入院28日目

くもり先週木曜にベッドを60度にしてからお尻が痛くてたまらない。 寝たり座ったり体勢をコロコロ変える。
「恍惚の人」という小説を読んだ。 おじいさんがボケてしまい、その介護生活を描いた物語。
この本が出版されたのが昭和47年。 当時でも高齢者問題が浮かび上がっていたことがわかる。
なんていうのかうまく表現できないけれど、当人は何もわかっていないが、家族にものすごく負担がかかる。
何かを犠牲にしなくてはならない。
自分も後60年後にはこうなっちゃうのかなぁと思った。
人は何のために生まれるのだろう… 結論から言っちゃえば子孫を残すため?
もし結婚するつもりがないなら、今死のうが30年後死のうが同じこと?
いきるために働かないといけない。 つかの間の休息を楽しむために働かなくてはならない。
もし子孫を残さないとすると、人生の楽しみってなんだろう。 その楽しみを得るために莫大な時間を苦痛という仕事の中に置かなければならない。
その価値があるのかどうか知りたい。
子孫を残す + 人生の楽しみ > 苦痛
この式が成り立たなくなった時、人はどうなるのだろう。
毎日毎日が苦しい、休みの日も楽しくない、これを繰り返しているうちに内面的にまいってしまう。
その状態が進行していくと精神が蝕まれる。 そして精神病、人格が狂う、何もわからなくなってしまう……
いろいろあると思うけどこれを防ぐ手段はないのだろうか……?
苦痛を超える楽しみ、それがスポーツなのか女の子なのか人それぞれだろうけど。

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