済州島1日目

雨のちくもり今日から社員旅行で、韓国の済州島に3泊4日。
集合は午前3時50分。 早すぎる。 大変申し訳ないけど、妻に送ってもらって、車で関空まで。 香川県を抜けるくらいまでは起きていたが、その後寝てしまった。 申し訳ない。

関空に到着し、出国審査をし、いざ飛行機へ。 飛行機の時間が早すぎるため、まだ売店も開いていない。 お腹が空いたのに…… 特に面白いものもなく、出発の時間が迫ってきた。
関西国際空港 フライト案内 関西国際空港

今回の航空会社は「大韓航空」。 初めて乗る航空会社だ。 飛行機は1列6人の小さな旅客機。 済州島まで、1時間40分だって。 東京に行くのとほとんど変わらない時間で韓国に行くことができる。
機内の様子

機内食は寿司が出た… 最後の日本食ということで、夕べ食べてきたのに… やっぱ飛行時間が短いと、機内食もしょぼくなるのだろうか?
機内食 6万ウォン(5000円くらい)

済州島に着くころになったら、雨風が激しくなってきた。 飛行機は揺れながら着陸。
初めての韓国なのに、初上陸は雨。 荷物を受け取り、空港ロビーに集合。 少し時間があったので、待機していたのだが、空港を警備する警察の装備がすごい。 胸の前には大きなライフルを構えている。 そして2人組で行動している。
こんなに威圧感があったら、誰も悪さしないだろう。
済州国際空港 済州国際空港

用意されていたバスに乗り込み、お昼御飯を食べに行くことに。
バスの座席

連れていかれたお店は、韓国冷麺のお店。 日本で食べるあの味の、本場の味だと思って期待していたのだが……出てきたのは色の付いていないスープに、糸こんにゃくみたいな麺。 食べてみたが……味がほとんどしない。 そして美味しくない。
これが本場の味で、日本で食べてるやつは、日本人向けにアレンジされてるのだろうか…
そして韓国では割り箸というものは使わないみたい。 エコにうるさい国らしく、割り箸を使った店は罰金になるらしい。
冷麺のお店 キムチ盛り合わせ 鉄の箸 キムチ 冷麺 座布団

いきなり韓国の厚い食文化の壁に阻まれた。 そして向かったのは、「ホテル新羅免税店」というところ。 グアムとかの免税品店みたいに、食べ物とかお土産とかブランド品とかがものすごい数並んでいるのかと思っていたら、小ぢんまりとしている。 ブルガリの店があったら、少し見たかったのだが無くて残念。 2Fには時計と化粧品しか売ってないし…
しかし、免税品店で免税になるのって消費税的なものだけなのかな? だから高級品しか売っていない?
どこの免税品店に行ってもブランド物や時計は売ってるのだけど、それ自体に消費税以外の税金はかかってないよね?
新市街

集合時間まで少し時間があるので、済州の町をブラブラと歩いてみることに。 まぁ歩くっていっても、半径200mくらいのところだけだけど。 そして初めての買い物に挑戦。 入ったお店はおなじみのコンビニ、ファミリーマート。 店員は思いっきりiphoneで遊んでいた。 ハングル語で書かれた謎の梅ジュースを購入。
ハングルの道路標識

どんな味がするのだろう…と思っていたら、普通の梅ジュースの味だった。
梅ジュース

それから免税品店の前のコーヒーショップで休憩したのだが、注文してから20分経っても出てこない。 集合時間の2分前くらいに出てきた。 ホット柚子ティーを頼んだのだが、ホットを一気に飲み干した。

そして、バスに乗って観光へ。 有名な観光地、3か所案内してくれるみたい。

まず向かったのが「三姓穴」という所。 済州の祖先が生まれたところとして有名らしい。
伝説によると、ある日突然、地面の穴から3人の男性が生まれてきた。 名前は「高」「良」「夫」という。 済州では、それらの苗字を持つ者だけが、本当の済州出身として扱われるらしい。 韓国で一番多い苗字「金」、次に多い「李」という名字の人は、先祖代々済州に住んでいても、よそ者として扱われてしまうらしい。
韓国人は先祖を大切にするらしく、どこの家庭にも家系図があるみたい。 今回のガイドは「金」という人なのだが、この人も17代前から済州に住んでいるが、やはり苗字的によそ者らしい。

そんな伝説のある三姓穴。 日本でいう神社的な扱いの場所だろうか。 入口には「石のおじいさん」と言われる「トルハルバン」が飾られている。
ガイドさんの話では、韓国では陰陽というものがあるらしい。 「男」が陽、「女」が陰。 「太陽」が陽、「月」が陰。 「空」が陽「土」が陰。 「火」が陽、「水」が陰、という具合らしい。
陰陽のバランスで世界は成り立っていると考えるみたい。

