富士山登山

晴れ2時間ほどの高度順応を経て、いよいよ20時位から登り始める。 天気は僅かな小雨で、一応レインコートとザックカバーを装着した状態で望む。 これくらいならレインコート無しでいいと思うのだけど、途中で雨が強くなってきても困るので。 不要だったら途中で脱ぐほうが、途中で着るよりは良いかな。

今回の参加者は大人10名、中3が1名、中1が2名、小5が2名の合計15名。 14名が高松で、1名が東京。 徹夜での登山なので子供たちが眠さに耐えられるのかどうか、登る前からそれが心配だった。 大人10名のうち、富士山が初めての人が8名、そのうち普段山を登ってる人が1名、激しいスポーツをしてる人が3名、何もしてない人が4名。 何もしてない4名も、富士山に向けてウォーキングや軽いジョギングなどの運動を、約1ヶ月前から続けていて、今回の登山に望んだ。

五合目から六合目は緩やかな道。 ここで飛ばしすぎないように、特に子供は注意するように伝えて歩き出す。 レインコート着ているため、体がメチャメチャ暑い。 ゆっくりと歩くはずなのに、前の人たちのペースは速くて40分ほどで着いてしまった。 ここはもっと意識して1時間近くかけて歩いてもいいのだが、序盤だしワクワクしててとても楽しいのだろう、その気持はわかる。
五合目

六合目で30分位休憩して出発。 七合目まではジグザグの砂利道がひたすらと続く。 ヘッドライトをつけて、暗い砂利道をジグザグと登っていく。 自分は最後尾についているので、一番遅い人のペースに合わせて。 途中で何度か休憩を入れながら七合目の一番下の山小屋「花小屋」に到着。 七合目はここからいくつも山小屋が続く。 なので、ここから30分くらい上に登ったところでも、まだ七合目となる。 この区間は山小屋の度に休憩していたら、いつになっても上にいけないので、飛ばし飛ばしで休憩を入れながら上を目指していく。 山小屋間は砂利道ではなく、岩場の道となる。 なのでけっこう歩きにくそうで苦労しているメンバーもいた。 七合目最後の山小屋「東洋館」を通過。 ここから八合目までも半分岩場のような道が続いていく。
山小屋

その道中、ついに小5が1名ダウンしてしまった。 症状は明らかに高山病のような感じ。 途中で大休止しながら、なんとか八合目の太子館まで到着。 ここでも大休止して体力回復に務めるが、高山病なので休んでも治らないだろう…… 1時間半ほど休憩して出発。 すぐ上の「蓬莱館」、多分高低差50mもないと思うのだけど、そこまでたどり着くのに30分くらいかかった。
ここで小5の兄弟の中1もダウン。 2人共全く動けなくなった。 山小屋の従業員はこういう光景を毎日何十人と見てるだろうから慣れてるので、無慈悲にも「ここで寝ないでください」と小屋前のベンチで横になっている子供たちを一蹴していた。 ここの時点で午前4時10分。 山頂広場までは、ここから標準コースタイムで2時間40分かかる。 なので、この2名については、登頂が現実的ではなくなった。 残念だけどお父さんと3人で下山してもらうことに。 3名とはここでお別れ。

現時点で、一番最後尾は本八合目まで登っている中3。 もう30分ほどで日の出だし、自分もここから最後尾を追っていかなくてはならない。 ここから自分のペースで一気に歩いて追いつこうと考えているので、動かない状態だと肌寒いが、レインコートの内側に着ているフリースを脱ぐ。
ここからノンストップで一気に歩いて、白雲荘、元祖室を通り過ぎて、本八合目の「富士山ホテル」まで到着。 80分のコースタイムの所を35分で歩けたが、呼吸が乱れた……
ここで中3と合流して、一緒に日の出を迎える。 出だしに降っていた小雨は六合目くらいでは気にならなくなり、稲光もいつの間にか無くなっていて、風もほとんどなく、登山には快適な環境だった。
目の前には雲海が広がり、遥か東の空から太陽が顔を覗かせる。 最初は小さくて真っ赤に染まった太陽だったが、顔を出してからはすぐに大きく、白くなってきた。 山小屋前では、山小屋従業員の掛け声のもとに、万歳三唱が行われた。
ご来光 万歳三唱 赤い斜面

コースタイム的には、ここから山頂広場までは80分。 まずは八合五勺まで歩くが、中3の人がペースがよくわからないらしく、メチャメチャ速いペースで息を荒げながら歩いていた。 が、このペースで歩き続けるのはきついので、ペースや歩き方を教えた。 だが、中3でつい最近までテニス部で活躍していたので、体力は、もしかしたら自分よりあるかもしれない。 たかが中学生と思ってしまうかもしれないが、体的にはほぼ大人だし、自分もそうだけど中3の頃の体力に追いつくまで、25歳から8年くらいかかった。 なので、中3となめてはいけない…… 大人は体力の無さを経験値でカバーしてるので同等以上にやれているが、中3で経験値を積んだら絶対勝てないだろう。

八号五勺の先で、別のメンバーと最後尾が入れ替わる。 中3にはペースを意識しながら先に進んでもらうことになった。 今の時刻は5時半くらい。 このペースで行ければ60分で山頂広場までたどり着けるので、8時下山予定なので、頑張ればお鉢巡りもできるかもしれない、ということを伝えて行ってもらった。
最後尾の人は、決起会を行った居酒屋のマスターで、普段の運動経験は無いのだけど、1ヶ月前から毎日ジョギング5kmしてると言うし、登山訓練で飯野山も2度登っているみたい。
もうここまで来たら、山頂は目の前、というか目的地が見えているので頑張ってもらうしかない。 ゆっくり休み休みでいいので、歩み続ければ山頂には到達できる。
ご来光館

一緒に歩いていたのだけど、自分が眠気にどうしても耐えられなくなってしまった。 「少し仮眠するので先に行っていて」という旨を伝えて、道の端っこで仮眠することに。 目覚ましを25分後にセットして、一瞬で夢の中へ入っていったと思う。 すぐにアラームに起こされる。 だが25分の仮眠は効果絶大だった。 眠気はどこかに吹き飛んでくれた。
25分先に行ってもらっていたわけだけど、猛スピードで登って10分くらいで追いついた。 登山道のジグザグも肉眼で数えられるほどになって、いよいよ山頂が迫ってくる。
だが、最後の最後がメチャメチャ厳しいらしく、あと200mくらいなのになかなかたどり着けない。 10m歩いて30秒休んで、10m歩いて30秒休んで、のような感じでゆっくりだけど、どんどん山頂に近づいてきて、ようやく山頂広場に到着!!
鳥居 山頂

付き添い含めて3名下山してしまったが、12名は登頂することができた。 子供は中3、中1、小5が1名ずつ登ることができたが、小5が高山病のようで、ラスト200mで1時間以上かかったみたい。 今もグロッキーで横になっている。 結局お鉢巡りは誰もしなかったようだ。
今の時刻は7時15分で、あまりゆっくりしている時間はないので、とりあえず下山路の方で休憩することに。 下山する前に、皆で富士山の火口や3,776m地点を見たりして盛り上がった。 だが、本当にきついのはここからだ……
3776m地点

下山では東京の人が、早々に爪を痛めた。 靴がきついのかなぁ。 ただ、これはもうどうしようもないので、応急処置だけして、あとは気力で歩いてもらうしかない……
靴のベロと甲の間に、フリースの手袋を無理やり詰めて、靴紐をきつく締めて、甲が常に靴に当たるように処置する。 こうすれば、つま先にかかる負担が少なくなるので、詰めの痛みも多少は軽減されるけれど、歩いていると徐々に手袋がずれてくるので、定期的に直さなくてはならない。
延々と続くジグザグの砂利道を下りていく。 歩くこと3時間、ようやく六合目まで到着したが、来る時に楽しかった出だしの40分が、最後の最後になってこんなに長く苦しい40分になるとは、初めての人はだれも思わないと思う。 その40分を歩ききって、五合目に到着。 高山病で体調不良になった子供は、皆五合目で元気になっていた、ソフトクリームを美味しそうに食べていた!
今回、登れなかったのは残念だけど、課題も見えてるだろうから、次は山小屋に宿泊する計画を立てて、ぜひリベンジしてほしい。 山小屋利用すれば、多分高山病にならず、楽しく登れると思うので。

帰りは温泉に寄る予定だったのだけど、帰りの飛行機が早い人もいたので、温泉には寄らず、羽田空港に直行する。 お昼ご飯を食べてなかったので、石川SAで20分くらいの休憩時間で肉巻きおにぎりというのを食べたが、疲れた体にはメチャメチャ美味しかった!
肉巻きおにぎり

