今日は登山、5時起床、10分出発。 本日の目的地は西赤石山。 ルートは北側の「魔戸の滝」ルート。
新居浜ICまで高速で行き、魔戸の滝に向かって進んで行く。 事前にネットで調べておいたが、平成21年11月に起きた崩落により、4年経った今でも通行止めらしい。
とりあえず行けるところまで車で行って、あとは歩く予定。
魔戸の滝に向かって道を走っていく。 高速の高架をくぐる所に「この先通行止め」の看板が。 進んで行き、集落を通過したあたりで再び「通行止め」の看板が。 それを越えてさらに進んで行く。 そして崩落地帯に到着した。 重機止まってないし、工事している様子が無いけれど、ここに車停めたら邪魔になるかもしれないので、少し下がったところに停めておこう。 Uターンして、少し下がったところに停車。
登山の準備をして出発。
ここから魔戸の滝まで歩き、少し登る。 地図上では「悪路」となっている、第一造林小屋、台に造林小屋を経て、西赤石山山頂を目指すルート。 帰りは東平方面に下っていき、旧上部鉄道跡を歩き、魔戸の滝に戻るルート。
コースタイムで、往路は3時間50分、復路は3時間となっている。 はたして……
歩き始めてすぐに崩落地帯を通過する。 こうやって見ると、上部から丸ごと崩落したのだな…… 崩落地帯を越えてすぐ、右足かかとに靴擦れの兆候が。 まだ数百メートルしか歩いていないのに…… 今日は左足は大丈夫っぽい。 いつも靴下2枚履きしているのだけど、右足の靴下を一枚脱いでみようか。 それと、先週作った靴擦れの跡には、テーピングを貼って直接刺激されるのを防ぐ。
靴下一枚にしたら、靴の中に余裕ができ、靴擦れっぽい痛みが消えた。 とりあえずこのまま歩いてみよう。
大崩落は一か所だったけど、小さな崩落があったり、倒木があったりで、ようやく魔戸の滝の登山口に到着。 せっかくの滝なのに、崩落のせいで訪れる人がほとんどいないっぽい。
登山口から魔戸の滝までは徒歩5分となっていた。 徒歩5分もあれば歩けるのだけど、道がかなり悪くなっていた。 観光客がくるにはもう少し整備しないと…… そして崩落を直さないと……
滝自体はとても立派で、もっと人に見てもらったほうがいい、価値のあるものに感じた。
登山道は滝の右手の斜面を登っていく感じ。 けっこう急だ。 そして道が悪い。
一応テープは貼ってあるので迷ったりはしないのだけど、倒れた木の根っこをまたいだり、岩の斜面を1メートルくらい登ったりと。
しばらく歩き、滝上の分岐点。 ここから旧上部鉄道跡方面と、旧造林小屋方面に分かれる。 少し休憩して、旧造林小屋方面の道を選択。 地図上では、ここから先の道が悪路となっている。
たしかに道は悪路だった。 細く、折れた枝や幹が道をふさいでいる箇所が多かった。 木の橋がかかっていたらしき場所は崩落して通れなかったり… 道なりに歩いていたのに地図にない分岐点が出現したりして、一応方角確かめて、そちら方面に歩いていったら正解のルートで、第一造林小屋跡に到着。 家のっぽい残骸があったので、おそらくここであっているだろう。
ここから先は、悪路が1時間10分となっている。 ここまで程度の悪路なら、ほぼコースタイム通りにいけそうか?
苔むした、沢沿いの道が多いように感じた。 途中で道が不明瞭な箇所があったりして、少しさまよったが、最後は沢沿いから、家の崩落している場所を発見。 時間的にも1時間5分くらい歩いたし、これが第二造林小屋跡か?
