【徳島】黒笠山

晴れ6時20分起床で、6時半に出発。 今日はかなり久しぶりに登山に行く。 最後に行ったのがいつだったか覚えてないくらい登山から離れていた。 来月、小中の同級生が遊びに来て、一緒に石鎚山登山に行く予定になっているので、なまっている体を元通りにしないといけないし、雪山のための体力トレーニングもしなくてはならない。 朝起きられず登山を断念、出発したが途中で仮眠して断念というのが非常に多かったので、昨夜は比較的早く寝たし、今朝も6時20分と少し遅めの起床時間を設定。

今日登る山は徳島の「黒笠山」という山。 山自体は3km程度の距離の山なのだけど、高低差が1,000mもあり、急登の為難易度はそこそこ高い山。 さらに冬季はほとんど人が訪れず、誰も歩いていない綺麗な積雪を楽しめる一方、雪が多いときにはトレースがないので、ラッセルに非常に苦労することとなる。
そんな黒笠山だけど、個人的にはけっこう好きな山で、たびたび訪れている。

美馬ICのローソンで昼ごはんのおにぎりを購入して、黒笠山の登山口へ。 ここへ来るのは2年ぶりくらい? 登山口はかなり変わっていた。 以前まではここが道の行き止まりで、小さな小屋が立っていたのだけど、その小屋は取り壊されていて、道が200mくらい伸びていた。 登山口に向かって鉄の橋を渡るのだけど、その直前まで位置が伸びている。 さらに、橋の20mくらい下流に工事用の橋が作られていて、そこから重機などが山の中に入れるようになっていた。

登山の準備をしていたら、上から一台の車が下りてきて中の人が話しかけてきた。 オレが駐車しているところのすぐ脇に、薪が山積みになっていて、その薪を車に乗せて運搬したいので、駐車する場所を別の場所にしてくれと。 林道の上に止めてもいいと言われたのだけど、めちゃめちゃ急坂なので、50mくらい下がったところにある空き地に移動することにした。 これから登山するのだから50mくらい距離が伸びても全く問題はないし。

登山開始、以前までは駐車地点の上にある民家の脇道から登山道に入っていったのだけど、今では林道ができているのでその林道を歩いていき、沢を越える橋を通って登山道に入っていく。 今日は気温がそんなに高くないので、寒さはほとんど感じないな。
樹林帯の中を歩いていたのだけど、林道がこちらにも作られており、登山道を何度もまたいでいるような感じだった。 林道をまたぎながら登山道を進んでいく。
しばらく歩き、鳥居まで到着。 まだ積雪はなくて、ここまでの急登で汗が吹き出す。
林道 鳥居

そこから先、雪が少しだけ出てきた。 といっても、2~3cmだけど。 地面にうっすらと雪が積もっている程度。
「山頂まで2km」の看板までたどり着いて、ここで休憩をする。 水分がかなり失われているのでお茶を飲むのだけど、このお茶は賞味期限が半年前に切れている。
山用に2Lペットボトルのお茶を買いだめしてあったのだが、しばらく山に行かない間に賞味期限が切れてしまっていた…… 家を出る前にチェックしていたが、暗冷所で保存していたし未開封だし、半年くらい大丈夫だろう、ということで持ってきている。
登山道

ここから先、雪が深くなることは間違いないので、ストックを出す。 久々に使ったストックは、1本のロックがおかしくなっており、長さを固定するのにかなり苦労した。
沢沿いの道を登っていく。 だんだんと積雪が多くなり、20~30cmくらいになる。 まだラッセルするというほどの積雪ではないが、足元が見えないのでとても滑る。 が、アイゼン付けるほどの場所でもないしなぁ。 ストックをうまく使いながら登っていく。 途中で一度水分補給を入れて、一気に黒笠神社まで歩く。
黒笠神社で少し休憩。 お腹が空いたので、おにぎり2つを食べる。 ローソンの梅おにぎりを買ってきたのだけど、これがメチャメチャ美味しかった。 梅はペーストだけど、量も多いし、めちゃめちゃ酸っぱくてしょっぱいし、疲れたからだには最高だった。
登山道 登山道 黒笠神社

この辺りから積雪が30cm~になるが、膝まで埋まるほどの積雪ではないので、ペース自体は落ちるけれど、ラッセルらしいラッセルもせずに、矢筈山方面への分岐まで到着。
荷物をここに置いて、山頂へは空身で行ってきた。 東は矢筈山、南は剣山~天狗塚まで、南は吉野川流域まで見える、大パノラマだった。 山頂の景色を満喫して、荷物を置いた地点に戻る。
どこかでお昼ごはんのインスタントラーメンを作ろうかと思ったが、荷物を全部出して作るのも面倒だし、登山口までもそんなに時間かからないので、一気に下りてしまうことに。
水分補給は2度したが、それ以外ノンストップで一気に下山。
阿波のマッターホルン 黒笠山山頂 剣山方面 矢筈山

久々の登山だったので結構体にダメージが。 普段ジョギングでトレーニングしているが、やはりジョギングと登山では使う筋肉が全然違うな。 下半身もプルプルするし、腰から背中にかけてもかなり疲労を感じる。 ストックを使っているので二の腕も疲労している。
やっぱり山は楽しいなぁ。

本日のコースタイム
08:24 登山口
08:48 鳥居
09:12~09:27 山頂まで2km看板
10:34~10:50 黒笠神社
11:20 矢筈山分岐看板
11:30 黒笠山山頂
11:55 黒笠神社
12:25 山頂まで2km看板
12:59 登山口

【徳島】黒笠山

晴れ今日は登山。 5時半に起床して、三女を長女に見させておいて山に行こうと思っていたのだけど、5時半に全く起きられず…… 起きたら8時半だった…… 妻はもう帰ってきていたので急いで山に出発。
いつもだと、ここまで寝坊してしまったら山を諦めるのだけど、今回は諦めるわけには行かない。
来週土日で富士山に行くので、それの最後の調整となる。 山は黒笠山に決めてある。

さすがに3時間も寝坊してるので道中は眠くならずに、登山口まで到着。 準備をして出発。
だいぶスタートが遅くなってしまったが、たいして時間のかからない山なので、大丈夫だろう。
いつもは持って行っているのだけど、さすがに今回は不要だろうと思って、スパッツ、ツェルト、手袋を車の中に置いていく。

今日はものすごい暑い。 山でもかなり暑いので、辛い登山になりそうだ。
黒笠山は、ここ毎年冬にも登っているのだけど、いつも迷ってしまうポイントがあるので、そこの確認も含めて。 と言うようなことを、もう2年くらいやっているはずなのだけど、それでも迷ってしまう。 なので、今回はきちんと記憶に焼き付けておかなくては。
登山口