羽田空港には15時位に到着して、そこで解散となった。 今日中に高松に帰る人、明日帰る人、週末まで滞在する人、様々だ。
自分は今日は蒲田に宿泊するので、京急線で蒲田へ。 今日泊まるのは「カプセルイン蒲田」というカプセルホテル。 カプセルホテルだけど、少しグレードの高い「キャビンタイプ」というやつにした。 下段と上段があって、下段の方が使い勝手がいいとのことだったので、下段にしてみた。 1泊4,300円とかなり安い。
まずは大浴場に行く。 富士山後に風呂に入ってないので、汗や砂を洗い流してスッキリとする。 時間もかなり余って暇なのでアカスリをやってみることに。 今までやったことなかったので、試しにやってみるのもいい経験になるだろう。 アカスリとボディウォッシュと頭皮シャンプーで5,800円くらいのコース。 アカスリは擦ると痛いようなスポンジで全身をゴシゴシとこすられる。 溜まっている垢がどんどんと出てくるのだが、日々体をきちんと洗っているのに、こんなに垢は溜まっているのだろうか。 全部で40分くらいだったのだけど、メチャメチャ気持ちが良くて、肌もスベスベになったような気がした。 なかなか良かったので、またやってみたいなぁ。
カプセルイン蒲田

それから夕飯を食べに。 飲みというより食べたいので、適当に店を探す。 JR蒲田駅の西口をウロウロしてたのだけど、大手チェーンがほとんどなく、個人の小さな店が大量にあるような印象だった。 入ったのは個人の店ではなく、地域チェーンになるのかな? 「歓迎」という店に入ってみる。 店はメッチャ狭くて50歳くらいのおじさんと向かい合わせの相席だった。
生ビール、餃子、ピータン、紅油牛肚、椒塩排骨というのを食べる。 が、注文しすぎて全部食べきれるか微妙な感じだ…… 餃子の羽がものすごいついていた。 生ビール後は青島ビール、挂花陳酒を追加で注文。 1人なのにアルコールを2つ同時に注文したら「本当に2つ?」と間違えてるんじゃないか、という風に聞かれた。 時間をかけて全部食べきって飲み終わって、お腹がいっぱいになりすぎた。 食べ過ぎで、少し動いたら吐きそうだった…… 駅前で少し休憩をして、なんとかカプセルホテルまで戻ってくることができた。 先程大浴場に行ったので、もう風呂はいいかな。
歓迎 ピータン 紅油牛肚 椒塩排骨 餃子

もうやることもないし、疲れも溜まっているし、後は寝るだけ。 翌朝の目覚ましをセットして、21時位には寝てしまったと思う。

【静岡・山梨】富士山

曇りのち晴れ昨日からの続き。 20時に再集合していよいよ出発となる。 ポツポツ雨なので、レインコートの上だけ着ればいいかなと思っていたが、出発直前になってけっこう雨が強くなってきたので、下も履く。 時間がなく、ザックカバーとスパッツをつけることができなかったので、6合目で休憩するときにしよう。
5合目登山口

今回は21人と人数が多く全員登れるか不安だった。 いつも1、2人は高山病で登れない人がいるので、どうなることか…… オレは隊列の最後尾を歩いて行く。 が、知らない人がばかり21人なので、最後尾の役割を果たせなかも知れない。 名前と顔も一致しないし、グループ関係もよくわからない…… まぁ携帯も繋がるしなんとかなるだろう。

6合目までは1kmくらい緩やかな下り坂で、1kmくらい上り坂となる。 上り坂区間、石畳があったり傾斜が急だったりするのだけど、なんと前方からジムニーがやってきた。 山小屋とか避難所の関係者の車なのだけど、こんな悪路をジムニーだと走破できるのか……すさまじい能力だな……

6合目直前にある、落石防止のトンネルで休憩。 雨は本格的に降り出してきてしまった。 ただでさえ寒さの中待つのが辛いのに、雨だったらなおさら辛くなる。 なるべく標高の低いうちに時間調整をしていかなくてはならない。
ここでスパッツとザックカバーを付け、雨の対策は万全となった。

6合目からはジグザグの砂利道になる。 7合目までなんどか止まって休んだりしながら、全員7合目に到着。 7合目は山小屋が点在しており、7合目の一番下から一番上までは30分ほどの距離がある。 山小屋の度に休みながら、じわじわと標高を上げていく。 が、途中の山小屋で、中に入ってラーメンを食べだす人たちがいて、それを外で待つことに。 まだ食べるのは早いのではないか? もう少し上で食べたほうが疲労回復や寒さ回復にも役立つと思うのだけど……
山小屋点在区間は砂利道ではなく岩の道で傾斜も急なので、初めての人は苦労しながら歩いていた。 雨も降っているし歩きにくいだろう。

7合目の一番上から8合目までも1時間程の距離。 ここもジグザグの道なので、止まったりしながらゆっくりと登って行く。 このあたりで雨が止んだ。 一時的かもしれないけれど、雨が止んでくれたのはありがたい。 今のうちに濡れているものを乾かす努力をしよう。 歩きながら濡れてる部分をどんどん手で拭いていって、手を乾燥させての繰り返しで拭いていく。 特に袖口やファスナーの部分などを重点的に。
東洋館

8合目も山小屋がいくつかあり、一番下の「太子館」、上の「白雲荘」で休憩をしながら進む。
8合目もかなり長く、本8合というのもある。 「富士山ホテル」という山小屋のある本8合でもゆっくり休む。
太子館 蓬莱館 富士山ホテル 本8合目

8合5勺「御来光館」に着いたのが4時20分くらい。 日の出まであと1時間無いくらいなので、このまま9合目を目指すか、それともここで日の出を向かえるか。 どちらでも日の出は見られるし、時間的に山頂には間に合わなそうなので、ここからご来光を見ようかな。 長時間休憩となるので、ゆっくりとご飯食べたりお茶を飲んだり。 防寒対策はバッチリなので全然寒くないな。
5時前になり空がだんだんと明るくなってきた。 天気があまりよくなく、厚い雲がいくつかかかっているのだけど、雲の切れ目から太陽が上ってきた。 空が赤くなり太陽が大きくなり。 僅か十数分で太陽は大きく白く上がってしまった。 こうなってしまったら、もう朝だ。 太陽の暖かさの恩恵をたっぷり感じながらここから山頂まで登って行こう。
御来光館 もうすぐご来光 もうすぐご来光 ご来光 ご来光で赤く光る岩場 岩場 山中湖

9合目までは岩場の道が続いていく。 9合目は何もなく、ただ鳥居があるだけとなっている。 このあたりで眠さが限界となる。 オレは最後尾を歩いているので、一緒にいるメンバーに「15分仮眠するので先に行っていて」と伝える。 15分くらいの差なら10分も歩かないで追いつけるだろう。 岩場の陰の邪魔にならないところに寝っ転がる。 目覚ましを15分後にセットして、あっという間に眠りに落ちた……
そして目が覚めた。 時間を見たらまだ10分しか経っていない。 まだ寝ようと思ったが寒くて寝られない…… 10分で体が冷えてしまった。 仕方ないので前に追いつくか。 たった10分しか寝てないが、ものすごい充実した10分で、眠気は全く無くなった。 15分離されてしまったので一気に駆け上ってすぐに追いつく。 さぁもう終盤だ。 最後尾の人は、最後の最後もけっこう急な岩場でかなり苦労している。 ちょっと進んで休んで、ちょっと進んで休んでだけど、確実に山頂が近づいてくる。 そして最後の折り返し、あとは直前の鳥居をくぐって山頂となる。 最後の力を振り絞ってもらってついに山頂へ!! これで21人全員山頂に登ることができた。
9合目 最後の鳥居 10合目 山頂からの景色 剣ヶ峰 火口

ここで1時間くらい休憩の時間を取る。 先頭はもう下山を始めているが、まだ休んでいかなくては、下まで下りられないだろう。 各々、山頂で休憩したり景色を見たりして満喫していた。
休んでいたら外国人のグループから「写真を撮って」とお願いされた。 国旗を持っていたのだけど、その国旗を見ても台湾とはわからなかった。 何人かわからなかったので、シャッターの合図は「スリー、ツー、ワン」にした。
そういえば前にまとめサイトで見て、外国人向けのシャッターは「on your mark, set, go」にしようと思っていたのだった。 「位置について、よーい、どん」みたいな言葉。 ちょうどオリンピックだし。 写真撮ったあと、改めてどこから来たのか聞いたら「台湾」だった。 台湾の国旗覚えなくてはいけないな……