ここから先の道が全く分からなかった。 造林小屋のちょっと横の木の幹に、古びたピンクテープが巻いてあったのだけど、その次の印が見つからない。 地図を見ると、沢沿いにちょっと登って、それから、南南西に向かって登っていくようになっている。
しばらく沢沿いに登っていくが、目印は全くない…… 沢といっても水量少なかったり、枯れたりするので、この沢の中を登っていくのかな? そのまま進んで行くが、どうも違うな、これ。 沢から樹林帯の中に戻ったりしたけれど、道やマークは発見できず。 方位磁針出して、向かっている方向を調べるが、南西~南の方には向いている。
本来の登山道は、今いる位置より、もう少し東?
まぁ山頂まで、直線距離で1km位だし、本来の登山道を歩けば、時間的にも1時間20分なので、そんなに遠い距離じゃない。 とりあえず、尾根に登って、そこから稜線を目指して歩こうか。 本来の道はもうどこにあるのかさっぱりわからない。
上りでの道迷いなので、それほど危機感も抱かず…… これが下山だったら焦るんだろうな……
道なき道を登っていく。 傾斜がきつく、笹や木の枝がすごくて登りにくい。 遠くに上兜山らしきものが見える。 あまり南西に回り込んでしまうと、兜岩付近の岩場より西側に行ってしまって、岩場に出くわすんじゃないかという懸念があったので、南西方向じゃなく、真南に進路をとって進んで行く。
道を見失ってから1時間ほど、ようやく稜線に復帰した。 思っていた位置よりだいぶ東にいて、西赤石山山頂まで徒歩5分程度東の場所にいた。 とりあえず一安心。
西赤石山山頂で休憩をする。 けっこう人気の山なので、人がいると思ってたのに、誰もいないな……
第二造林小屋跡で、おにぎりを2つ食べたので、けっこうお腹いっぱい。 まだあまり休んでいないけど、下山しようかな。 下山のルートも結構長い。
兜岩方面に下山を始める。 直後の道は結構急だった。 ロープも張ってある。
すぐにカブト岩に到着。 西赤石山では、それほど目にしなかった岩場が目の前に広がっている。 やはり赤石山系は素晴らしい。
そこから、旧上部鉄道跡まで一気に下る。 ぐんぐん標高が下がっていく。 50分ほどで、500mほど高度を下げ、旧上部鉄道跡に到着。 「角石原」と「一本松停車場」の分岐点。 帰り道は「一本松停車場」方面なので、そちらに歩いていく。
「旧上部鉄道跡」、名前の通り、鉄道跡。 昔はここに鉄道が走っていたらしい。
別子銅山が栄えているころ、南側で取れた銅を、銅山越えを通って角石原まで運ぶか、銅山直結のトンネルで角石原まで運び、角石原から鉄道に乗せ、石ヶ山丈まで運ぶ。 石ヶ山丈からは、ロープウェイで下まで下ろし、そこから再び鉄道で運ぶ。 こちらの鉄道を「下部」、上の鉄道を「上部」と言っていたらしい。
もう60年とか前の話だけど、ここには鉄道が通っていた。 鉄道が通るということは線路を敷く。 道を歩いてわかるのだけど、確かに道幅は広いし、勾配も緩やかになっている。
そんな道を歩くこと20分くらい、東平と石ヶ山丈の分岐に到着。 ここはそのまま石ヶ山丈方面に、鉄道跡を歩いていく。
そこから更に1時間くらい鉄道跡を歩いていく。 線路が撤去され、それから数十年経過。 今ではとても電車が走っていたとは思えない。 巨大な落石があったり、木々が生えていたり、時間の流れというのはすごい。
ただ、谷を何ヶ所も越えるのだけど、その部分には橋が架かっていたようで、しっかりとした土台は残されていた。 昔の人はこんな土台を自力で作っていたんだもんな、すごい。
しばらく歩き「石ヶ山丈停車場」に到着。 鉄道があったのはここまでらしい。
ここからは普通の山歩きに戻り、魔戸の滝上部の分岐まで戻って来た。
ここから一気に急斜面になるので、ストック使いながら降りていく。 魔戸の滝を通過し、登山口まで降りてきた。
車道を20分ほど歩き、崩落地点を通過し車まで戻って来た。
崩落地点手前には、地元ナンバーの原付が止まっていた。 人とは会わなかったけど、滝でも見に来たのかな?