山の中に入ってすぐに汗だくになる。 樹林帯なので、直射日光ではないが、風はないし、運動をしている状態なので、かなり暑い。 これはきちんと休憩を取らないとやばそうだ。
普段なら1時間は歩きとおさないといけないのだけど、今日に限っては30分くらいに一度、水分補給をすることを意識して歩いていく。
まず最初の休憩ポイントは鳥居で迎えた。 ここに沢から引っ張ってきた水が流れているので、それで腕を洗い流す。 冷たくて気持ちがいい。
廃屋 黒笠山まで3.0km看板 鳥居 黒笠山まで2.0km看板

そして歩き出す。 ここから傾斜が少しきつくなり、沢に沿って斜面を歩くようになる。 そしていつも迷うポイントに到着。
今冬はここでストックのスノーバスケットが無いことに気づいて、引き返して探したりした。
道自体はそのまま真っ直ぐ登って行く道なのを、確認した。 その道をもう5分くらい進むと、沢の支流の谷を越えて、広場に到着。 この広場は目印になるので覚えておかなくては。 前もここで休んだ記憶はある。
今日もここで休憩する。 ここは沢まで距離が近いので、少し涼しい気がする。 水分補給して汗を乾かす。
この時点で、すでに1Lもお茶を飲んでしまっている。 お茶2L、水1L持ってきているので、足りなくなることはないと思うし、もし足りなくなっても沢があるので、何とかはなると思うけれど、かなりの水分消費量だ。
登山道 谷を越える 迷う地点 迷う地点 コケ広場

ここまで来たら黒笠神社は近い。 少し歩いて、谷と谷の間の尾根を一気に登って行く。 多分、黒笠山のこのルートの中で一番の急傾斜が続く場所。 この道を10分ほど登ったら、黒笠神社はもう目前。 すぐに神社まで到着。 さっき休んだばかりなので、そのまま稜線まで上がってしまおう。 稜線までもけっこうな道を歩いて、やっと稜線まで到着。
ここでも軽く水分補給をして、山頂を目指す。 山頂はもうすぐ。 少し歩くと、矢筈山方面への分岐が出現。 ここから矢筈山までは結構悪い道が続くので、オレの足でも2時間は越える。 見た目の距離は近いけど、意外に遠い矢筈山。
黒笠神社 稜線合流 黒笠山まで0.2km 阿波のマッターホルン

黒笠山はロープと鎖場を3箇所越えて、山頂に到着。 山頂からの景色は霞んでいてあまり綺麗じゃなかった……
山頂でお昼休憩と行きたいところなのだけど、山頂は日なたで陰がない。 なので、少し下りてからお昼にしようかな。
山頂では景色を見ながらお茶を飲む。
1つ目の鎖場 2つ目の鎖場 3つ目の鎖場 黒笠山山頂 矢筈山

下りでは、先日購入したばかりのストックを試してみる。 使わずに富士山に持っていくのは微妙なので、富士山で使うかわからないけれど、一応使っておかなくては。
以前のものと比べても、使い勝手は、まぁ変わらないよね。 前のも今のも、そこそこの値段がするものを買っているので、性能はほぼ同じだろう。 今回のはグリップの所についている、手首を通すひもの部分がかなり薄くなっていて、持ちやすくなっている。 ショック吸収機能が、前のは手元だったけど、今のはストックの一番先っぽ、1段階目と2段階目の連結部分についている。
前のは2段階ともワンタッチロックだったけど、今のはショック吸収機能の関係で、先っぽはワンタッチ式ではなく、回転ロック式となっている。 長さも重さもほとんど変わらない。

そんなストックを試しながら黒笠神社まではあっという間に下りてきた。 このまま、先ほど休んだ広場まで行ってしまおう。
下りは早いので、すぐに広場まで到着。 ここでお昼ご飯にする。
インスタントラーメンを作りながら、おにぎりを食べる。 それにしても暑いなぁ…… 暑い中、熱いラーメンを食べて汗だくに。
インスタントラーメン

さて、あとは一気に下山しようか。 ここからは快適にスピードを出しながらストックで抑えながら、一気に下山する。
ストックは性能的には問題ないのだけど、手首を通す紐が変わったことによって、左小指の付け根の横がこすれ、長時間使っていると水ぶくれになりそうな感じだった。 前のストックも使い始めはよくなったけど、使っているうちにならなくなってきたので、慣れなのか適応したのかわからないけど、このストックも最初は水ぶくれに注意しなくてはいけないなぁ。
対処法は簡単で、ストックを使う時には手袋をつける。 これで対処できるのだけど、夏など暑いときは、当たる箇所にテーピングでも巻いておけばOK。 次回から、どうするか考えながら使おう。 水ぶくれになってしまう前に、対処しないと痛い思いをしてしまう。
すごい石垣

登山口に到着し、荷物の片づけをする。 今日は汗だくになるのわかっていたので、着替えのシャツとズボンを持って来てある。 が、着替えてもやばいほど汗をかいている。 ちょうど登山口には川が流れており、川まで下りられるようになっている。 川に入って汗を流そうかな…… ここは山奥だし誰も来ないし、川に入ろう。
シャツとズボンを脱ぎ、パンツ一枚になる。 誰もいないとわかっていても、さすがに全裸になるのはためらったのでパンツのまま川に入る。 さすがに、川の上流なので水は冷たい…… 肩までどっぷりと入り汗を流す。 頭も顔も洗って、全身スッキリ。
タオルを持ってきてなかったので、ティッシュを何枚か使って水を拭く。 さて、パンツどうするか。 パンツの替えは持ってきていない。 濡れたパンツ履いたままズボン履くのも微妙だし、ノーパンでいいか。
綺麗なシャツとズボンを履き、ノーパンで家に帰り、家でパンツを履くということになった。
それにしても、川での水浴びは最高に気持ちよかった! 次からタオル、車の中に積んでおこう。
川

本日の登山、だいぶ出発が遅れてしまったが、考えていたコースを歩けたし、冬に向けての下見も、今回こそはバッチリ。
ただ、平地で35度を超える猛暑日の中の登山だったので、熱さとの戦いだった。 基本夏場でも、登山の時は、長袖Tシャツに長ズボンなのだけど、今日は暑すぎて、Tシャツは腕まくり、ズボンも裾を折り返して膝上くらいまで上げていた。
長袖長ズボンは基本なのだけど、場合によっては半ズボンとかも考えないといけないかなぁ。

本日のコースタイム
10:50 登山口
11:16~11:23 鳥居
11:42~11:48 山頂まで2.0km看板
12:17~12:35 広場
12:54 黒笠神社
13:02 稜線合流
13:14 矢筈山方面分岐
13:23 黒笠山山頂
13:45 黒笠神社
14:00~14:25 広場
14:44 山頂まで2.0km看板
14:57 鳥居
15:13 登山口

【徳島】黒笠山

晴れ昨夜から、登山口に向けて移動。 家から2時間もかからないで来れる距離なので、今日は確実に登りたかったので。 一宇村役場の駐車場で寝ようと思っていたのだけど、痛車が止まっていてラジオか音楽が車外に漏れてうるさかったので、もうちょい先に移動。 津志嶽に入る大きな鳥居の300mくらい手前の広い路肩に駐車、そこで仮眠。
布団持ってきたけど、夜は寒かった……