たっぷり休んでいよいよ下山することに。 吉田ルートの下山は延々と続く無限ジグザグをいかに乗り切るかにかかっている。 下り始めてすぐにトラブルが発生。 同級生が膝が痛くて歩けないという。 ストックを貸してあげたが痛くて全く進めない。 まだ10分も下りてないのに、これから何時間もこの下りが続くのに。 泣き言いってもどうしようもないので、覚悟を決めて下りてもらうしかない。 後ろ向きに歩いたら痛みがしないらしく、この時点からひたすら後ろ向きに歩いて降りていく。 一方、登りで最後尾だった男女のペアは、足は痛くないけど、筋肉がかなり疲労していて踏ん張れないみたい。 だが、歩みは遅いけど一歩ずつ確実に降りて行けている。 さぁ、長い下りになりそうだ……

3人を先に行かせてオレはその更に後ろをのんびりと歩いて行く。 8合5勺、8合目と降りてきた。 ここが最後の山小屋になるので休憩をさせる。 飲み物やトイレも促す。 そして、準備が出来た人から出発してもらう。
オレはここで20分くらいゆっくりと休んでいく。 このペースだと、20分の差なんてすぐに追いついてしまうだろう。
下山道 下山道 緊急避難所

ゆっくり休んで歩き始める。 歩き始めてすぐに外国人を追い抜いた。 その際「コンニチハ」と声をかけてきてくれたので挨拶を返す。 外国人は一人で歩いている。 一緒のペースで歩いて、ちょっと話してみることに。
「どこから来たの?」と聞いたら「厚木」とのこと。 日本に住んでいるらしいけど、国籍を聞きたかった。
職業は車のエンジニア、日産で働いているらしい。 去年日本にやってきた。 今回の富士山は初めてで、8人パーティで登っている。 夜の20時に出発した、3時間しか寝ていない、夜は寒かった。 インド人、エベレストを見たことがあるという。
オレの話にもなって、香川に住んでいることや、今回の富士山が多分12回目の登山、結婚している、子供も4人いる、などを話した。 香川の位置がわからなくて、大阪より西だよ、島国だよと伝えたがわからなかったらしく、GoogleMapを見せて場所を示す。
インド人は夏休みで、昨日から山梨に来ている。 昨日は富士樹海、今日は富士山、明日は富士急ハイランドに行ってジェットコースターに乗るのが楽しみ。
「ジェットコースターは怖いよ」と伝えたら「ベルトするので大丈夫」だって。
仕事は今週いっぱい休みらしい。 「仕事だったら足が痛くて大変だね」と言ったら、休みなことや富士急ハイランドのことを教えてくれた。
インド人と楽しいおしゃべりをしながら歩けたので、地獄のジグザグ区間も快適に降りることができた。 途中でインド人が5人になったりした。 基本英語で喋っているのだけど、オレがあまり英語をしゃべれないことを考慮してくれて、簡単な英語で喋ってくれてるので、だいぶ意思疎通を取ることができた。
富士山はいい思い出になったけど、もう二度と来ない!と言われた。 「また来年思い出すよ」と伝えたけど、上手く伝えられただろうか。 他にもいろいろ話したけど、話しすぎてけっこう忘れてしまった。 途中で半分溶けたチョコをあげたり。 どうやって5合目まで来た?とか聞かれ、21人もいるので貸切バスで来たよ、と伝えたが、多分このあたりは意味が通じてないと思う。

途中で一緒に休んだりしながら、楽しいおしゃべりのおかげであっという間に、ジグザグが終わる仮設トイレまで降りてくることができた。 このつまらない道が国際交流で一気に楽しい道になった。 インド人、名前聞いたけど忘れてしまった……ありがとう!!

ジグザグ道が終わり、少し歩いて同級生を前に発見。 この延々ジグザグをひたすら後ろ向きに歩いて下りてきたらしい。 ここまで来たらもうちょっとなので頑張ってもらうしかない。 6合目からは、荷物を全て持ってあげて、同級生を空身で歩かせる。 時間もだいぶ押しているので……
そんなで、歩くこと4時間半くらい、ようやく5合目まで下山することができた。 随時LINEで状況を報告しているので問題はなかったのだけど「着いたら大至急バスに戻ってこい」とのことだった。 先にお土産買っておいてよかったなぁ。 というか、最後尾だとこうなるのが予想されていたので。

21人全員登頂でき、無事に下山できた。 大きなトラブルも無く追われたのがかなり奇跡っぽい。 誰からしら高山病になると思っていたのだが……

帰りは「富士展望の湯ゆらり」という温泉施設で汗と砂を流して食事を食べる。 社長にビールとご飯をごちそうしてもらった、ラッキー。 ビールは2杯も飲んでしまった。 友達は足が痛いことに逆ギレして「足が痛いのにどうやって風呂に入ればいいの? 座れないのに」とか言い出したから、「好きにして」とバスに置いてきてしまった。 結局風呂にも入らずご飯も食べなかったみたいだ。

目黒に到着したのが18時20分くらい。 登山の荷物はきちんとパッキングをして、ファミリーマートから高松の自宅へ宅急便で送る。 実家まで持って帰っても、そのまま飛行機に持っていくだけなので、なるべく荷物は減らしたい。
目黒から五反田まで山手線で行き、五反田からは都営浅草線で八千代台を目指す。 途中で電車を乗り換えたのだけど、けっきょく最後まで座ることはできなかった。

八千代台に着いたら土砂降りの雨。 これから同級生と飲みに行こうと思っているのだが、同級生もなぜか全国チェーン店思考で、モンテローザ系列に入りたがる……
せっかくのチャンスなのだから、もっと違う店に入らなくてはいけないのだが。 少し歩いて「炭焼家 串じまん」というお店に入る。 ここでひたすら鶏肉を食べて、疲れたからだを癒やす。 そしてビールも飲みまくる。 22時半くらいに店を出て、次は「Log」という燻製バーに。 もうお腹いっぱいだったので、肝心の燻製はあまり食べなかったが…… モッツアレラチーズ、砂肝、スパム、あと1つ頼んだが何か忘れてしまった。 お酒は甘いお酒を楽しんで0時位に店を出る。
帰りはタクシーで。 実家まで4,300円もかかってしまった……

今回の登山、21人全員が登れてとてもよかった。 出だしはあいにくの雨だったが、ご来光も見られたし、トラブル無く終了できた。
日程が良かったのか、混んでいたは混んでいたのだけど、いつものような大渋滞も無く、登山も快適だった。
無いと思われた今年の登山だが、1ヶ月前に突然「行くよ」と言われて同級生を誘ったのだが、来年も突発でありそうな気がする。
コースタイムだけ見てるとかなり休んでいるので、22時位に出発して、休憩時間を短くしても全然行けそうな気はする。 パーティのレベルによるのかなぁ。
本日のコースタイム
20:08 5合目スバルライン
20:38~21:00 6合目 指導所
21:55~22:17 7合目 花小屋
23:00~23:30 7合目 鎌岩館
23:55~00:32 7合目 蓬莱館
01:17~01:30 8合目 太子館
02:35~02:58 8合目 白雲荘
03:38~03:58 本8合目 富士山ホテル
04:21~05:22 8合5勺 御来光館
05:50 9合目
06:42~07:33 10合目 山頂広場
08:17 本8合目 富士山ホテル
08:29~08:51 8合目 江戸小屋
09:29 緊急避難所
10:43~10:47 6合目 指導所
11:50 5合目スバルライン

【静岡・山梨】富士山

晴れ富士山登山。 河口湖スバルラインの5合目登山口に18時半くらいに到着した。 高度順応などで、登山開始は20時半くらいの予定。 それまでは自由行動となる。
特にすることもないのだけど、売店を見に行ったり、沈む夕日で赤くなった空を眺めたり、トイレに行ったり、仮眠しようとしたりして時間を潰す。
バス駐車場 5合目 富士山

20時過ぎになり、一旦集合して、これから登山開始となった。 メンバーは3グループ15名。 基本的には同じくらいのスピードの人たちでまとまって登ってもらうスタンス。 グループ内が仲がいいだろうから、おそらくグループでまとまって登っていくようになるのかな。 合目毎の区切りのいい場所で集まったりしながら先を目指す感じ。

