走行距離:65km(合計:3,007km)
使用金額:1,645円(合計:47,086円)
北海道利尻富士町
午前4時起床。 今日は山に登るため早く起きた。 夕べはかなり厚着をして寝た。 ズボン2枚、上着4枚、靴下、シュラフカバーを装備して寝た。 かなり暑かった…… 思ったよりも効果があったのがシュラフカバー。 テント内の空気とシュラフとの間に一層作ってくれるのでかなりシュラフ内の温度が保たれた感じがした。 シュラフカバーつければ、普通の格好で寝ても大丈夫そうかな。
携帯の目覚ましで起きたためまだ眠い。 外は暗いし。 だけど昨日もらったパンフレットによると「鴛泊コース」から登山する場合は、行き6時間、帰り4時間、休憩1時間の最低でも11時間と考えて計算してください、と書いてあった。 なのでこの時間に起きなくてはいけなくなってしまった。
4時に起きて、出発が5時だとする。 それから11時間だと16時。 もう夕方だ。 最低でも18時までに降りてこないと暗くて帰ってこられなくなる可能性もある。 なのでかなり余裕をもって時間を決めた。 絶対忘れたらいけない飲み物、食料、カメラをザックに詰めて、念のためレインコートももった。 暗いためヘッドランプも。 それとタオル、帽子。 そして4時35分出発。 行きは6時間……しかも登るにつれて辛くなってくるらしい。 だんだん傾斜が急になってきて、9合目からが一番辛いらしい。 イヤなコースだなぁ。 少し歩くと3合目に到着した。 「日本最北端の名水:甘露泉」というのがあった。 飲んでみたらとても冷たくて無味。 かなりおいしい! 無味っていうのがいいね!


そして林道のような道をテクテク歩く。 しばらく歩き5合目に到着した。 ここから登山らしくなってくる。 大きな石が転がっている道をどんどん登る。 途中で老夫婦と女の子1人抜かした。 そして6合目到着。 かなり見晴らしがいい。 名前も「6合目:第一見晴台」と書いてあった。 鴛泊の町はけっこう小さくなって見える。 ここからも同じような道が続く。 カーブが多くて前方があまり見えないのが助かる。 しばらく歩き7合目到着。 そろそろ休もうかと思ったけれど、8合目まで行ってから休もうと考え直した。





すぐに案内の看板が。 標高900mだって…… あと800mもある。 先は長い…… クネクネと山道を歩いていく。 ここの区間がけっこう長く感じた。 8合目手前に「第二見晴台」というのがあった。 ここで小休止。 お茶を飲んで、5本入りのレーズンパンを1本食べた。 ここまでかかった時間が1時間40分。 8合目は目前だ。 パンフレットによると、登山口から8合目までかかる時間が3時間35分となっていた。 倍以上のペースで歩いていることになる。 今のところ呼吸も乱れないし、足もきちんと動く。 まだまだいけるね! 再び歩き出して8合目を通り過ぎる。



ここから少し下って避難小屋の脇を通る。 中はどのようになってるのか覗いてみたが、青いビニールシートが敷いてあるだけでホントに吹雪から避難するためだけに作られてるみたい。 水も電気もないので泊まるのは厳しいかな。
この辺りから傾斜がきつくなってきた。 あと足元が不安定に。 雨が降ったら水の通り道になりそうなところを歩いているので、とてもすべる。 登山靴じゃなくて履き古した運動靴だし。

そして9合目到着。 看板に「ここからが正念場」と書いてあった。 今から一番きついところに突入する…… 9合目の平坦になったところもゆっくり歩いて呼吸を整える。 立ち止まったら歩き出すのが辛そうなので立ち止まらずゆっくりと。 そのまま9合目を通過する。 ここから山頂まで、標高差400mくらいある。 登山口が200mだったので、全体の標高差は1500m、そのうちの400mが最後に来るとは…… 9合目を通り過ぎた。 最初はあまり傾斜も変わらず、ゆっくりと呼吸が乱れないように歩いた。 だけどだんだん呼吸よりも足がきつくなってきた。 太ももが上がらなくなってくる。 時にはすごい歩幅を狭めて歩いた。 だんだん火山の石みたいなものに変わってきた。 歩くとずりずりいう。 かなり登ったところで「沓形登山口」と合流するところまでやってきた。


ここからはフィックスロープが張られている。 かなり傾斜が急になって、小さな石ころばかりで足跡もない。 もう足がやばいのでフィックスロープを腕で引っ張るようにして、ほとんど腕の力で登っていく。 しかし限度があって、腕も力が入らなくなる。 呼吸も乱れてくる。 何度か立ち止まって呼吸を整えた。 あぁきつい。 そして山頂まで距離にして300mくらいになって気合が入る。 あと一息、頑張ろう。 そしてヘトヘトになりながら山頂到着! やった~疲れた~
かかった時間は3時間4分だった。 休んだのは「第二見晴台」で休んだ5分間のみ。 かなりハードな登山だったように感じる。 だけどコースタイム6時間のところをこんなに短い時間でこれたのが嬉しい。 最後きつかったなぁ~