そのため韓国本土では「男の火」と「女の土」の木彫りの置物を、建物の入口に建てることが多いらしい。 そうやって陽と陰のバランスを保つのだという。
一方、済州では、本土の文化はない。 代わりに、トルハルバンと呼ばれる石のお爺さんを置く。
これは絶対にお爺さんで、お婆さんはいないという。
特に、この三姓穴は、陰の力が強い場所なので、石のお爺さんを入口に2体置き、陽の力を強くし、バランスを保っている、とガイドさんが言っていた。
トルハルバン トルハルバン

そんな説明を受け中へ。 肝心の「三姓穴」は柵がしてあり、窪みしか見えない。 この窪みの中に3つの穴があるらしい。
周りの木々は、穴のパワーに引き寄せられ、穴の中心に向かって育っていくという。
入口の門 園内の様子 三名の石碑 三姓穴 中央に引き寄せられる 門 三名を称えるお香

伝説のある三姓穴の見学が終わり、次に向かったのは「観徳亭」というところ。 済州島で一番古い建造物があるらしい。 しかしバスの中からのみの観光…

次に向かったのが「龍頭岩」という場所。
ここでは龍の形をした岩を見ることができるらしい。 さっそく龍の形の岩を見学。
うーん……無理やり見れば龍に見えないこともないような… 結構無理があるな。
龍頭岩 龍頭岩 龍頭岩 龍頭岩

ここからは、3日間泊まるホテルがよく見えた。
ラマダホテル

龍頭岩の観光も終わり、ホテルに向かう。 今回泊まるホテルは「ラマダホテル」というところ。
チェックインをし、ホテルの部屋へ。 ホテルはどこの国に行ってもだいたい同じような感じだね。 しかし部屋は同じでもアメニティが違う。 韓国では使い捨てるほとんどのものが有料らしい。 歯ブラシ、シャンプー、石鹸、カミソリなど。 日本から持ってきておいたので買わずには済むのだが…
ホテルロビー 併設カジノ ホテルの部屋 ホテルの部屋 ホテルの部屋 ホテルからの景色 ホテルからの景色 ホテルからの景色


旅行前半組の面々がホテルに併設されているカジノに遊びに行っているので、覗いてみた。 どんなものだろう、カジノって。
みんなが遊んでいたのはルーレット。 単純に出る目を予想したり、偶数奇数を予想したり、赤か黒か緑かを予想したりするゲーム。 しかし、ディーラーは好きな目を出せるくらいルーレットを回すのが上手い。 単純な予想ゲームではなく、ディーラーとの駆け引きも重要なゲームだ。
そしてみんな負けていた……

カジノ見ていても面白くないので、東京事務所の男の子とホテルのカフェに飲みに行った。 まだ真昼間なので、アルコールは飲まず。 どうせ、今夜イヤというほど飲むのだろうから。
変な飲み物を飲んでみようと思い「人参茶」を注文。 飲んでみたら……すっごい甘い。 一緒に黄色い液体のものもついてきたのだが、舐めてみたらこれは酢? 少し酸味のきいている味だった。

今日の夕飯は、前半組との合同食事会。 食べるものは焼肉。 韓国と言ったら焼肉。 昼間は韓国と言ったら冷麺で、痛い目にあっているので少し不安だ。

バスに乗り焼肉の店へ。
当然のように、キムチがテーブルに並んでいる。 まぁ焼肉だったら日本でもキムチは食べるけど、韓国ではどんな料理にもキムチがついている。
肉は骨付きカルビなのだが、でかいし、既に火が通っている。 それを七輪の上に置き、さらに火を通しながら、ハサミでチョキチョキ肉を切る。
焼肉

全部店員がやってくれるので楽チン。 まぁ想像していた焼肉とは違ったけど、味は美味しかった。
普段会わない東京事務所の人達と話したり、営業の人と話したり、ワイワイ楽しく過ごすことができた。

合同食事会も終了し、バスでホテルに戻る。

この後は、半分くらいの人は、また外に飲みに行く。 オレは部屋で飲む約束をしていたので、部屋で飲むものを買いにコンビニへ。 歩いて5分かからないくらいの距離。
店員に韓国語で「ありがとう」という意味の「カムサハムニダ」という韓国語を伝えたのだが、店員は「発音が違う」と行ってるらしく「カムサハムンダ」と教えてくれた。 日本人が話す韓国語はその方が韓国語っぽく聞こえるようだ。
カムサハムンダ、カムサハムンダ。

ホテルの部屋で飲んでいたのだが、それはそれで盛り上がって楽しかったな~。

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