まずは6合目まで。 6合目までは馬も通れるような道になっていて、それほど傾斜がない。
出だしはゆるい下り坂が20分ほど続く。 林道は左手へ、右手が登山道のような分岐点になり、そこから石畳や砂利道が20分くらい続く登り坂となる。 水平の移動距離が2kmくらいあるので、下山時はしんどいコースとなっている。

6合目まではそれほど時間もかからずに到着。 だが、着くのがちょっと早過ぎるかもしれない。 あまり早く山頂に着いてしまうと、ご来光待ちまでの間、かなり寒い思いをしないといけなくなってしまう。
ご来光のタイミングと休憩時間と登るペースを上手く合わせないといけないのだが、上に行けば行くほど気温が下がるので休憩時間も取りづらくなる。

6合目ではゆっくりと休む。 1グループが先に出るというので、もう合流はせず「7時半くらいに山頂を出発しましょう」ということで、山頂を目指して行った。
1時間ほど6合目で滞在して、7合目を目指す。 7合目までは広い砂利道を何度も何度も折り返して登っていく。 折り返すところは階段が作られていたりして、微妙に歩幅が制限されて歩きづらかった。 7合目はけっこう距離があるので、途中で休憩を挟んだりしながら、到着。
7合目というものの、一番下の山小屋から一番上の山小屋まで30分ほどの距離がある。 一番下の山小屋に今いるので、ここで少し休憩を入れて、一番上の山小屋を目指そう。 まだみんな元気そう。
12度

7合目にはたくさん山小屋があり、その中でも「東洋館」というところが、最近立てなおしたのか、ものすごい綺麗だった。 地面はウッドデッキのような感じで、快適すぎて動きたくなかった。
東洋館

8合目までは順調にやってきた。
8合目 太子館 8合目 元祖室

だが、ここからメンバーの1人が高山病で体調不良に。 ヨボヨボとしか歩けないような状態になって、かなりつらそうだった。 が、なんとか本八合目までやってきた。 40分の区間を1時間40分くらいかけてようやく歩ききったけど、まだ先は長い。 ちょうどご来光の時間なので、カメラを構えて太陽が昇ってくるのを待ち構える。
雲の向こう側から太陽が昇ってきて、あっという間に当たりを照らす。 太陽の力は素晴らしい、夜間で気温がかなり下がっていたのだが、太陽が昇ってきたら暖かく感じる。 太陽は偉大だ。
日の出待ち 日の出待ち 日の出待ち 日の出待ち 日の出 日の出 日の出
日の出

体調をごまかしながら登ってきたメンバー1人は残念ながらここで脱落となった。 その人は山小屋で休憩させてもらって下山することになる。

吉田ルートは久々に登るけど、7合目~本八合目まではかなり急な岩場が続くような地帯だった。 ずっと砂利道がグネグネなっているイメージだったけど、この区間はけっこう辛いのかも。

ここから先も最後尾を付いて歩くのだが、今度はオレがきつくなってきた。 呼吸や足がきついのではなく、睡魔が…… かなりペースが遅く、数歩歩いて立ち止まるような感じの人の後ろから歩いている。 立ち止まると睡魔がすごくて、一瞬で夢を見る。 で、パッと目が覚めて、また前を追って歩き出す、また立ち止まるので、オレも夢を見る、それを繰り返しながら歩いていた。 一緒にいた社長が、「9合目まで先行って寝てていいよ」と言ってくれたので、9合目まで一人で歩いて行く。 4回くらいの折り返しだったと思うのだけど、早く登って寝ないと、最後尾の人が着いてしまう。 着いてしまったら、また後ろを歩かなくてはならない。 9合目まではすぐに到着。 ここに、先に進んでいたメンバー4名も寝ていた。 その脇でオレも眠る、一瞬で眠りに落ちる。 45分後くらいに起こされる。 社長たちがここまで登ってきたのだ。 4回の折り返しだけど、45分も差がついたのだな。
9合目 もうすぐ山頂 山頂目前

9合目まで来たら、10合目はもう目の前。 すぐ上に見えているし、高低差も100m程しかない。 最後尾はかなり辛そうだけど、もうすぐだ! 最後尾は本当にフラフラになりながら登って行く。 立ち上がったよろめきで、77歳のおばあさんに寄りかかってしまったり、そのおばあさんに「若いんだから」とか言われたり、付き添いの66歳のおじいさんに「あなたの2倍生きてる」と言われたり、他の登山者とも励まし合いながら登って行く。
そしてついに10合目に到着!! 3776m地点は火口挟んで反対側なのだけど、一応10合目でも山頂扱いとなる。 今日は時間無くて、3776m地点には行くことはできないな。
フラフラだった最後尾の人は、山小屋に直行してカレーライスを食べて、横になって仮眠していた、よほど疲れたのだろう、帰りの下山もあるので体力とメンタルを整えておいてもらわなくては。
山頂より 山頂 山頂より 山頂より 火口と最高峰

山頂では1時間ほど滞在し、下山することに。
下山も富士吉田ルートで下山する。 富士吉田ルートは上りと下りで道がわかれているので、上り優先などの概念は無い。 けっこう急な砂利道を快適に下りていく。 すぐに本八合目までやってきて、須走口の分岐点の8合目までも下りてきてしまった。 だが、ここから下を見下ろすと、ひたすらジグザグの道が続いており、最後の方は全然見えない。
最後尾の人は「無限ループだ……」と嘆いていた。
そのひたすら続くジグザグの道をどんどんと下りていく、下りでも体力は消耗するし、太陽が完全に昇って、気温も高くなってきてかなり暑い。 それに砂利道なので砂埃がすさまじい。
下山路 富士山は赤い

そんな長い道を、心折れないように会話をしながら、7合目の緊急避難所、7合目の公衆トイレを通過し、ようやく6合目まで戻ってきた。 が、6合目から5合目までも2kmの距離がある。 しかも最後の1kmは上り坂。 最後の試練、5合目までの道を歩いて行く。 さすがに最後の最後は辛かった見たで、途中で2回ほど休憩を入れていく。
そしてついに、5合目登山口まで戻ってきた。
緊急避難所 落石地帯はシェルターがある

夜20時に出発して、10合目に着いたのが8時、下山したのが12時40分、なんと16時間に及ぶ登山となってしまった。 高低差は1400mだし、距離的に見ても15kmくらいしか歩いてないと思うので、体力的には全く問題なかったのだけど、別の体力「睡魔」との戦いだった。
帰りのバスの中では一瞬で眠りに落ちて、気づいたら「ふじやま温泉」という温泉施設に到着していた。 ここで汗と砂を流して、美味しいお昼ごはんを食べて帰る。

品川までのバスの中でも、ほとんど寝て過ごす。 体力も回復したし、汚れた登山服から、普通の格好になっただけでも、だいぶ体力が回復した気がする。
品川で解散になり、今日は実家に泊まるので、京急に乗って、品川→青砥→八千代台→ユーカリが丘と移動。
親にユーカリが丘まで迎えに来てもらったので、夕飯を食べに行く。

夕飯食べて、家でもシャワーを浴びて、23時位には寝てしまった。

本日のコースタイム
20:10 五合目
20:42~21:30 六合目
22:30~23:09 七合目 花小屋
23:30~23:50 七合目 鎌岩館
12:14 七合目 鳥居荘
12:29~12:51 東洋館
01:30~01:47 八合目 太子館
03:00~03:35 八合目 白雲荘
04:20~05:20 本八合目 富士山ホテル
06:17~06:55 九合目
07:57~08:48 十合目
09:30~09:38 本八合目
10:27~10:33 七合目 緊急避難所
11:04~11:15 七合目 公衆トイレ
11:43~11:50 六合目
12:36 五合目

富士登山

曇り20時くらいになり、いよいよ富士登山が始まった。 登り始める時間が少し早い感じはするけど、途中の山小屋で時間調整しながら登っていこうか。
まずはウォーミングアップがてら、六合目を目指す。 6合目は20分くらいの距離なので、ゆっくりのんびりと歩いて行けば、体も暖まるだろう。
今回も最後尾について歩いていく。 しばらく歩き六合目に到着。
六合目 ジュースの値段

ここで少し休憩して出発。 次は新七合目。 コースタイムでは60分のコース。
このあたりから人が多くなり始めてきた。 渋滞とかそういうのはまだないのだけど、常に前に人がいる状態。 その人の後ろを歩いていく。

途中で何度か休憩を入れながら登っていくのだけど、休憩をしているとき、雨がポツポツと降り出してきた。 まだ序盤なのに雨か…… すぐに止むかなぁ、と思っていたのだけど、突然強くなり始めたので、急いでレインコートを着て、ザックカバーを装着する。 雨か……