本日の登山、靴擦れの兆候がでて、靴下を脱ぐという対処をし、特に問題なく歩くことができた。 左足は膝も痛くならず、筋も痛くならず、まったくの無傷。 右足は、かかとの上の腱が張った感じがした。
登山の中身としては、第二造林小屋跡から先の道を見失ってしまったところが反省点。 だが迷ったのが登りでよかった。 これが下りだったら、分かる道まで登りかえさないといけないので、くじけてしまいそう。
カブト岩から第二造林小屋方面に降りる道は、しっかりとピンクテープが張ってあるように見えたので、そもそも第二造林小屋の位置を間違えていた?? ただ、ピンクテープもあったしなぁ。 今度は下山で、このルートを使ってみて、きちんとした道を見つけないといけないかもしれない。
帰りはマイントピア別子で、銅山の勉強をして帰りたかったが、入場料が1200円もするので断念。 すぐ近くに住友の「銅山記念館」というのがあったので、そちらによっていく。 銅山記念館は入場無料。 16時までなのだが、下りてきた時間が早かったため、ゆっくり見学することができた。
上の方で書いた、上部鉄道のこととか、全てこの銅山記念館の受け売りなんだよね。
日浦方面から旧別子村の跡地を登るルートで、ここに人がたくさん住んでいて、50年前まで一つの村があったことを知り、今日歩いたルートで、採掘した銅を港まで運ぶルートを学んだ。 付近には坑道はたくさんあるらしく、筏津坑道や大座礼山にもあるらしい。
全て危険なため、閉鎖されているみたいだけど、鉱山についてもゆっくり学んでみたいと思う。 そのうち、マイントピア別子に行かなくては!
本日のコースタイム
06:44 駐車地点
07:04 魔戸の滝登山口
07:40~07:51 魔戸の滝上部分岐
08:32~08:39 第一造林小屋跡
09:46~09:56 第二造林小屋跡
11:01~11:14 西赤石山山頂
11:30~11:39 カブト岩
12:24~12:30 上部鉄道跡角石原方面分岐
12:46 一本松停車場
13:34 石ヶ山丈分岐
13:45~13:53 魔戸の滝上部分岐
14:20 魔戸の滝登山口
14:37 駐車地点
「西赤石山」タグアーカイブ
【愛媛】東赤石山~西赤石山【縦走】
今日は登山。 久々に愛媛の山を登りに行く。 4時起床、15分出発で、一般道で愛媛を目指す。
県道13号などを経由して、岡田付近から国道32号へ。 琴平から国道377号線などで豊浜で国道11号へ。 愛媛県に入り、国道319号線で峠を越え、県道6号線で、まずは西赤石山登山口の日浦を目指す。
6時半くらいに日浦についたのだけど、既に2台も車が。 1台は登山、1台は釣りだった。
登山口に自転車を置いて、東赤石山登山口の床鍋を目指す。 日浦~床鍋は6.5kmくらいの距離。
県道から、床鍋登山口に向かうところに、路肩が広くなっている箇所があるので、ここに駐車。 登山口までは歩いて5分程度。 今日はアイゼン必要ないかと思っていたのだけど、山の上部にはうっすらと雪が積もっているし、岩場もあるので、一応12本爪アイゼンを持っていくか。 準備をして出発。
すぐに登山口に到着。 床鍋~権現越は2度歩いたことがある。 一度は下から上へ、一度は上から下へ。
下から登った際、誤って鉄塔巡視路を通ってしまい、権現越ではなく、少し東の権現山付近に出てしまった。 その後、上から降りた際、正規のルートを確認した。