しばらく山頂を満喫した。 だけどだんだん体が冷えてきたため15分くらい山頂で休み、すぐに下山する。 9~10合目の急な傾斜は登るのはつらいが、降りるのも辛い。 フィックスロープを使って、後ろ向きに下りていく。 前向きに降りたらバランス崩したらそのまま転倒しそう。 9合目まで下るのがかなりきつかった。 ある意味、登りよりも辛いかも……膝、足首的に。 けっこう勢いよく足を突いてしまう。 9合目に到着した時点で膝がギシギシいっていた。
そこから順調に6合目まで下る。 ここから傾斜があまりなくなるので、1合の間隔が長くなる。 登る時間と下る時間があまり変わらない範囲。 かなり歩いて5合目到着。 そこからもっと長い距離を歩いて4合目に到着。 距離的に4~5合目が一番長いように感じた……
あとは楽チン、3合目の名水までやってきて、再び水を飲む。 冷たいのおいしい~!
そしてキャンプ場まで降りてきた。 くだりは2時間20分だった。 トータル5時間20分。 休憩含めて5時間35分。 パンフレットの11時間って……
まだ時間は11時だし。 ホントは今日登山で一日終わる予定だったのになぁ。
時間が余ってしまったので利尻島観光に行くことにした。 島一周が53km(看板に書いてあった)なので、いろいろ回っても3時間もあれば回れるだろう。 さっそく島内観光に出発。 まず姫沼展望台というところにいった。 ここから北海道とペシ岬を眺める。 冬のとても天気のいい日にはサハリン(ロシア連邦)も見えるらしい。 夏じゃ無理かなぁ。

そして姫沼を見る。 かなり緑色していて汚かった。


ずっと走り「石崎灯台」を見る。 ここは観光用ではないが、たまたま近くを通ったので。

そして「オタトマリ沼」。 ここでタクシーの運転手と話をした。 ちょうど、おばさん2人を島内一周観光案内中で、おばさんの1人の実家が松戸らしい。 それで「八千代市ナンバー」なので「千葉県だ!」ということで、運転手が声をかけてきた。 少し話をして「若いんだから頑張らないとダメだよ~」と言って去っていった。 今でも充分頑張ってるけどなぁ。 もっと頑張れということか! では利尻山を往復4時間台で……すっごい頑張らないと無理っぽい。。。 まぁやらないけれど。



そして「仙法志灯台」というのを見る。 これは高さが低かった。 そして「仙法志岬公園」というところに行くが、公園ではなく駐車場だった…… 海沿いに下りる道があったので降りてみたらお土産屋さんがあるだけだった……


そして沓形を通って鴛泊まで戻ってきた。
そういえばまだお昼食べてないや。 北海道の海沿いではたくさん「うに丼」という看板を見かける。 ぜひ食べてみたいと思うのだが、値段が2,000円くらいするのでなかなか手が出ない。 まぁそのうち食べることは確実だけど。 「うに丼」を食べたかったのだが、今日は我慢。 島で3軒(?)しかない食料品スーパーに行った。 野菜・魚・肉を除くすべての商品が高い。 レトルト品とか冷凍食品なんてすごい! やっぱりここまで運んでくる手間があるからかなぁ。
牛乳とサラダ油、ホッケ、チキンラーメン、うどんを購入した。 とりあえず、お昼は我慢して、夕飯を豪華に。 うどん3玉とホッケ焼きの予定。
帰りに温泉に寄っていった。 入浴料500円。 ロッカーがなく、荷物をカゴに置きっぱなしのため、盗難が怖くてあまりゆっくりできなかった。 とりあえず登山の疲れはとれたかな。
キャンプ場に戻ってきて、洗濯をする。 洗濯といっても水洗いだけど。 汚れ物を全部洗ってロープを使って干した。 とても日当たりがよいのですぐに乾いた。
そして夕飯までの数時間、外にイスを広げてポケーっとして過ごした。 おじいさんになったら、毎日こういう生活なのかな……
そして夕飯の調理開始。 ガスコンロが1つしかないため、まずうどんのお湯を沸かすことにした。
沸騰したら、ナベをどかして、フライパンをコンロにかける。 そしてホッケを焼く。 大きかったので焼くのに少し苦労した。 焼けたらフライパンをどかし、ナベをコンロに。 一度沸騰するまで温度を上げてるのですぐに沸騰する。 そしてうどんをゆでる。 だしがないため、醤油で味付け。
そして食べる。 うん、魚はおいしい! 塩をふりかけただけだけど最高!
うどんは少し味が濃すぎた……今は2玉しか作ってないので、あと1玉作るときは水を入れて薄めよう。
食べ終わって、残りの1玉を作る。 今度はちゃんとおいしい味付けができた。 そして食後のコーンスープ。 今日の夕飯は手作りにしてはかなり豪華だった。 ホッケ250円、うどん200円、計450円でかなり満足のいく食事だった。
さっきまでなんともなかったのだが、この時間になって、膝にダメージが…… 歩くと痛い。
まぁ寝れば治るだろうけど。 やっぱりけっこう負担がかかってるんだなぁ。
明日は昼前のフェリーで礼文島に行く予定。 天気が雨だったらもう一泊します。
礼文島には何があるのかさっぱりわかりません。 行ってから調べます。