で、朝は5時20分に目覚ましがなるが起きられず、6時の目覚ましでなんとか起きて、黒笠山登山口に向けて走りだす。 が、体が冷えきって寒いし眠いし…… 黒笠山登山口手前の路肩に再び車を止めて仮眠してしまった……
せっかく前日から移動してきたのに仮眠してしまったら意味が無いのだけど……

そんなで、登山の準備ができて、出発したのが7時40分…… ここまで路面に雪はなく、登山道にも雪は無い。 今年は雪ないのかなぁ?
登山口から山に向かって歩いて行く。 地面は濡れてる感じがする。 民家の横から急斜面の樹林帯に入る。 荷物用モノレールのレールをまたいでまっすぐ歩いて行く。 急斜面を一歩一歩進んでいき、しばらく歩くと鳥居が出現。 ここまであっという間だったな。 地面には雪が2cmくらい積もっていたり、無かったり。
登山口 鳥居

ここから先も雪はそんな感じだった。 ただ、雪に足あとが付いているのが見える。 だれか先行者がいるのかな? 登山口には車が止まってなかったけれど……

しばらく歩き、だんだんと雪が出てきた感じ。 積雪10cmほど。 黒笠山まで2kmの看板のところで先行者に追いついた。 50代くらいの男性で、ここでアイゼンをつけていた。 昨日三嶺に行ってきたらしい。
オレはここで少し休憩、アイゼンはまだいいかな、これから雪も深くなりそうだし。 ここまでストック使わずに歩いてきたので、ここでストックを準備する。
登山道 山頂まで2.0kmの看板

さぁ、黒笠山はここからが本番だ。 一気に傾斜がきつくなり、沢にそって歩いて行くような道になる。 雪が20cmほど積もっている。 ひなたでは、クラストしているところがあり、アイゼンつけてないので、キックステップで乗り越えていく。 けっこう歩きにくいなぁ……
しばらく歩き、昨年敗退した箇所までやってきた。 ここで先ほどの人に追いついたのだけど、とある異変に気づいた。 ストックの先に付ける、スノーバスケットが1つ無い…… 左手のストックの先っぽにつけていた奴が無くなってしまっている。 雪が深くないので、無くなったことに全く気づかなかった。
どこに落としたのだろうか、さっきストック出したばかりなので、そんなに区間は無い。 ちょっと戻って探そうかな……
荷物を下ろして、アイゼンをつけて、空身でスノーバスケットを探しに戻る。 10分ほど戻ったが、見当たらず…… これ以上戻っても、また登り返すのがしんどいので、スノーバスケット探しは諦めて荷物のところに戻る。
すると、先ほどの人が前から戻ってきた。 「ズブズブ埋まるので帰りますわ」と行って、帰って行ってしまった。 雪山に来ているのに、ラッセルするのがイヤだったのかな……?

ここから先、道がはっきり覚えていなかったので、その人がつけたトレースは使わず、真上に上がってみた。 確かどこかで谷沿いを真上に上がった箇所があったはず。 だが、真上に上がっても道は無く…… 上部をそのままトラヴァースすること200mくらい。 2つ先の谷を超えたところでピンクテープを発見。 谷を上に登るのはあっていたのだけど、登るのが早すぎた…… 通常のルートに合流し、山頂を目指す。

しばらく歩き、左右を谷に挟まれて、そこを真上に登るところにやってきた、ここを登り切ったら、黒笠神社は目前だ。 この区間の上部で、右側の谷に進入するところがあるのだけど、そこはさすがに雪が多かった。 その区間を乗り越えて、黒笠神社に到着。
神社に雪が150cmくらい積もっている。 かなりの大雪なのだけど、足元の雪は固く、ほとんどラッセルしないで歩いて行けてしまう。 ここで少し休憩。
谷に挟まれた道 黒笠神社 黒笠神社

なんかここまで来たらアイゼンが邪魔だなぁ…… だけど、この上の稜線と、最後の鎖場ではアイゼン必須だろうから、外したらまた付けるのが面倒だな。 稜線までもうちょっとなので、このまま行こうか。
神社の裏手から稜線に向かって歩き出す。 しばらく歩き稜線に到着。 さぁあとは山頂まで一直線。 木々の合間から素晴らしい景色を眺めながら、矢筈山方面の分岐まで到着。 山頂まであと200mとなっている。 ここから先が鎖場。 ここに荷物を置いて、空身で山頂を目指そう。
稜線 稜線 矢筈山方面分岐 阿波のマッターホルン

荷物を置いたら体は軽い! 1つ目の鎖場を乗り越え、2つ目も乗り越え、テラスみたいなところに出る。 そこから最後の鎖場を上って、黒笠山山頂に到着!!
360度の大展望。 矢筈山~天狗塚~三嶺~次郎笈~剣山、北は香川県まで綺麗に見える。 山頂もほとんど風が無く寒くなかった。
景色を満喫して、荷物の場所まで戻る。 黒笠神社まで下りて、お昼ごはんにしようかな。
津志嶽方面 風呂塔方面 矢筈山 矢筈山 天狗塚 三嶺 剣山~次郎笈

下りは快適に歩けて、すぐに黒笠神社まで到着。 ここでインスタントラーメンを作ってお昼ごはん。 ゆっくり休憩もできたので、下まで下りようかな。
インスタントラーメン

ここからの下りがけっこうイライラするような道だった。 基本同じ道を歩くのだけど、昼になって気温が上がって、クラストしていた所の踏み抜きが多かった。 思うようにスピード出して歩けないし、たまに足の付根まで埋まって身動きがとれなくなったり。
登るときに、スノーバスケットを探しに戻ったところまで下りてきたので、ここから先も探しながら歩いて行く。 が、どこにも落ちていない……
そのまま、山頂まで2kmの看板まで戻ってきたのだけど、なんとここに落ちていた。 ストックを出して、スノーバスケットをつけたのがここ。 つけた瞬間に落としてしまったのだろうか。 無事、スノーバスケットも見つかって一安心。 まぁ買っても400円くらいだったと思うのだけど……
そして登山口まで到着。 下の方は地面がグチョグチョで、靴が泥だらけになってしまった。

本日の登山、難易度の高い黒笠山に挑戦したのだけど、雪が締まっていて、ほとんどラッセルできなかった。 やっぱり黒笠山は激しいラッセルをして登りたい山だな。 登山口から山頂まで3.6kmと短いので、きついラッセルをしても体力は保てそうだと、今年は思っていたが、ラッセルすらさせてもらえなかった。
ただ、雪の量は例年より多かった。 登山道の再確認もできたし、今度は雪が降った直後に登りたい。

本日のコースタイム
07:40 登山口
08:05 鳥居
08:32~08:42 山頂まで2.0km看板
09:15~09:35 スノーバスケットを探す
10:25~10:36 黒笠神社
10:48 稜線合流
11:08 矢筈山分岐
11:25 黒笠山山頂
11:38 矢筈山分岐
11:55~12:18 黒笠神社
12:56 山頂まで2.0km看板
13:11 鳥居
13:30 登山口