渡渉ポイントの少し先にある、鉄塔巡視路の分岐を、左手に曲がっていくのが正解だった。 今回は場所も覚えているので、正規のルートで行けるだろう。
登山口からしばらくは造林地帯を歩く。 積雪は1~2cmほど。 気温が高いため、木々に積もっている雪が、雨のしずくのようにポタポタと落ちてくる。
造林帯をしばらく歩くと、一瞬展望が開けた。 遥か彼方に権現山が見える。 まだまだ先は長い。
1時間ほど歩き、問題の鉄塔巡視路との分岐に到着。 このあたりで一回休憩を入れようか。
積雪量は多くなり、この付近だと20cm程度。 雪こそ積もっているものの、気温は高くとても暑い。 上着はブレスサーモ+レインコート。 下はブレスサーモ+ズボン+スパッツ。
手袋もずっとつけてない。
さて、ここから権現越まで、どんな道だったかなぁ…… 樹林帯を通る道が多く、途中から笹も出現し始めた。 笹に雪が積もっており、登山道の方に倒れ込んでいる。 そこを通っていくので、ズボンが濡れる。 暑いけど、レインコートの下を履くか。
防水完璧にして、先を目指す。
笹で濡れる地帯は少ししたら終わり、赤石っぽく、大小の岩が出現するようになってきた。 岩があると気分が高まる。
分岐から歩くこと60分ほど、ようやく権現越に到着した。 雪があったせいか、けっこう疲れたなぁ。 当然、権現越には誰もおらず、足跡もついておらず。 弱い風だが、吹いているのが寒いので、少し進んだ木陰で休憩。 さて、ここから東赤石山山頂までは岩場が続く。 雪があるので、気を付けないとね。
まずは赤石山荘方面との分岐まで。 この区間、けっこう傾斜がきつく辛かった。
分岐を通過し、道が不明瞭に。 まぁ稜線から極端に外れなければ大丈夫。 何度か岩場の上にでたが、見晴らしがよく気持ちが良い。 天気もいいし、気温も高いし楽しいなぁ。
岩場を越え、東赤石山山頂に到着。 三角点の方には誰もいた形跡がなかったが、三角点の無い方の山頂には足跡が残っていた。 このあたりは20~30cm程度の積雪。
とりあえず、赤石越まで下りようか。 足跡は赤石越から、赤石山荘の方に伸びている。 これから進む、八巻山方面には足跡が無い……
ここから八巻山を越えて石室越えまで、年末に歩いた区間だが、雪があり、夏場の倍以上の時間がかかった。 雪は少ないとはいえ、今日も雪があるので、多少時間はかかるだろう。
権現越~東赤石山までの岩場を歩いた感じ、アイゼンはつけなくても大丈夫そうだな。
まずは八巻山まで。 雪の岩場はけっこう滑る。 足を置けると思っておいたら、つるっとした一枚岩だったりして、そのまま滑って転倒、とかが数回あった。 そのうちの1回、見事に手の平が岩角にあたってしまった。 当然血が出てきたのだが、手のひらを傷つけてしまうとは… 岩場なので、手のひらで岩を抑えたりつかんだりしながら登っていくのに、痛くてつかめないではないか。 とりあえず、八巻山の山頂はもうすぐなので、そこまで行ったら処置しよう。
しばらく歩き、八巻山山頂に到着。 処置と言っても絆創膏くらいしかないのだけど。 雪を手のひらに塗り、絆創膏を貼る。 傷口が直接触れなくなったので、だいぶマシになるだろうか。
ここで少し休憩し、石室越を目指す。 八巻山北斜面を下り、巨大な岩の下を通り、先を目指す。 何度か下りられないような岩場の上に立ってしまい、引き返して回り込んだりを繰り返す。 思ったほど苦労せずに、石室越まで到着。 やはり厳冬期と残雪期では雪の量も違うし、歩きやすさも全然違かった。