途中で何度か休憩を入れて、新七合目に到着。 このころには雨は小降りになっていたが、降ったり止んだりみたいな感じ。
新七合目

雨のため、あまり休憩を入れられずに、すぐに出発する。
次は元祖七合目。 コースタイムは50分。
登り始めた時からなのだけど、東の空がすごい。 雷が光まくっている。 20秒に1度くらい空が明るくなる。 タイミング合わせてシャッター押したけど、うまく撮れなかったな……
東の空の雷

元祖七合目に向かって歩いていく。 途中で標高3000mを越えた。
標高3000m

そろそろ高山病に注意しなくては…… そして元祖七合目に到着。
元祖七合目 元祖七合目

時刻はまだ23時。 このペースで登ったらだいぶ早くついてしまう。 だけど、休むのもかなり寒いので、ゆっくりでも歩き続けることになった。

次は八合目。 コースタイムは40分。 このあたりから体力がきつくなる人が出てきた。 10歩くらい歩いて立ち止って、10歩くらい歩いて立ち止って。 それでもゆっくりゆっくりと標高を上げていく。 人もかなり多くなってきた。
山小屋直前では渋滞していて、思うように進めない。 八合目に到着。
さて、10合目まではあと3ピッチ。 各30分で、現在時刻は1時。 時間的には順調かな。
八合目

だが、ここからがかなり想定外だった。
次は九合目。 30分の区間。
だが人が多すぎて、常に並びながら歩いていく感じ。 途中、渋滞で立ち止まったりしながら登っていく。 止まっている間は眠すぎる……
途中で高松メンバーの1人が体調不良で、リタイアすると。 もう1名も付き添いで残ることになった。 症状的には高山病なので、下山すればいいのだけど、だいぶ登ってきたので、八合目は結構下にある。 何より渋滞しているので、それらの人を避けながら下山しないといけない。 一方九合目はすぐ上に見えている…… 判断は任せて、ここで別れてきた。
九合目に到着。 30分の区間なのに1時間15分もかかった。 時刻は2時45分。 日の出まであと2時間。 コースタイム的には60分。 一応2倍の猶予があるのだけど、いけるかな?
九合目

次は9号5勺を目指す。 だが、ここから先は悲惨だった。 先ほどよりも渋滞が激しくなり、まったく前に進めない。 並んで歩いていくが、眠すぎる……
9号5勺まで、なんと1時間半もかかってしまった…… 時刻は4時半。 日の出が4時40分なので、もう日の出は無理だな…… ただ天気が悪いので、上でも見れないっぽい。

とりあえず山頂を目指そうか。 ここから10合目も30分のコースタイム。
だけど、山小屋の裏から大渋滞。 30分くらい並んで歩いたが、たった50mくらいしか進まなかった…… このペースで山頂まで歩いたら、まだ2時間以上はかかりそうだな……
そろそろ判断を迫られそうだ…… このまま並んで山頂まで行ってもいいのだけど、相当体力を消耗するだろう。 そして山頂もすごい人だし、何より帰り道で、この大量の人たちとすれ違って下りなくてはいけない。
初めての富士山の人もいて、ぜひ山頂まで行きたかったが、残念だけどここで諦めることに……

九合5勺まではあっという間に下りてきて、九合目まで下山する。
ここで社長と連絡を取って、下山してくる人たちを待つことに。 一緒にいたメンバーは先に下山してもらって、1人で待つ。
だいぶ待ちそうなので、ダウンを着て、分厚い手袋をして、暖かい恰好をしてしばらくベンチで仮眠する。 太陽も登ってきてポカポカと気持ちのいい時間になってきた。

途中で何度か目が覚めたが、ウトウトしていて、気づいたら2時間以上経過していた。 社長に連絡したら、もうとっくに通過したと…… 時間的にも最後尾になってしまったので、皆を探しながら下山しようか。 具合が悪くなった人は、九合目まで何とか登り、山小屋で仮眠し、6時過ぎに下山を始めたと。 もう8時前なので、だいぶ下まで行ってるかな?
九合目山小屋

太陽が出てきて天気も良くなってきて気持ちがいいな。
八合目、元祖七合目と順調に下山する。
雪渓 下山 登山道 雲海 行列

途中で他のメンバー2名と合流して、最後尾で一緒に下りていく。
新七合目、6合目と下りて、ようやく5合目まで到着。
バスまで戻ったのだが、重大な事態が発覚。 具合が悪くなって、山小屋で仮眠した人がまだ下りてきていないと。 付き添った人は途中ではぐれてしまったと言っていた。
もういい時間なので、下りてきて売店の方で休んでいるのではないか? など思って、5合目でアナウンスしてもらったりしたがおらず。
携帯も電波がつながらず…… 各山小屋にTELで確認しつつ、登りかえすことに……
とりあえずザックの中身は必要最低限のものに詰め替えた。
お茶、レインコート、救急セット。 荷物がかなり軽くなった。 これなら6合目までは軽くいけそうだ。

登りかえして10分くらい、6合目が見えてくるあたりで、具合の悪くなった人と遭遇。 もうここまで下りてきていたのか。 とりあえず荷物を預かってストックを使わせて、5合目まで下山してきた。

今回の登山は反省点がいっぱいだった。
グループ全体で18人だったのだけど、登りの八合目付近で、既に2名ほど見失っていた。 先に行っているとは思っていたけれど。 一応2名とも登頂成功していた。
顔と服装を覚える前に雨が降ってきてしまい、レインコートを着てしまったので、さらに顔が分からなくなってしまった。
予想外の混雑で、山頂を諦めたチームがあった……
ただ、あの人の多さは正直想定外だった。 登山というか、ただの行列だったな……
今年を踏まえて、来年も行くかと聞かれた、今の答えは「NO」。 もういいかな、って感じ。

バスで温泉に寄って、新富士駅16時くらいに解散になった。
さて、これから高松まで運転するという任務がある。
運転を何度も交替して仮眠しながら、高松に帰って来たのが1時40分くらい。
かなりの長旅だったけど、無事に帰ってこれて良かった。

本日のコースタイム
19:58 五合目
20:18~20:30 六合目
21:40~21:52 新七合目
23:00~23:40 元祖七合目
01:03~01:30 八合目
02:44~02:59 九合目
04:30~04:40 九号五勺
05:12 断念
05:22 九号五勺
05:50~07:54 九合目
08:17 八合目
08:52 元祖七合目
09:40 新七合目
10:31 六合目
10:51 五合目

【静岡】富士山

晴れのち雨20時、いよいよ登山開始。 高度順応は2時間ほど。 総勢24名の集団で登っていく。
先頭には社長が歩き、オレは最後尾を歩いていくことに。
みんなヘッドランプ装着で、いざ登山開始。

まずは六合目まで。 六合目まではウォーミングアップがてら、ゆっくり登ろうかと思っていたのに、皆のペースが結構早い。 こんなペースで登って行ったら途中で力尽きてしまうぞ…… 最後尾の人より30mほど遅れて、六合目に到着。
まだ序盤すぎて皆の技量がわからないけど、このままのペースで上まで行ったら、確実に数時間待つことになりそう。 まだ出発した直後だけど、六合目で長い休憩を取ることになった。 こんな事だったら、五合目の出発を30分ほど遅らせたらよかったな。
六合目

六合目でみんなワイワイしながら休憩する。 ここから新七合目までが60分かかるとなっている。 山小屋間が一番長いのが、六合目~新七合目。 まずはここをクリアしないとね。
新七合目に向かって歩き出す。 途中でなんどか休憩を入れて、新七合目に到着。 皆まだ元気っぽい。
ここでも長めの休憩を取る。
新七合目

さて、次は元祖七合目へ。 いよいよ3000mを越える。 ゆっくりとしたペースで登ってるので、高山病にはなりにくいだろうけど、24人もいるので、1人くらい発症するかもしれない。

何度か休憩を入れながら歩く。 3000m地点を越えたらすぐに、元祖七合目に到着。
そろそろ寒くなってくる頃か、と思っていたけど、全然寒くないな。 風も全くないし、星空も綺麗だし。
3000m地点 元祖七合目

八合目、3250m。 日本で、富士山以外では味わえない高度になってきた。 そしてだんだんと人が多くなってきた。
八合目

九合目。 山小屋から小中学生と思われる団体30名ほどが出てきた。 この団体より早く出発したかったが出来ず、人が多く渋滞が発生するようになってきた。 九合目出発する時点で、2:38。 ご来光まで2時間あるので、渋滞が無ければ余裕だな。 ここから30分+30分で十合目まで着くコースタイムとなっている。
が、人が多い…… 時間までにたどり着けるか、正直焦ってきた。
九合目