【徳島】津志嶽~黒笠山~矢筈山~石堂山【縦走】

晴れのち曇り夕べから山でビバークの訓練をしている。 ものすごい寝づらく、1時間おきくらいに目が覚める。 しかも0時過ぎたあたりから寒くて、それも眠りを妨げる。 長袖シャツがあったので、それを毛布代わりにしてかけたのだが、ほとんど変わらないな。 寒いから靴下履いて寝るが、寒いのに蒸れるし。
直接地面に寝ているので、冷気は地面から来るのだろうか? そんな風に、何度も目が覚めながら、朝4時を迎える。

空がだんだんと明るくなってくる。 4時半くらいから動き出す。 朝ご飯に、バナナ1本とチーズ1切れ食べる。
もっと食べたいが、残りの食料がバナナ1本、チーズ2切れ、パン2つなので、節約しなくてはいけない……

ツェルトを撤収して、もう一度津志嶽山頂に向かう。 木々の間から朝日が綺麗に見える。 すがすがしい朝だ。
津志嶽山頂からは、南西方面に下りていく。 「発砲禁止」の看板の方に下りていくと、所どころテープが見える。 それを外さないように歩いていく。 黒笠山までは稜線を歩いていくので、極端に方角さえ間違わなければ、たどり着くことはできるだろう。 歩けないような岩場などがあったら考えよう。
もっと人が歩いていないと思っていたので、目印テープは皆無かと思っていたが、考えていたよりはテープは貼ってあったので少し安心。
津志嶽山頂 朝日 登山道

南西に向かって歩いていき、三角点みたいな目印があった。 そこが小ピークのような感じで、四方が下っている。 そのまままっすぐ行きたいが、まっすぐ行ったら西方面になってしまう。 左寄りに進路を取り、南西を目指して進んでいく。 何度かアップダウンを繰り返し、すごい見晴らしのいい場所に到着。 ここから前に見える山はなんだろうか? 見晴らしのいい場所で休憩をする。
チーズ1切れ、パン1つを食べる。 残りはパン1つ、チーズ2つ、バナナ1本。
1509m地点 目印? 1618m地点

黒笠山に向かって歩いて行く。 気が付いたら、黒笠山まで0.2km、矢筈山まで3kmの分岐の看板のところまでたどり着いていた。 数百メートル手前で、白井方面からの登山道と合流してるはずなのだけど、合流したことに全く気付かなかった。 黒笠山はまだまだ先だと思っていたのに、急にあと200mと言われたらテンションが上がる。
黒笠山の鎖場を乗り越えて、黒笠山山頂に到着。 山頂にあった標高を示す看板はどこかになくなっていた。
黒笠山から、矢筈山がきれいに見える。 こうやって見ると、まだ200m以上の標高差があるんだな。 黒笠山⇔矢筈山の悪路は、4年くらい前に一度だけ歩いたことがあるが、その時は、あまり悪路と感じなかった。 が、今回はどうだろうか? 道も全然覚えていないや。
矢筈山方面分岐 鎖場 津志嶽方面 黒笠山山頂 矢筈山 矢筈山への稜線

先ほどの分岐まで戻り、矢筈山を目指して歩いて行く。 道自体はおそらく大したことないのだけど、膝まで覆い茂笹と、その笹につく朝露で下半身はビショビショ。 そんな道を歩いて行くので、かなり心が辛い。
登山道 矢筈山まで2.0km サガリハゲ山 矢筈山まで1.0km 笹が多い茂る道 黒笠山方面

思っていたよりも登り坂が多い感じだった。 途中で休憩を入れる。 靴の中までビショビショになってしまって、不快だ。 同じような景色の見えない道をひたすら歩く事2時間。 ようやく矢筈山山頂に到着した。
矢筈山山頂 サガリハゲ山 谷

矢筈山はお手軽で結構人気の山なのだけど、誰もいなかった。 山頂でバナナとチーズを食べる。 残りはパン1つだけ。 もうすぐ全行程が終わろうとしているので、パンだけでも大丈夫だろう。
少し休憩して、石堂山に向かう。
石堂山

矢筈山から石堂山に向かって歩いている最中、前から50代くらいの夫婦とすれ違った。 おそらくだけど、落合峠から石堂山のピストンだろうか? この先も笹が多い茂っているので、下半身がビショビショだった。 少し会話をして別れた。 石堂山までは、下りがほとんど下りの道だった。 山頂手前で少し上り坂があったが、あっという間に石堂山山頂に到着。 この山は、つい先月登ったな。 山頂は相変わらずハエが多かった。 ラストの食料、パンを食べ、あとは下りるだけ。
登山道 石堂の岩 矢筈山 石堂山山頂

白滝山方面に向かって歩いて行く。 途中で、60歳くらいの男性とすれ違った。 この人は、石堂神社から登ってきているみたい。
とりあえず、白滝山の山頂を踏んで、100mほど戻って、石堂神社方面に下りていく。 足の爪、切ってくるの忘れたので、靴の中で当たりまくって痛いな。 もうずっと痛いので、爪の中で内出血起こして、そのまま爪が死んでしまうだろう。 ここ1年以上、健康的な爪を保ってきたのに残念。
白滝山

石堂神社までの道は、けっこう長く…… 石堂神社に着いた時にはクタクタになってしまっていた。 だけどここまでくれば、もう30分くらいで下りられる。
森の中を歩いていき、廃屋地帯を2か所通過し、登山口まで到着。
石堂神社

さて、ここから自転車で車まで戻ろう、と思っていたのに異変が。 止めておいた自転車が無くなっている…… 自転車はフレームとガードレールをチェーンでつないでおいたのに、その場所に行ってみたら、チェーンが切断されて捨てられていた…… 誰かに自転車を盗まれたな…… しかもこんな人のほとんど通らないような山奥で…… どうしようかと考えたが、下に歩くしかない…… 車を止めた場所まで、11kmくらいはある…… 自転車盗まれたのだし、警察に電話をしようかな。 幸いなことに、携帯の電波は1~2本立っており、通話はできる状態。 パケット通信はできないが。 どこに電話すればいいのかわからなかったので、110に電話してしまった。 事情を説明して、現在地を求められたが、現在地を説明するのにすごい苦労した。 この道は県道沿いなのだけど、県道の番号がわからない。
「国道438号線を南に走って行って、一宇村役場の先で左に折れるのだけど、そこを左折せず真っ直ぐに、片川という川があるので、それ沿いにひたすら走って行って、道がUターンするので、そのUターンした箇所から1kmくらいのところ」という説明になった。