石室越でも休憩し、これから先のルートを確認する。
ここからは前赤石山の岩場を越えて、物住頭へ。 夏場だと石室越えから30分でたどり着いた実績がある。 物住頭~西赤石山へは広い道だった記憶がある。 ここも30分でたどり着いた実績がある。 ので、大目に見て、1時間半ほどで西赤石山へはたどり着けそうだ。
最後の難所と思われる、前赤石山の岩場を通過すればいいだけだな。
前赤石に向かって歩いていく。 すぐにすごい光景が。 ぱっと見はすごい険しそうな岩場が広がっている。 滑らないように気を付けて進もう。
ところどころ、ピンクテープが張ってあり、大きく道を外すようなことはなかった。 無事、前赤石山の岩場を通過。 物住頭までの登りを登り切って到着。
このあたりになったら、雪が全然ない。 西赤石山にも全く雪はなさそうに見える。
暑いし、少し服を脱ぐか。
上はブレスサーモのみ、下はズボン脱いで、ブレスサーモ+レインコート。
さて、西赤石山を目指そう。 ぱっと見た感じだと、けっこう距離があるように見えるのだけど、実際歩いてみたら30分で到着した。 直線で僅か3kmほどしか離れてないのだけど、東赤石山と西赤石山は別世界だね。 こちらは全く雪が無い。
山頂には8人ほど人がいた。
1人がガイド役で、高齢者が6名くらいのパーティと、30~40くらいの夫婦と小学校高学年っぽい娘の家族。 みんな日浦から登ってきたのかな?
西赤石山では少しだけ休憩して、下山することに。
ここからようやくストックを使うことに。
銅山越まで降りてきたが、ものすごい疲れた感じがする。 歩いた時間的にはまだ7時間ちょっと。
銅山で栄えた村の跡を見ながら、ダイヤモンド水で喉を潤し、日浦登山口まで降りてきた。 登山口には5台ほど車が。 西赤石山、大人気だなぁ。
ここから自転車で床鍋まで戻るのだけど、ずっと下りこう配なので楽ちん。
15分ほどで到着。 しかし今日は疲れた。 お茶も2L持ってきたが、残り100mlくらいしかない。 こんなに水分が必要になるとは……
いわゆる残雪期っていうのは、雪も汚いし、地面も汚くてあまり好きではなく、ここ1ヶ月くらい全然山に行く気がしなかった。 が、西赤石山では残雪期を通り越し、春山の気配すらしてきている。 梅雨に入るまで、陽が長いうちにいろいろな山行をしておかなくてはいけない、と改めて思った。
2012年ももう3分の1が経過している。 登ったこと無いルートや山にもどんどん挑戦して行こう。
本日のコースタイム
06:46 県道駐車地点
06:54 床鍋登山口
07:57 渡渉地点
08:03~08:20 鉄塔巡視路分岐
09:08~09:15 レインコート着こむ
09:29~09:40 権現越
09:57 赤石山荘方面分岐
10:40 東赤石山山頂
10:49 赤石越
11:07~11:16 八巻山山頂
12:02~12:10 石室越
12:47~13:00 物住頭山頂
13:30~13:37 西赤石山山頂
14:31~14:37 銅山越
15:12~15:15 ダイヤモンド水
15:48 日浦登山口
ここから自転車でのコースタイム
15:53 日浦登山口
16:03 筏津登山口
16:08 県道駐車地点
【愛媛】東赤石山~西赤石山 縦走
今日は登山。 3ヶ月半ぶりに愛媛の山に行く。 今回登る山は「東赤石山」。 そこから「西赤石山」まで歩いて、自転車で戻ってくるというコース。