九合五勺、ここまでの区間、ここからの区間が一番きつい部分だろう。 ゆっくり休憩させてあげたかったけど、タイムリミットまで後1時間20分。 人は相変わらず多いので微妙なところ。 10分程度の休憩でなんとか、十合目を目指してもらう。
九合五勺

最後の正念場。 傾斜が最も急になり、酸素も薄い。 24人の集団は結構分断されてしまった。 が、オレが最後尾に着いているはず。

4:24、無事十合目に到着。 24人全員揃っている。 ご来光にも間にあった! 東の空は既に明るくなってきている。
富士宮口から登っているので、この位置ではご来光が綺麗に見えない。 火口を反時計回りに少し歩けば見晴らしのいい場所があるので、そこまで移動。 声をかけたが、全部で4名しかこちらにこなかった。

そしてだんだんと空が赤く染まってきて、ついに太陽が顔をだした! 赤い、明るい、そして数分で太陽の熱が伝わってきて暖かい。 美しい景色をみていたのだけど、あっという間に陽が昇ってしまった。 山に来ると、太陽の素晴らしさを、改めて実感する。
もうすぐ日の出 もうすぐ日の出 もうすぐ日の出 もうすぐ日の出 富士山からの日の出 富士山からの日の出 富士山からの日の出 富士山からの日の出 富士山からの日の出 富士山からの日の出 富士山からの日の出 富士山からの日の出 富士山からの日の出

十合目山小屋付近に集合し、7時半まで自由行動となった。 お鉢巡りする人は巡ってもいいし、剣ヶ峰行く人は行ってもよいし、休憩したい人はしてもよい。
お鉢巡りでもしようかと思ったけど、誰も行かないみたいなのでやめた。

コーヒーを振る舞い、みんなで剣ヶ峰を目指す。 馬ノ背を越え、剣ヶ峰へ。 写真撮影の列ができていたので、それに並び、3776mの標の前で写真を撮る。
火口には雪が残る 火口はガスで真っ白 剣ヶ峰

山頂には展望台があったので、そこに行こうと思ったら通行止めになっていた。 老朽化で閉鎖されたっぽい。
閉鎖された展望台

十合目山小屋付近に戻り、眠かったので寝ていた。 少し寝ていたら起こされた。 どうやら雨が降ってきたらしい。 廂の下に避難し、レインコートとザックカバーを装着。 集合時間の7時半まであと10分だったが、雨のため、何名かは先に下山を始めたらしい。 連絡がつかない人が2名いたが、7時40分まで待って、降りることに。 富士山経験者なので、もしまだ下山開始してなくても、自分の判断で降りてこられるだろうとのこと。
十合目 登山道 登山道

九合五勺に着く前に雨は止んでしまった。 九合五勺でレインコートとザックカバーを外す。 下山も最後尾グループに着いて降りる。
九合目を通過し、八合目まであとちょっとの所で、突然の土砂降り。 さっきみたいにすぐ止みそうかと思っていたが、八合目がすぐなので、そこまでは雨に耐えて降りる。 八合目に着いたが止む気配なかったので、再びレインコートとザックカバーを装着。
元祖七合目までは結構遠い。 雨は全然止まず、かなりの土砂降り。 そして前の方に遅い団体がいるらしく、なかなか降りられない。
元祖七合目を通過し、新七合目を目指す。 雨は全く収まらず……
歩き続けていたので、新七合目のちょっと手前で少し休憩。
新七合目でも少し休憩し、六合目を目指す。 ここは距離があるので、けっこうきつい。 ずっと下に六合目の山小屋が見えているのに、なかなか近づいてこない…… 雨は少し弱まってきた感じがするな。 が、レインコートは脱げない程度には降っているけれど。
登山道

六合目到着し、五合目に向けて下山する。 六合目山小屋前で、4GBのSDカードが落ちていた。 デジカメのカードを入れかえる際などに、落としてしまったのか? 六合目山小屋に届けておいたが、持ち主現れるといいね。 きっと大切なデータなどが入っているはず……

そして無事五合目まで下山。
バスに戻り、余り時間の余裕がなかったので、レインコートと靴だけ脱いでバスは出発。
これから温泉+お昼ご飯。 1時間ほどかかるのだけど、眠くてほとんど寝ていたと思う。

温泉で汗を流し、お昼ご飯+ビールを飲んでエネルギーを補給。 深夜1時過ぎたあたりから、寝不足からくる胃の不調で、あまり食料を食べることができなかったので。
脱ぎ捨てたレインコートなどの荷物の整理をし、15時にバスは出発。 時間の関係で、飛行機ではなく新幹線。
新幹線のチケットは17時12分発のを予約しておいたが、1時間早い便に予約変更。
16時12分新富士発、名古屋乗り替えで、19時30分岡山着。 そこからマリンライナーで高松へ。 20時40分くらいに高松到着。

新富士~名古屋は1時間半くらい。 名古屋~岡山も1時間半くらい。 どちらも時間が中途半端でゆっくり寝ることができなかった。 名古屋~岡山はかなり混んでいた。 指定席もほぼ満席だったので、自由席だったら座れなかったかもな。

帰りは高松駅まで妻に迎えに来てもらって帰宅。

徹夜で登山していたので、早く寝たかったのだけど、後片付けなどしていたら0時くらいになってしまった。

本日のコースタイム
20:02 富士宮口五合目
20:22~20:59 六合目
21:44~21:57 休憩
22:04~22:42 新七合目
22:52~23:00 休憩
23:14~23:28 休憩
23:47~00:18 元祖七合目
00:33~00:41 休憩
00:55~01:04 休憩
01:14~01:38 八合目
01:57~02:00 休憩
02:19~02:25 休憩
02:30~02:38 九合目
03:01~03:02 休憩
03:13~03:17 休憩
03:23~03:35 九合五勺
04:24~07:33 十合目
07:47~08:06 九合五勺
08:26~08:31 九合目
09:01~09:09 八合目
09:54 元祖七合目
10:14~10:16 休憩
10:26~10:38 新七合目
11:21 六合目
11:37 富士宮口五合目

富士山登山

曇りのち晴れ21時、いよいよ登山開始。 高度順応は3時間たっぷりした。 これで高山病になってしまう人がいたら、もう諦めてもらうしかない。
今回は、高松3名、東京7名の計10名。 結構な大所帯だ。
富士宮登山口

オレが先頭で歩くことになったので、ペースを乱さぬよう気を付けて歩かなくては…
まずは六合目までの歩き。 六合目は近いからな、軽いウォーミングアップになるかな。

六合目まではすぐに到着。 高山病を防ぐために、各山小屋でゆっくり休憩して登ろう。 と思っていたのだけど、休み始めてすぐに、突然ボタボタと雨が降りはじめてきた。 レインコートを着こまないと濡れてしまう程度の雨。
とりあえず、みんなレインコートを着こんで出発。

が、一時的なものですぐに雨は止んだ。 まぁガスの中で常時濡れてるような状態だから、服が濡れる前にレインコートを着てしまうのはいいことだね。
六合目

さて、六合目が、ようやく登山口のような感じ。 ここからいかにも富士山っぽい登りが始まる。 次の目標地点は七合目。 登山口でもらったコースタイム票には60分と書いてある。
暗くて、山小屋までの道が見えないのが幸いか。 山小屋の電気が見えるだけなので、距離的にはそう長く感じないだろう。
砂利の道を、右に行ったり左に行ったりウネウネ歩きながら登る。 ペースは極力ゆっくりを維持するように。 途中で一回休憩をはさみ、七合目に到着。
七合目

ここではたっぷり休憩をとる。 この次は元祖七合目。 いよいよ3000mを越えてくる。 その辺りから、高山病の症状を訴える人が出そうな気が……

元祖七合目までは50分のコースタイム。
道はほとんど同じような感じの道。 ペースをもうちょっとだけ落として歩く。
登りはあっという間だな。 すぐに元祖七合目に到着。
元祖七合目 元祖七合目

さて、ここからはより慎重に歩かなくてはいけないね。
ただ、山小屋の間隔が短くなるので、少しは楽になるかもしれない。

しばらく歩き八合目に到着。
八合目ではたっぷり休憩。 コーヒーと紅茶を沸かして冷めた体を温める。 人数が多い割には、水の量が少なかったので、みんなに行きわたっただろうか……
八合目 八合目