警察官が来てくれるとのことになって、管轄の美馬警察署から再度電話があって、場所の説明を求められた。 そして待つこと40分くらい、一台のパトカーがやってきてくれた。 パトカーは地元の駐在所の人で、盗まれた現場と、切られたチェーン、昨日自転車を置いた時点で撮影した写真を見せて、これで報告書を作って美馬警察署に提出してくれるとのこと。 そして、車を止めた地点まで、パトカーに乗せていってくれるとのことだった。
パトカーに乗せてもらうの初めてかもしれない。 道中、お巡りさんといろいろ会話した。 「なんであんなところに自転車止めておいたの? 自転車であそこまで上ったの?」とかいろいろ質問されて、車で自転車を置きに来て、車は別の場所に止めて、自転車で車に戻るという登山をしている、ということを話したら納得してくれた。 無線で連絡があった際、あの位置で自転車盗難にあったことは把握したのだけど、そんな山の中まで自転車で上がっていったのか?と疑問に思っていたらしい。 本当に盗まれたのかな?と。 そんな話をすること30分くらい、車を止めた地点まで送ってもらい、お礼を言って別れた。 「被害届書かないといけないので、帰りに美馬警察署に忘れずに寄ってください」と。

とんでもないアクシデントがあったが、これで本日の登山は終了。 コース的には歩きたいコースを歩けて満足だったが、津志嶽~矢筈山までの悪路5時間はかなりつらかった。 ビバークを実際に体験してわかったが、まぁ実際に遭難したら心の余裕も無くなるので、まず寝られないだろうな。 そして一番暑いこの時期でも、夜はかなり寒かった。 やはりビバークしないですむように登山をするのが一番だけど、もしもの時に、一度体験してるので、それが少し役立つかもしれない。 知らない道を夜中には絶対に動いてはいけないし、知っている道でもちょっと気を抜くと迷いそうになってしまう。 今回泊まって、一人用の小さいものでいいので、テントが欲しいな、と思った。 外界と幕一枚でも完全にシャットアウトされてれば、だいぶ違うと思う。 夕方出発でも一泊できれば、登山の幅がぐんと広がる。
そして、自転車はどうしようかな。 出てこない可能性が非常に高いし、折り畳み自転車を買いなおそうか…… 自転車が無いと、登山の幅が狭まる……

帰りに美馬警察署で、自転車盗難の被害届を書いたのだけど、防犯登録番号、車体番号、メーカー、車名、インチ数などが必要で、全然わからなくかけなかった。 帰宅した後に、防犯登録の控えを見ながら全て伝えたのだけど、この控えが無かったら被害届すら書くことができていなかった。 こういう書類はちゃんと保管しておかなくてはいけないな。

本日のコースタイム
16:58 国道438号線駐車地点
17:34 津志嶽登山口
17:52 登山道合流(水車)
18:01~18:14 廃屋
18:56 稜線合流
19:05~19:15 津志嶽神社
20:22 津志嶽山頂

05:13 津志嶽山頂を出発
05:46 1509m地点
06:33~06:55 1618m地点
07:33 矢筈山方面分岐
07:40~07:58 黒笠山山頂
08:04 矢筈山方面分岐
08:41 矢筈山まで2.0km看板
09:06~09:27 休憩
09:37 矢筈山まで1.0km看板
10:07~10:25 矢筈山山頂
11:14~11:32 石堂山山頂
12:02 白滝山山頂
12:43~12:54 石堂神社
13:25 石堂山登山口

【徳島】黒笠山【敗退】

晴れ今日は登山、3時50分起床、4時出発。 徳島の黒笠山~矢筈山に登りに行く。 矢筈山は、冬季は近い登山口までたどり着けず、かなり難易度が上がる山。 一度冬の矢筈山に登ってみたい。
今回は黒笠山経由で矢筈山まで歩くルート。 黒笠山までも冬場は相当苦労するけれど、3年くらい前にけっこう積雪のある時に登っているので、そこまでは行けるだろう。

国道438号線を通り、途中から小島峠方面の県道を走って行く。 この県道は雪がだいぶ残っていて、発電所付近でタイヤが空回りしまくるようになったので、4WDに切り替え。 快適にグイグイと登っていく。
登山口まではたどり着けないので、手前の路肩に駐車。 6時前に到着することができた。 この時間からなら、たっぷり時間があるので、山を楽しめそうだ。

準備をして出発。 登山口までゆっくりと歩いていく。 この時点で雪がかなり多い。 くるぶしの上くらいまでの積雪。
登山口では、靴が埋まるくらいの雪が積もっていた。
登山口までは、車もたまに来るので雪は多少少ないのだけど、ここからは誰も歩かない領域だ。

途中にある橋では、雪が50cmくらい積もっている。 橋が半分埋まってしまっている。
民家の横を登っていくのだが、こんなところからラッセルが始まるとは……
橋の積雪

民家の裏から山に入る。 急傾斜の道を登っていく。 序盤からつらいな。 なかなか鳥居までもたどり着かない。
苦労しながらあるいて、40分かけてようやく神社まで到着。 通常の2倍くらいの時間がかかってしまっている。
しなる竹 鳥居

次の目標地点は「黒笠山まで2km」と書かれた看板のある場所。 この時点で、膝くらいまでの積雪なので歩みは遅いし、体は汗だく。 今日は風が強く、木々に積もった雪が落ちてくるので、帽子は外せないな。

ここの区間も苦労して、看板まで到着。 看板の前で休憩するのだが、雪がすごい落ちてくる。 写真じゃあまり伝わらないけど、すさまじい景色だ。
積雪 積雪 看板 すごい景色

さて、ここから傾斜がきつくなり、黒笠山っぽい登りが始まる。
まずは枯れ沢みたいなところを登っていくのだが、全然進まない…… ラッセルに苦労しながら歩いてく。
積雪 白い景色

しばらく歩き、沢沿いに平行に進む道に変わる。 だが、積雪量がさらに増え、膝上くらいになる。 ますます進まない…… ものすごい汗だくになり、足の筋肉もきつくなりながら、歩いていく。

1時間半ほど歩いたところで、ようやく1つ目の沢を渡る箇所がでてきた。 沢は当然雪の中で、ただの雪の積もった谷にしか見えない。 ここでスペースを作って休憩をする。 疲れたなぁ……
積雪 休憩地点

ここからが難所だった。 ピンクテープを頼りに歩いていくのだが、5分ほど歩いて振り返っても、今休んだ場所が30mくらい先に見える。 太ももくらいまで積雪があり、次の一歩が踏み出せない。 膝で押しつぶして、一歩出すが、30cmくらいしか前に進めず、反対の足も同じように。 ちょっとでも段差があると、次の一歩が胸の前とかで、進めない……
そんなことを繰り返すこと50分近く。 先ほど休んだ場所から、まだ100mくらいしか進めてない……

これはもうダメかな…… 時間的にはまだまだ余裕だけど、看板~神社の半分も歩いていない。 なのに、もう2時間半くらい経過している。 神社まで順調に行っても2時間くらいはかかりそう。 そこからもまだ長いので、黒笠山にすらたどり着けなそうな感じ。 潔く撤退することに。
50分かけて歩いた道は、わずか5分くらいで戻ることができた……

