと。 電動自転車なので、標高221mの黄金山でもそれほど苦労せずに上ることができるだろう。
黄金山へ上がる道路がどこだかよくわからず彷徨っていたら「珈琲の店サイフォン」という喫茶店が住宅地のど真ん中にあったので、入ってみた。 主に朝の営業っぽくて、昼はカレーライス、エビピラフ、パンしか食べるものがないと言っていた。 エビピラフは切らしているらしかったので、カレーライスを注文した。 それとアメリカンコーヒー。 店の名前の通り、サイフォンで淹れるようだ。
外はかなり暑いのだが、熱いカレーライスを食べ、熱いコーヒーを飲んだ。 値段見ずに頼んだのだが、合計で1,400円だった。
カレーライス

お腹も満たしたし、これから電動自転車で黄金山に上がる。 ギアを一番軽くして、電動アシストを受けながら漕ぐこと20分くらい、黄金山の駐車場に到着。
黄金山の展望台からの眺めは最高だった。 360度見渡せる大パノラマ。 南は瀬戸内海、東にはマツダ本社や工場が立ち並ぶ。 北は街が見えさらに奥には山まで見える。 西の景色は圧巻で、広島駅周辺~平和公園の方まで、広島市の中心部を一望できる。 これはすごい景色だ。
黄金山から

広島市内を眺めながら、広島県立安芸高校というところに電話をしてみた。 この高校の敷地内に「畳谷東遺跡」という弥生時代〜古墳時代の遺跡がある。 通常見学する際は高校に電話して校内に立ち入る許可をもらうのだが、この高校はこの前の3月で閉校になっている。 なので通常は高校が開いてないはずなので、行っても門が閉まっていたら見学できないので、事前に電話してみたのだ。 ただ閉校になっているので当然ながら電話には誰も出ず。 だけど、他に行きたい場所もないので、ダメもとでとりあえず行ってみるか。
ここから9kmくらいの距離なので1時間もかからないくらいで到着できるはず。 黄金山からの下り坂を満喫して広島市街地に戻ってきた。 GoogleMapのナビを頼りに安芸高校を目指す。 途中「永町山城跡」というのがあったので写真だけ撮る。 山城って名前が付いているけど、小高い森の上に屋敷があった程度じゃないかと想像されていた。
永町山城跡

そして安芸高校に到着。 なんと門が開いていて電気工事っぽい車が何台か止まっていた。 校舎の玄関も開いていたので、中に入って工事の人に「遺跡を見てもいいか」と尋ねたが、「工事をしにきただけなのでわからない、20分くらいで県の人が戻ってくるので、その人に聞いてほしい」とのことだった。
で、20分くらいして県の人がやってきて見学してもいいか尋ねたのだが「ここは廃校になった学校で、今日はたまたま開いているけど遺跡見学のために開けているわけではないので、申し訳ないですが」とお断りされてしまった。 この人は、学校に遺跡があるのを知らないような感じだった。 まぁダメ元でやってきたわけだし、そもそも普段開いてないはずの場所なので仕方がないか。

気を取り直して、広島駅の方に戻り、「広島県立美術館」へ。
17時閉園の所に15時半過ぎにきたので、余裕で見学できるなと思っていた。 だけど美術館で鑑賞していると、思っていたより面白くて閉館ギリギリの17時直前まで時間がかかってしまった。 何が面白いのかっていうと具体的に文字には起こせないけれど、作者のプロフィールや、この絵はどんな時代やどんな思いで描かれたのかなどが書いてあって。 正直、それが凄いのかどうなのかは全くわからないが、美術館に展示されているくらいだからすごいのだろう。
すぐ横に併設されている「縮景園」のチケットも付いていたが、個人的にはこちらはおまけだった。
縮景園

美術館と縮景園の見学が終わり、そろそろ広島駅に戻る時間。 広島駅に近いサイクルポートまで自転車で行き、レンタルサイクルを返却。
駅ビルの「ekie」という施設でお土産を購入し、コインロッカーからキャリーケースを引き取る。 お土産を詰めるだけキャリーケースに詰めたが、詰めきれず、少し手で持って歩かなくては行けなくなってしまった。

まだ時間が早いが、新幹線に乗る前に夕飯を食べておこう。 最初レストラン街の寿司屋に行こうと思ったのだが、予約と食事中のお客さんで満席で入ることができず。
入口近くにあった「和久バル」で牡蠣のオイルパスタ、レモンサーモンのサラダ、ビールを楽しんできた。
牡蠣のオイルパスタ レモンサーモンのサラダ

18時18分の新幹線なので、時間に合わせて構内に入り、ビールと、構内の「むすび むさし」という店でおにぎり弁当みたいなのを購入。 帰りの新幹線で、二度目の夕飯を食べながら帰ってきたが、一度目の夕飯から1時間も経ってないので、ものすごいお腹いっぱいだった。
おにぎり弁当

岡山でマリンライナーに乗り換えて高松駅まで。 この時間のマリンライナーは混雑しているが、指定席を購入しているので余裕。 マリンライナーの指定席券は必須だな……

琴電のタイミングもよく、21時前には帰宅することができた。
2日間の広島、久々に広島に行ったが、あまり見るものがなかった。 次はいつ行くことができるかな?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です