ここまで来たら、あとは九合目と九合五勺だけ。 九合五勺から十合目、それぞれの区間が30分なので、まぁすぐだろう。

日の出の時間にあうよう、休憩時間を調節。
しばらく歩き、九合目に到着。 暗いので道の状態がよくわからない。 六合目~ここまで、ずっと同じような道だしね。
九合目 けっこうな人 気温5度

そして、最後の山小屋、九合五勺へ向けて歩きだす。 この辺りから傾斜がきつくなってきた。 ペースはゆっくりなのに、呼吸が弾む。
九合五勺

ここでの休憩はほどほどに、十合目を目指す。 あまり休みすぎて日の出に間に合わなかったら残念すぎる。 というか、天気が悪いけど、日は出るのだろうか……
最後の最後がけっこうきつい登りだった。 が、全員無事十合目まで到着。
十合目

あとは日の出を待つのみ。 みんな日の出を待っているのだけど、みられるのだろうか…… 天気は悪い。
日の出待ち 日の出待ちの人

そして太陽が昇る時間になった。 が、太陽は姿を現さず…… 辺りがだんだん明るくなってきた。 風が強く、時折太陽が見えそうになるがなかなか見えない。
風が強く吹き、一瞬ガスが飛び、太陽が顔を出した瞬間が何度かあった。
その度に歓声が起こる。
かろうじて日の出

さて、そろそろ3776m地点に向かおうか。 あまりゆっくりしてると、山頂が混んでしまう。 3776m地点までは20分弱の歩き。 最後の最後がめちゃめちゃ急傾斜なのはご存じの通り。
3776m地点へ

まだ5組くらいしか、写真の順番待ちができていなかった。
無事、3776m、日本一の高さを踏んできました。
3776m地点

裏にある展望台から景色を眺める。
ガスがかかっているのだけど、ここも風が強いので、たまに景色が見える。
壮大な山脈と、影富士が一瞬見えた。
影富士

山頂を楽しんだので、十合目に戻る。 ガスも晴れてきて、富士山の火口も綺麗に見える。
十合目へ 火口

さて、そろそろ下山するみたいだ。 下山時にはガスはほとんど晴れて青空が広がっている。
十合目方面 九合五勺方面

雲がすごい綺麗。 青空になってよかった。 最高だね!
青空と雲 下山はあっという間

下山はあっという間だし楽だなぁ。
九合五勺

歩く時間的にも短いのだけど、いつまでも下が見えているのが精神的にきついかもしれない。
下は長い 下は長い2 下界も遠い

どんどん降りて行く。 いつの間にか宝永山の方が高い高さまで下りてきている。 宝永山も行きたかったなぁ。 あそこの火口は素晴らしい。
宝永山

元祖七合目、新七合目と順調に通過していく。 新七合目~六合目区間が一番長い所。 ここさえ歩き切れれば五合目は目前。
元祖七合目 青空 七合目 六合目が見えてきた

そして、六合目到着。 皆さんはクタクタのようだ。
六合目

六合目から15分ほどで、無事、五合目まで下りてきた。 10人のメンバー全員十合目まで登り、下山出来た。 これは奇跡とでもいうべきだろうか。
当初の想定では、脱落者が5名程度出る予定だった。

帰りに富士宮にあるスーパー銭湯に立ち寄り、汗を流しお昼ご飯を食べてきた。
お風呂もご飯も出してもらった。 ごちそうさまでした。

東京組とはそこでお別れ。
オレらは新富士駅前でレンタカーを返し、新幹線に乗って岡山を目指す。
名古屋で乗り替え。 1時間半ほどで乗り替えなので、ゆっくり眠ることができなかった……
新幹線

岡山から高松のマリンライナーは混んでいて座ることができなかった……

帰りの電車がメチャメチャ疲れたけど、無事帰宅。
とてもよい富士山だった。

本日のコースタイム
20:58 五合目
21:15~21:30 六合目
22:14~22:34 新七合目
23:10~23:40 元祖七合目
00:11~01:15 八合目
01:45~02:30 九合目
03:02~03:38 九合五勺
04:18~06:10 十合目
06:27~06:39 九合五勺
06:55~07:04 九合目
07:22~07:38 八合目
08:02~08:21 元祖七合目
08:48~08:54 七合目
09:26~09:35 六合目
09:55 五合目

富士山登山

晴れ夜、23時くらいに出発。
高速に乗り、東を目指す。 2時くらいに、西宮名塩SAで運転を交代。 4時過ぎに、新名神高速道路の土山SAで撃沈…
6時半くらいに出発したみたい。 7時半くらいに目が覚めまだ愛知県内だった。
この時間になったらけっこう渋滞が発生している。 上りだからまだマシだが、下りは悲惨。
それでも静岡県内で10km程度の渋滞に3回くらい引っかかった。 最終的には渋滞を避け、静岡ICで一般道に降りてしまった。
一般道で富士ICを目指す。 40kmくらいなのだが、一般道もけっこう混んでいる……
富士山

ようやく富士ICに到着。 とりあえずお昼にするか… お昼は「富士宮焼きそば」を食べることに。
あらかじめ店を調べてこなかったのでどこに行こう…… 携帯で検索して「すぎ本」というお店が有名らしいので、そこに行ってみることに。
店頭に張り紙があり「当店はお好み焼きの店です。 焼きそばだけ食べに来た人も、お好み焼きも一緒に注文してください」との旨が書かれていた。 頑固な店なのかと思ったが、意外に親切で、頑固親父っぽい人はいなかった。
待つこと10分くらい、お好み焼きと焼きそばが出てきた。 お好み焼きはハーフを頼んだのに、普通くらいのサイズだった。 でかいな、これ…
味は全然焼きそばの味がせず、桜海老の味が強かった。 焼きそば……微妙なところだ。
お好み焼きは普通に美味しかった。 けっこう量があったので、ギリギリ食べきれた感じだ。
すぎ本 富士宮焼きそば

そして、コンビニで食料を買い込み、登山口の駐車場に行く。 この三連休は富士山の道路で、マイカー規制されるので、近隣の駐車場に止めて、そこからシャトルバスで向かう。 シャトルバスは往復1300円くらい。

駐車場に車を止めて、登山の準備に取り掛かる。 24時間ほど帰って来れないので、顔も洗い、歯も磨いた。
去年の感じだと、かなり寒かったので、今年はけっこう防寒具は準備してきた。

雪のある時期にも使っている「ブレスサーモ」を上下、冬用の手袋(インナー、アウター)、冬用のズボン、先日購入した、今冬使う予定のフリース。
そして最強の味方になるであろう、ツエルトも持ってきた。

水分はお茶を4L、真水を2L持った。 これだけで6kg、重い…… 下山&ツエルト張りに備えてストックも持ってきた。
いつも背負ってるザックとは重量が違う…… これはかなり疲れそうだ…

準備も出来たので、シャトルバスに乗り込むことに。
気圧の実験 富士山 シャトルバス

30分も走らないうちに、バスは五合目に到着。 さて、これからしばらく高度順応のために、五合目で待機するか。
とりあえずめちゃめちゃ寝不足なので、少しでも睡眠をとりたいところなのだが……寝る場所もないし、壁の隅っこに寝転がっても思うように寝ることができない。 そのため写真撮影をして、時間をつぶすことに…

野生の鹿も発見した。 てっきり鹿なんていないと思っていたのに、いるとは驚きだ。
富士山 五合目からの景色 五合目からの景色 気圧の実験

15時半頃、五合目について、時間が経過すること1時間半。 まだ少し早いような気がするが、明るいうちに少し上に登って景色を見ておきたいので出発することに。 各合目でたっぷりと休憩しながら登ろう。
五合目

17時05分、ようやく五合目を出発。 まずは六合目なのだが、ここは近い。
五合目~六合目

すぐに六合目に到着。 全然疲れていないのだが、15分ほど休憩。 明るいうちに7合目まで行けてしまいそうだ。
六合目からの景色 六合目からの景色 六合目 六合目 気圧の実験

ここからは道も富士山っぽくなり、細かい砂利道が続く。 時折でかい岩も転がっている。 そして砂埃が激しい。
この時間でも下山してくる人は結構いるなぁ。 朝出てこの時間になる人もいるだろうし、昼前くらいから遅い登山を始めてこの時間になる人もいるだろう。 後者は観光登山に来たような人ばかりだが…
そんな人達とすれ違いながらどんどん高度を上げていく。
六合目と新七合目の標高差は290m。 ここの区間のコースタイムは60分。
ひたすら登りっぱなしの60分になった。 ようやく新七合目に到着。
六合目~新七合目 宝永火山 富士山の影 六合目~新七合目からの景色