帰りは早いなぁ。 途中で、雪崩れの箇所に遭遇した。 行くときは雪崩れてなかったのに、帰りは雪崩れていた。 タイミング悪かったら、襲われてたかもしれないな。
雪崩地点 雪崩地点

あっという間に登山口まで下りてきて、帰宅。 今日の雪山はハードすぎた。 もっとラッセル技術を磨かなくてはいけない…… スノーシューは買う予定はない。
登山口脇の民家 埋まった軽自動車

本日のコースタイム
06:00 駐車地点
06:13 登山口
06:52~06:57 鳥居
07:49~08:01 山頂まで2kmの看板
09:24~09:35 休憩
10:40 撤退
11:09 山頂まで2kmの看板
11:32 鳥居
11:49 登山口
12:00 駐車地点

【徳島】黒笠山

曇りときどき雨今日は登山、5時5分起床、5時20分出発。
前回の石鎚で肋骨を痛めて以来の登山だ。 実に3週間ぶり。 久々の登山なのでワクワクする。
今日は黒笠山に登る。 冬に備えて、もう一度ルートの確認と、矢筈山までの縦走路を再確認しておきたい。

出発して国道438号線経由で貞光へ。 剣山方面に車を走らせて、途中の県道を右に折れていく。 剣山は直進方向なので剣山からはそれる。
この細い県道を5kmほど走っていき、さらに脇道に入った奥が登山口になっている。

前来た時は廃車と軽自動車が止まっていた記憶があるが、今日は車が一台も止まっていなかった。
登山の準備をして出発。 夕べは雨が降っており、地面は濡れている。 今の天気が悪いし、ポツポツと雨が降ったり止んだりみたいな感じ。
登山道を進んでいき、橋を渡ると一軒の民家がある。 この民家の脇から、山に向かって登山道は続いている。
そして山の中の登山道に入った瞬間、けっこうきつい坂が始まる。
登山口 登山道の案内

黒笠山の登山道は、距離的には3kmくらいしかないのだけど、高低差が1000mもある。 なので、全体的に急こう配な道となっている。
しばらく歩くと、神社の鳥居が出現。 脇にししおどしがあるのだが、壊れていた……
廃屋 鳥居 登山道

この先も急な道は続いていく。 杉の樹林帯の中を進んでいき、山頂まで2kmの看板が出現。 さて、ここから先は道が少し変わる。 造林地帯の中だった登山道は、沢沿いの道に変わる。 そして斜めに登っていくイメージになる。 小さな岩が出現し始めて、濡れているので滑りそうな箇所も。
そんな道をどんどんと登っていく。 小さな支流を越えると、昔小屋が立っていたであろう、広いスペースのある場所があった。
ここで水分補給をして、先を目指す。
登山道 小さなスペース

枯れ沢みたいなところを通過したら、左は沢、右は枯れ沢のような地形を、一直線に上に登っていく道になる。 これを越えれば、黒笠神社はもうすぐだ。 じっくりと一歩一歩踏みしめて黒笠神社に到着。 思っていたよりだいぶ早くついたかな。 とりあえず山頂を目指そうか。
そのまま道を歩いていき、稜線に合流。 右手に行けば、津志嶽までつながっているはず。 今度歩いてみなくては。
登山道 黒笠神社

黒笠山に向かって歩いていく。 稜線は風が吹き荒れていてけっこう寒い……
矢筈山との分岐を通過し、いよいよ阿波のマッターホルンと呼ばれる山が見えてきた。
阿波のマッターホルン

ロープと鎖場を通過し、山頂に到着。
西方面は紅葉が綺麗だが、あいにくの天気。 矢筈山には雲がかかっている。
東方面は一面雲に覆われていて何も見えない…… 山頂は寒いし、降りようかな。
ロープ場 鎖場 黒笠山山頂 矢筈山方面

矢筈山の分岐まで戻ってきたけど、今日は天気も悪いし、かかとの具合もあまりよくなさそうなので、このまま下山することに。
黒笠神社前で、インスタントラーメンを作ってお昼ご飯を食べる。 こんな時間に下山するとは、一日がゆっくり使えるかもしれないな。

ラーメン食べてお腹いっぱいになった。
さて、あとは滑るので気を付けて帰らなくては。 右が沢、左が枯れ沢の地帯を下っていく。 ここはかなり滑りそうなので、手を保護するために手袋をつけていた。 そしたら見事に滑り、左手を岩の上についてしまった。 手のひらが痛かったが、手袋しているおかげで無傷。 よかった、保護しておいて。
ラーメン

そのまま鳥居を過ぎて、登山口まで戻ってきた。 4時間ちょっとくらいの登山だったけど、なんか疲労感がすごいな。
矢筈山まで向かったとしても、途中で心折れてたかも。

本日のコースタイム
07:02 登山口
07:28 鳥居
07:51~08:02 山頂まで2km地点
09:00~09:11 黒笠神社
09:38~09:42 黒笠山山頂
10:03~10:45 黒笠神社
11:18 山頂まで2km地点
11:34 鳥居
11:50 登山口

【徳島】黒笠山【急登ラッセル】

晴れ今日は登山、4時起床、4時20分出発。
昨夜から高松では雪が降っていた。 車の窓が雪でガチガチだったので、出発に手間取った。
車道も、雪こそは積もっていないが雪が溶けてところどころ凍っている。 近所の橋の上では、ものすごい凍っており、新聞配達のバイクが転倒したらしく、新聞を派手にぶちまけて拾っている最中だった。
高松空港の裏に抜ける道路を走っていたのだけど、前方にトレーラーが。 坂道が凍っているので、時速20kmくらいで走っている。 こんな車が制御不能になったら恐ろしすぎる。

空港の方に行くにつれ、路面の凍結は無くなっていった。
無事、琴南公民館付近の国道438号線に合流。 さて、徳島に抜ける峠道は通れるだろうか。

ここから先は路面に雪など残っていたが、スピード出さずゆっくりと走り、無事峠を越え徳島側へ。

さて、徳島側は、下り坂が続く。 登りより下りの方が恐ろしい。
一応急ブレーキのテストなどして、時速20kmくらいなら、タイヤロックされてから2mくらいで止まれることを確認した。 まぁ行けるだろう。

気を遣いながら運転し、無事美馬ICまで出てきた。 高速は全面通行止めらしい。
ここのローソンで昼ごはんのおにぎりを購入し、黒笠山の登山口を目指す。

ここから先はいつも通りの光景だった。 あまり雪は積もっておらず。 国道438号線から黒笠山方面の県道に右折してからは雪の量が多くなってきた。
ところどころ急傾斜があり、後輪が滑りながらもなんとか坂を越える。 そんなことを繰り返しながら登山口手前まで。 ここから県道をそれて登山口手前まで上がれるのだけど、車が通った跡がなく、道も急なので侵入するのは危険だな。 手前の路肩に駐車。 一応滑らないように石を拾ってきてタイヤ止め。 通常なら1時間30分程度で来られる場所なのに、2時間ほどかかってしまった。
駐車地点 登山口への道