東赤石山には「床鍋」から登る。 今年中に、「二ツ岳~権現山」の縦走を行いたいと考えており、その際の下山ルートとして床鍋ルートを想定している。
そのため、床鍋ルートは一度歩いておく必要がある。 なので、今回は床鍋から。
瀬戸内海側の河又からも、南側の筏津からも登ったことがあり、瀬場にも下りたことがあるので、メジャーなルートで登ったことがないルートは床鍋くらいだろうか。
4時に起床して、4時20分くらいに出発。 日浦登山口に自転車を置き、6時50分くらいに、県道から床鍋登山口へ上がっていく付近に到着。 登山口の標高は県道より高いので、帰りの自転車が厄介だ。 なので、車は県道に止めておく。 登山口まで400mくらい。 軽いウォーミングアップになるだろう。
少し歩くと、登山口と山の案内の看板が。 ここから山道になるのかな。
廃屋の裏手から山の中へ入っていく。 最初は杉林、途中から檜林に変わった。 造林地帯を登っていく。 けっこう歩いても、景色はほとんど変わらず。 ひたすら造林地帯が続く。
30分ほど歩き、一瞬景色が開ける。 が、またすぐに造林地帯に。
少し歩くと、徒渉地点が。 こんな箇所、地図に載っていたかな? けど、橋はしっかりと作られているし、他にも道はなかったし。
そのまま進んでいく。 もう一ヶ所、徒渉地点があり、それを越えたら鉄塔に出た。 尾根の横に鉄塔が続いている。 これらの鉄塔を経由しながら登って行くのだろう。 権現越は、まだけっこう遠いくに見える。
ところどころ、東赤石山方面が見えだして、けっこうテンションが上がる。 もうだいぶ登ってきたみたいだ。
しばらく歩いていて気付いたのだけど、今歩いているこの道、どうも間違っているっぽい。 本来登るべき道は、権現越に直接向かっているのだけど、今歩いてるこの道、たぶん、権現山方面の鉄塔に続いている。 まぁ、そこから権現越まで下れば問題は無いのだけど、余分なアップダウンが含まれてしまう。 道が違うようだけど、どこか分岐とかあったかなぁ…… 全然気付かなかった。
予想通り、権現山方面の鉄塔付近に合流。 前に河又方面から登ってきたときに、稜線にぶつかったあたりだ。
ここから権現越まで、少しの下り。
そして、ようやく権現越に到着。 ここまでノンストップで歩いてきたので、ここで少し休憩しよう。
東赤石山まではもうちょっと。 ここからの登りが、少しきつかった覚えがある。
東赤石山への登りが始まった。 まずは、赤石山荘分岐地点まで。 ここから先、一気にルート内容が変わる。
雪もけっこう残っていて、所々凍っている。 雪の上歩いたり、岩の上歩いたり、豪快に歩きながら山頂を目指す。
そして、東赤石山の三角点に到着。 ここはそのまま素通りで、山頂の看板がある方に移動。
この時期の、この山なら誰かいるかと思ったのに、誰もいなかった…… 山頂でおにぎり食べて休憩。 さて、ここから西赤石山まで、どれくらい時間かかるかな。
まずは八巻山へ。 八巻山は、西から東へと歩いたことはあるけど、東から西へは歩いたことがない。 まぁ問題はないだろう。
岩場を登ったり降りたりしながら、八巻山到着。 そのまま石室越を目指す。 ここから先も豪快なルートを登ったり降りたりしながら進んでいく。 所々で、息をととのえていると、はるか前方に赤い人影を発見。 ようやく人に出会えた。 っていっても、まだまだ先だけど。 追いつけるかな……?