準備をして出発。 白井~黒笠神社を経由して、黒笠山へ。 時間があったら、矢筈山も行こうと思う。 稜線は雪が深いだろうので、わかんを持ってきてある。
このルートは2年前の4月に一度だけ登ったことがある。 黒笠山の印象は、とにかく急傾斜。 3.5kmほどの距離で、標高が1000m上がる。 ただでさえ人が少ない山なのだけど、冬季なので、さらに少なくなって、けっこう厳しい山の印象がある。 そのため、2012年の目標に「冬季の黒笠山」を掲げている。
登山口

登山口から民家の脇を通り登山道へ。 造林帯の中を、いきなりの急傾斜が襲う。 この時点での積雪は10cm程度。 多少滑るが、雪自体は大した問題じゃないな、まだ。
急傾斜で体が燃える。 暑い…… いきなり帽子とネックウォーマーを外す。

30分程度で鳥居まで到着。 鳥居を越えてからも樹林帯の道が続く。 樹林帯は上から雪が落ちてくる。 木々の枝には雪が積もっており、その雪がちょっとした衝撃で落下してくる。 直撃したらけっこうなダメージを受けそうだな。
しなる竹 鳥居

樹林帯の道を歩くこと30分ほど、黒笠山まであと2kmの看板まで到着。 このあたりで休憩しようか。 ここまでは無積雪期とほとんど変わらないペースで上がってくることができた。 この先は、トラヴァースしながら登って行くような感じの道だったと思う。
登山道 黒笠山まであと2km

ここから先は道がガラリと変わった。 まず傾斜がきつくなった。 造林帯ではなくなったので、積雪量がものすごい増えた。
一歩ごとに、膝程度まで埋まる。 そして、この急登。 ここまではストック使わずに登ってきたが、きつくなってきたのでストックを使用する。
一歩一歩ゆっくりと登って行く。 この傾斜でのラッセルはけっこうきつい。
体力を余り使わないようペースは落としてゆっくりと進もう。
素晴らしい景色 急登 ラッセル跡 ラッセル跡 登山道 山頂方面

途中で一度休憩を入れ、ようやく黒笠神社まで到着。 神社の屋根にはものすごい積雪が。 そして、先ほどの看板からここまで、無積雪期の倍の時間がかかった。
黒笠神社

神社前で休憩。 あとは稜線まで登って、山頂を目指すだけ。 無積雪期なら30分で山頂まで行ってる。
神社の裏手

稜線まで這い上がった。 稜線に出たら、積雪の量は少し減ったかな。 ただ雪が硬くなって滑るようになった。 もうちょっとで山頂なので、アイゼンはまだ付けないで頑張ろう。
稜線

そう思って歩いていたのだけど、稜線も思っていた以上に傾斜がきつく、足元も滑っておぼつかなくなってきたので、アイゼン装着。
装着してからすぐに、矢筈山への分岐。 この時点で10時44分。 体力的には矢筈山まで行けそうだけど、時間的に厳しいな。 無積雪期でも往復4時間は必要なので、積雪があるから5~6時間程は見ておきたい。 となったら、下山するのは暗くなってしまう。 今日は黒笠山だけにしておこう。
剣山方面 矢筈山分岐 山頂が見えた

山頂手前には岩場が3箇所。 1つ目の岩場は3mほど。 ロープとかは無し。
2つ目の岩場は5mほど。 ここもロープなどはなかった。 木の根っこなど使いながら登る。
3つ目の岩場は3mほど。 ここには鎖があったので、それを利用して登る。
1つ目の岩場

そして、ようやく黒笠山山頂に到着。
360度の大展望、かと思ったが、天狗塚~三嶺~剣山方面は雲に覆われて景色が見えない。
矢筈山方面は綺麗に見えた。 ものすごい美しい。 景色を見るだけでも矢筈山は雪が多そうだ。
黒笠山山頂 矢筈山 津志嶽方面

いつもなら山頂で休憩するのだけど、今日はまだ時間も早いし、山頂はスペースも狭いし、少し降りてから休憩にしようかな。

山頂の景色を満喫して、下山する。 3箇所の岩場を慎重に降り、稜線を快適に歩き、黒笠神社まで降りてきた。 ここで休もうかな。

今日は矢筈山まで行こうと思ってたので、水とか温かい食料とかは荷物になるので持ってきていない。 まぁ寒くないのでそれらも不要だろう。
おにぎりとかパンを食べて休憩する。 暇だったので、神社の屋根の雪下ろしをしてみたり。 そうやって遊んでいたら休みすぎてしまった。

さて、下山しよう。 登って来る時苦労した急登ラッセル区間は、下りは超快適。 あっという間に山頂まで2kmの看板を通過し、鳥居まで降りてきてしまった。
そのまま少し歩いたら登山口に到着。 下りはあっという間だったな。

登山口付近の雪もだいぶ無くなっていた。 朝の積雪が嘘のようだ。

2012年の目標であった、積雪期の黒笠山。 こんなに楽にクリア出来るとは思っていなかった。 積雪期の矢筈山も登りたいが、登山口が問題だな。 登山口まで車で入ることができないので、黒笠山からの縦走を考えたのだけど、時間的に5時くらいから登り始めないと厳しいかもしれない。
となったら、風呂塔から縦走した方がいいのかなぁ……

本日のコースタイム
06:51 駐車地点
07:01 登山口
07:30 鳥居
08:00~08:10 黒笠山まで2km地点
09:07~09:16 休憩
09:58~10:04 黒笠神社
10:44 矢筈山分岐
11:00 黒笠山山頂
11:14 矢筈山分岐
11:30~12:52 黒笠神社
13:21 黒笠山まで2km地点
13:36 鳥居
13:53 登山口
14:01 駐車地点

【徳島】黒笠山

晴れ今日は登山。 「阿波のマッターホルン」と呼ばれる黒笠山に小島峠から登る。
以前、白井からは登ったことがある。
手元の地図によると、小島峠からの道は悪路らしい。 登り5時間、下り4時間となっている。
そのため、気合いを入れて今日に望んだ。 国道438号線を走り、黒笠山の方の県道に進んでいく。 県道入口に「白井林道 全面通行止め」と書かれていた。 通行止め? 平日は時間の通行規制を行ってるのは知ってるけど、通行止め?