石室越で少し休憩して、前赤石山の下部を通過して、物住頭を目指す。
去年、物住頭から、石室越を目指した時は、道が全く分からずかなり無理やり歩いた記憶がある。 が、今回は真新しいピンクテープで整備されており、全く迷わずに前赤石山の下部を通過。 もう少しで、物住頭に到着、という当たりで、先ほどの赤い人に出会った。 高知県から来て、同じく西赤石山を目指しているみたい。 挨拶して、先に行かせてもらった。
すぐに、物住頭に到着。 ここでも少し休憩。 あとは、西赤石山を目指すだけ。 緩やかな登り坂が続くだけ。
数十分歩き、あっという間に西赤石山に到着。 山頂には30歳くらいの男女が写真撮影をしていた。 2人揃った写真を1枚撮ってあげ、2名は下山していった。
ここでも景色を見ながら休憩。 笹ヶ峰の北斜面はまだけっこう雪が残っている。 けっこう雪が多かったんだなぁ。
ここから先は、緩やかでのんびりしたルート。 小ピーク経由して、銅山越まで下山。 ここから先は、観光地化されているので、楽しく歩くことができる。 つい100年前まで、ここには1つの村があった。 が、鉱山の廃止に伴い、その村は跡かたもなく消えた。 歴史を感じる道を歩きながら、登山口まで下山。
ここに自転車を置いてあるので、あとは走るだけ。 全体的には下りこう配なので楽ちん。
思っていたより、だいぶ早く下山出来てしまった。
本日のコースタイム
06:55 県道駐車地点
07:03 床鍋登山口
09:09 権現山付近鉄塔
09:20~09:27 権現越
09:43 赤石山荘方面分岐
10:17 東赤石山三角点
10:22~10:32 東赤石山山頂
10:36 赤石越
10:50 八巻山山頂
11:22~11:26 石室越
11:52~11:55 物住頭
12:25~12:40 西赤石山山頂
13:26 銅山越
13:58 ダイヤモンド水
14:30 日浦登山口
ここから自転車でのコースタイム
14:33 日浦登山口
14:45 筏津登山口
14:46 瀬場登山口
14:50 県道駐車地点
【愛媛】西赤石山~東赤石山【縦走】
今日は西赤石山に登山に行く。
午前4時45分起床、5時出発。
高松西インターから高速で川之江インターまで。 そこから国道319号線で法皇トンネルを抜け、愛媛県道6号線へ。 西へ走ること30kmほど。 西赤石山「日浦登山口」に到着した。
家を出た時は外気温が7度もあり、こんなで雪があるのだろうか?とかなり心配した。 登山口についてみたら外気温はマイナス1度。 寒いは寒いが、この温度じゃ不安だ……
ここはちょっとした観光名所でもあるらしい。 100年ほど前まで銅山があり、工夫やその家族が住んでいて一つの街だったみたい。 人口は数千人、小学校や病院などもあり、かなりにぎわっていたらしい。
そんな明治~大正にかけての写真も登山道脇にかざってあり、文章と当時の写真、現在の景色を見比べながら歩いていくことができる。 たった100年前。 しかし100年前でも記録されていないことが多く、曖昧なものもけっこうあった。
しばらく歩き「ダイヤモンド水」に到着。 ここの由来も100年前の歴史からだ。
新しい発掘地を探すために、地面にボーリングみたいなもので穴を掘っていたらしい。 目的地のちょっと手前、深さ86m付近まで掘った時に、先端のドリルが地面で挟まっていまい、前進も後退もできなくなってしまった。 ドリルの先端は挟まって回転できなくなってしまったので、必然的にドリルの先端だけねじ切れてしまう。 そのドリルはダイヤモンドがちりばめられていたらしい。 そこから湧き出た水なので「ダイヤモンド水」と呼ぶようになったとか。
ここから先も鉱山の町並みが続く。 神社跡や病院跡、溶鉱炉跡などいろいろな跡を見ながら進む。 そしてやっぱり一番興味があったのは「鉱山跡」。 今は危険なので柵で入れないようになっていて、のぞいてみたが落盤で進めなくなっていたが…