とりあえず行ってみるか。
白井登山口を通過し、少し進むと、道路にバリケードがあるではないか。 「全面通行止め」と書かれている…… 仕方ない、この辺りに車を止めて、登山口までは歩くか。 目測で地図を計測すると、約5km。 登り坂だし、1時間ちょっとくらいはかかるかも。

バリケード手前の路肩に駐車して、登山の準備をして出発。 通行止め区間は僅か15mほどだった。 谷川の路肩が半分くらい崩れているのと、土砂崩れで道路が流出したっぽい場所に、補強の鉄筋を入れて、仮設の道路が敷いてあった。 バリケード避けて通れば、普通に車で通過できるな…… まぁいいや、通行止めなので、とりあえず歩いていくか…
駐車地点 通行止め 路肩崩壊 林道補強

車道を歩くこと1時間、ようやく小島峠に到着した。
小島峠直前で、徳島ナンバーの男性が車でやってきたので、少し会話。
霧谷側に行くらしい。 目的は聞かなかったが、釣りか写真か? 霧谷林道はバイクで走ったことがあるが、ここも土砂崩れで通行止めになっている箇所があった。

小島峠に着くちょっと前から、天気は晴れているのに霧雨みたいなのが降っていた。 ちょうど東屋があったので、そこで休憩。 東屋の裏では、おばあさんが何やら、水周りの調整をしている。 水が出ないらしい。
すぐそこの小屋に止まっているらしく「若い衆が全然起きてこない」と嘆いていた。
小島峠 東屋

休憩もしたので、黒笠山を目指そうか。
ここから悪路5時間となっている。 さて、どんなものか。

歩き始めて5分くらいの地点から、工事用の林道出現。 林道をまたいだりしながら高度を上げて行く。 すぐに「旧小島峠」と書かれた場所に到着。
分岐の看板があったのだけど、祖谷方面にも下りられるみたい。
地図に「迷 祖谷側に降りないように」と書いてあるのだけど、ここのことだったのか。
林道と登山道 旧小島峠

工事用の林道はここまで。 ここから先は普通の登山道だ。
相当の悪路を想像していたけど、道自体はけっこう整備されていた。 所々に距離を示す看板もあった。
マーキングとなるテープ自体は古いものが多かったけど、ここまで道がしっかりしていたら平気だろう。 しかし、これは悪路だったのか?
登山道 登山道 黒笠山まで3.9km

黒笠山へ向かう尾根道なので、アップダウンがけっこうあるなぁ。 ひたすら登りの道より疲れる……
途中、珍しい光景が見えた。 それは虹。
虹って空にかかるイメージがあるけど、ここの虹は山の中にかかっていた。
山の中にかかる虹も美しい。
山にかかる虹

笹地帯と思われる場所も綺麗に刈られていてとても歩きやすい。
黒笠山へ2.9kmの看板が会ったところで一休み。 まだ2kmしか歩いていないのか。 黒笠山がちらほら見えてるので、もっと近いと思ってた。
大木 笹地帯 小ピーク 黒笠山へ2.9km

休憩をしたので出発。 ここから驚異のペースで歩いた。 2.9kmの看板から、道は下りになるのだけど、そこを下りきったら「2.5km」の看板が。
あれ?? 2.9kmの場所を出発してから、1~2分しか歩いていないのだけど。
「山の中で時速45km、オレ速すぎww」とは思わず、単純に看板の位置がおかしいんだろうな。 しかも「白井林道へ近道 約40分」と書かれているではないか!!
小島峠に車を止めているなら使えない道だけど、だいぶ前に車を止めてしまったオレ向けの道ではないか! 地図を見て、真っすぐ下ったら、どの辺に出そうか調べてみるけど、これは林道を2km以上ショートカットできそうな感じ。 ここから小島峠までも戻らないでいいし、そうなったら、1時間半~2時間くらい時間短縮になるだろう。

変な所に車を止めてしまったので、帰りは白井に下山して、林道を登り直そうかと考えていたので、これはちょっと嬉しい発見。
黒笠山へ2.5km

そこから少し進んだら、「1.9km」の看板。 まだ600mも歩いてないだろうな。
さらに、またすぐに「0.9km」の看板。 この辺り、標識の距離がおかしすぎ。
このペースであと900mだったら、10分くらいでついてしまうではないか。
黒笠山方面 登山道 黒笠山へ1.9km

途中、笹地帯があったけど、ここも綺麗に刈られている。 クレヨンしんちゃんの作者が落ちてしまったような、下に吸い込まれそうな岩場もあった。
けど、全体を通して悪路とは感じないまま、黒笠山山頂に到着。
最後の部分が、ずっと真っすぐな急な登りだったので、そこだけきつかった。
白井方面 笹地帯と青空 黒笠山山頂

きつい山なので、あまり人は来ないだろうけど、山頂には誰もおらず…… お昼ご飯を食べてる間も誰も来ず……

今日は天気が良く、360度大展望。 西には矢筈山、サガリハゲ山、南には、天狗塚、三嶺、塔丸、剣山、丸笹山、東には、赤帽子山、八面山が見える。
北を眺めれば、吉野川流域、讃岐山脈、そして瀬戸内海や本州まで見えるではないか。
こんなに景色がいいのは久しぶり!!
矢筈山、サガリハゲ山 塔丸、剣山、丸笹山 三嶺、天狗塚 讃岐山脈、吉野川流域 剣山方面 剣山方面

たっぷりと大自然の雄大な景色を満喫した。

さて、戻ろうか。
帰りは2時間もかからないで戻れちゃいそうな感じ。
登山道 登山道 登山道

林道近道の分岐までやってきて、そこから林道を目指す。
道が乏しい…… 申し訳な下げに、赤いテープが巻きつけてあるのだけど、それを頼りに歩いていく。
登山道 登山道脇の岩

しばらく歩いたら、赤テープを見失った。 最後にあった箇所から、どこを探しても赤テープが見つからない。 そして、道もどこだかわからない。 この先、踏み跡が全くないではないか。 ほとんど傾斜の内、緩やかな斜面なので、どこでも歩けてしまう感じ。
まぁいいや、このまま北西に下って行けば、林道に出くわす。 西側には沢があって、橋がかかっていたはずなので、沢さえ越えなければ安心か。 もう20分くらいは歩いてるから、直線距離でも500mくらいしかないだろう。

そんなわけで、道を見失ったが下山していく。 すぐに杉か檜の造林地帯になった。 造林地帯なら安心だな。
そして、林道に出くわした。 林道に降り立った場所から、西に50mほど行った場所に、登山口っぽいのがあった。 これが正規のルートか。
造林地帯で迷子 林道発見 正規の登山口?

車道を歩く区間もだいぶ短縮されたので、車はもう近い。
すぐに車に到着。

今日は悪路ってことだから、気合い入れてきたけど、道は整備されていてとても悪路ではなかった。 が、整備してくれる人がいるから歩きやすかったのだけど、誰も整備してくれなかったら、前回の笹ヶ峰みたいな道になってしまうんだろうな。 整備してくれてる人に感謝。

本日のコースタイム
07:03 林道駐車地点
08:09~08:19 小島峠
08:34~08:40 旧小島峠
09:30~09:41 黒笠山まで2.9kmの看板
09:59 黒笠山まで1.9kmの看板
11:00~11:39 黒笠山山頂
12:33 黒笠山まで1.9kmの看板
12:45 黒笠山まで2.5kmの看板
13:15 林道合流
13:39 林道駐車地点