こんなのが愛媛県には何十もある。 柵の手前はものすごい熱気にあふれていた。 穴の中、暑いのかな~
そして「銅山越」に到着。 取り出した銅を、荷物を運ぶ人たちがこの「銅山越」を越えて、新居浜まで運んでいたらしい。 しかし、標高1300mくらいで場合によっては環境も厳しくなるので、何人も運んでいる途中に亡くなったらしい。
銅山の歴史はこの辺にして……標高1300mだというのに雪が全くない。 これは山頂も雪は期待できないな。
西の方を見ると、笹ヶ峰が白くなっていた。 が、向かう東の方は、まったく白くない。
東山を越えて、ピークを越えて、山頂直前の急登を越えたら、西赤石山山頂に到着。 雪は全くない。
雪のある山を登りたくて来たので、ちょっと残念だなぁ。 ここで少し休憩&エネルギー補給。
さて、時間はたっぷりあるので、東赤石山を目指すか。
ここから約2時間の行程。
緩やかに道は下って行き、ようやく見たかった光景が見えてきた。
しかしこの程度の雪しか残っていない。 気温が高いため、雪の表面は溶けている。 が、雪自体は凍っていて固い。
すぐに「物住頭」に到着。 ここは通過ポイントなので、そのまま前赤石山方面に向かう。
前赤石山はとても迫力のある山だ。 岩がゴツゴツしている。 これぞ赤石山系という感じ。
前赤石山って登れるのかな? 調べてないからわからないが、岩場なのでどこからでも登ろうと思えば登れそうな感じ。
まぁ今回は南側を通過していっただけだけど。
そして、ようやく「石室越」に到着。 このあたりは一面の雪景色。 しかし雪は全て凍りついている。
さて、八巻山を越えて、東赤石山へ行きますか。
岩だらけの稜線を歩いて八巻山を目指す。 夏にも来たけど、この山はとても楽しい。
360度景色が素晴らしいし、四国では珍しい岩山。
で、八巻山に到着。
東赤石山まではもう少し。 で、すぐに東赤石山山頂に到着。
お昼ご飯と、持ってきたガスでお湯を沸かし、温かいほうじ茶とコーンポタージュで体を温める。 天気のいい山頂は気持ちいいなぁ。 岩の陰に座ったら風もほとんど当たらないし、全然寒さを感じない。 というか、今日自体が寒くないからか。
今日はこのまま東赤石山登山口の「筏津」まで降りる。 で、車道歩きで日浦登山口まで歩かなくてはならないので、あまりゆっくりしていられないな。 40分ほどで山頂を後にする。
以前来た時は、赤石越えから東の登山道で、筏津まで行ったので、今回は西の登山道から降りてみるか。 以前登ってきた道を今回は降りる。
こちらの登山道も日陰は雪が残っている。 で、凍りついている。
しかし、日向は雪が全くなく、まるで秋山としか思えない。
凍っているところで、アイゼンをつけたいと思ったところが何か所かあったのだが、すぐに日なたになってしまうので、滑らないよう慎重に歩いてきた。 安全を考えたらアイゼンを付けたり外したりするのが一番いいのだろうが、正直面倒だった……
一気に標高差1000mを下り、筏津まで到着。 ここから日浦登山口まで約4.6km。 時間にしたら1時間くらいだろうけど、山の1時間と車道の1時間では全然体感時間が違う。 しかもずっと上り坂でかなり辛かった…
しかし、今日は登山者と1人も合わなかった。 どちらの登山口にも車は一台も止まっておらず。 夏は人気のある山なんだけどな~
本日のコースタイム
07:10 日浦登山口
07:46~07:50 ダイヤモンド水
08:40~08:50 銅山越
09:57~10:07 西赤石山山頂
10:43~10:56 物住頭
11:33~11:40 石室越
12:14~12:20 八巻山
12:31 赤石越
12:39~13:14 東赤石山山頂
13:20 赤石越
13:40 赤石山荘分岐
13:57 第二徒渉点
14:23~14:27 第一徒渉
14:57~15:00 瀬場谷分岐
15:32 筏津登山口
16:39 日浦登山口