時刻は18持58分。 明るいうちにたどり着ける山小屋はここまでだな。 この先の元祖七合目は標高3010m。 ついに3000m越えをするので、高山病にかかる人は多くなるだろう。 そのため、今いる2780m地点でなるべく長くいることが大事だろう。
ということで、大休止することに。
新七合目

暖かいコーンスープを飲んだり、おにぎりを食べたり、パンを食べたり。 幸い、風はほとんど無風で温度もまだ高い。
だんだん暗くなっていく景色を見ていくと、少しさみしい気持ちになってしまう。
新七合目からの景色 新七合目からの景色 新七合目からの景色 気圧の実験 景色を見る人々 新七合目の案内板

休むこと1時間半。 時刻は20時25分。 さて、たっぷり休憩して高度にも慣れただろうから、先を目指そうか。 しかしこのペースで登っていったら山頂には0時くらいにはついてしまいそうだ。 日の出が見たいのだが、山頂で5時間待機とかはつらすぎる。 温度も寒いし… それなら標高が少しでも下の場所で待機する方が、まだ辛くなさそうだ。

というわけなのだが、元祖七合目を目指す。 あたりは暗く、ヘッドランプが必要な時間帯になっている。
しかしまだ下山してくる人がけっこういる。 しかもヘッドランプを持ってない人もたくさんいる。
「もっと早く下山できる予定だった」のだろうか?
さすがに、この時間だけあって、登ってる人でヘッドランプを持ってない人はほとんどいないが…… 服装が「そんなで平気?」って思えるような人はたくさんいる。
ザックの中に入っているのかわからないが、半そで半ズボンで登ってる人もいるし、ほぼ手ぶらで、薄い長そで一枚とかで登ってる人もいる。 地獄のような寒さになるよ、あと数時間もしたら……

そして、元祖七合目に到着。 時刻はまだ21時20分。 ここでもゆっくり休憩して登ろうか。
山小屋はすでに消灯時間を迎えているため、開いていない。 まぁ用はないのだけど…
パンを食べたり、お菓子を食べたりで、エネルギーを補給する。
元祖七合目 気圧の実験 綺麗な月

50分ほど休憩し、次の八合目を目指す。 八合目の標高は3250m。 だんだん寒そうな標高になってきた。
標高も上がってきて酸素も薄くなってきているみたいなので、山小屋から山小屋まで一気に歩くのではなく、半分くらいのところで、いったん休憩を入れるペースになってきている。 まぁ時間はたっぷりあるし、のんびり行こう。
八合目 気圧の実験

ここでも30分ほど休憩。 だいぶ寒くなってきた。

そして九合目を目指す。 九合目までは約30分。 しかし、これくらいの間隔で山小屋があると、けっこう楽だな。
0時、九合目に到着。 もう一つ上まで行くか、ここで休むか悩んだが、ここで休むことに。
温かい味噌汁を飲み、おにぎりとパンを食べる。
お湯を入れるだけで作ることができる、五目御飯を作ってみたけれど、味は…… まぁ激マズではないけど、あまり食べられた味ではなかった……
九合目 気圧の実験

お腹もいっぱいになったところで、体を冷やさないようにしなくては。 あと4時間くらいはここで休む。
ツエルトを取り出して、これをかぶることに。 密封すると結露ができてしまうのが難点だが、これにくるまるだけでだいぶ暖かい。 けっこう快適に過ごすことができたが、くるまっているため外の様子が伺えない。 それが結果的に悪くなってしまった。

くるまること数時間、ふと外に出てみると、目の前の登山道にはものすごい行列が…… やばい、休みすぎて登山渋滞が発生しているではないか…

これは早く並んで歩かないとかなり時間がかかってしまう…… 急いで撤収して渋滞に並ぶ。
東の空は少し明るくなってきている。 これ日の出までに間に合わなそうだ……
九合目からの景色 九合目からの景色 登山渋滞 九合目からの景色 九合目からの景色 九合目からの景色

30分で行けるはずの9合五勺まで45分くらいかけて登る。
この時点で東のそらはかなり明るい。 もう日の出目前だ… これはどう考えても間に合わないな……
九合五勺 日の出

九合五勺を越えて少し登ったところで太陽が登ってきてしまった… 日の出は残念ながら見ることができなかった。
だが、別のものを見ることができた。 太陽が富士山を照らす。 富士山の影ができる。
その「影富士」が目の前に浮かびあがった。 すごい巨大な影。 そして三角な影。 まさに富士山そのものではないか!
影富士 影富士 日の出

今まで影富士は一度も見たことがなかったので、見ることができてよかった。

その後は、渋滞のなか、ゆっくりゆっくりと登っていく。
登山渋滞 登山渋滞 登山渋滞 十合目の鳥居

十合目に到着したのは5時37分。 少しだけ休んで、頂上を目指すことに。 頂上の直前にものすごい急な坂があり、いつもここで苦労していた記憶がある。
気圧の実験 なんちゃって逆さ富士

そして頂上はものすごい人ごみ。 なんとか記念撮影を終えて、展望台の方に行ってみた。 ここからも影富士が見えたが、陽が高くなってきてるので、影がそれほど大きくない。 目の前には山々が広がる。 しかしこっちの方の山は名前がわからないなぁ…
富士山火口にはまだ雪が残っている。 こんなに雪が残ってたっけ? いつも8月だっけ、きてたの。
残雪 残雪 人ごみの十合目 影富士&山々 3776mの碑

十合目まで戻り少し休憩をする。 これから下山するのだが……登りと同じく下山も渋滞……
これは時間がかかるなぁ。 コースタイムでは五合目まで2時間5分で行けるらしい。 さすがにそれは早すぎると思うが、けっこう時間がかかりそうだ。

下山の列に入りゆっくり下っていく。 しかし、この時間に登ってくる人はかわいそうだな。 登りも下りも同じ道を使うので、下山渋滞の中を登ってこなくてはいけない。
下山渋滞 降りてきた道

ゆっくりなペースだが、八合目までは順調に降りてきた。 しかしここからが悲惨だった…
八合目から下を眺めると、ものすごい行列が出来ている。 そしてその行列は八合目山小屋の前まで繋がっている。
八合目 八合目から先

下りるにはこの行列に並ばなくてはいけないか…… 行列にならび少しずつ下山する。 なかなか進まない……
どうやら狭い区間があって、登りと下りがすれ違えないので、こんなに時間がかかるらしい。
その区間まで、人がいなかったら5分くらいだろうけど、なんと1時間もかかった。

その区間を越えたら渋滞は解消され自分のペースで歩くことが出来るようになった。

元祖七合目を越えて、七合目を越えた。 ずっと下が見え続けている状態で、なかなかたどり着かない。 ここから六合目もけっこう遠くに見える。
砂埃のせいか、喉が痛くなってきてしまった。

ようやく六合目まで到着。 ここから五合目はすぐだ。
心配なのは帰りのシャトルバス。 これだけの人が降りている。 バスには40人くらいしか乗れない。 片道20分はかかる。
バスが何台あるのかわからないけれど、バス待ちも時間がかかりそうだ……

五合目に到着し、そのままバス乗り場に直行。 既に行列が出来ている。
バス渋滞

思っていたよりバスの台数は多いみたいで20~30分ほど待っただけでバスに乗り込むことができた。

ふもとの駐車場はいっぱいで臨時の駐車場も出来ていた。 しかしすごいな~ 三連休だからか?

今回の富士山は日の出こそ拝めなかったが、天候にも恵まれとても素晴らしかった。
帰りの下山渋滞は、御殿場口のほうから宝永火山経由で下りてきたら巻き込まれなかったかもしれない。
高校生のころ、そちらのルートで下りてきたことがあったのだが、引率の先生がルート案内をしてくれたが、今回はそちらのルートの地図を調べてきてないし、間違った下山口に下りてしまったら車まで戻るのが困難になる。

次、富士宮口から登るときは、そちらから降りるつもりで調べておこう。
富士山

本日のコースタイム
17:05 五合目
17:37~17:53 六合目
18:58~20:25 新七合目
21:21~22:10 元祖七合目
22:57~23:25 八合目
00:00~03:42 九合目
04:14 九合五勺
05:37 十合目
06:05~06:40 富士山山頂
07:35~07:45 十合目
08:07~08:10 九合五勺
08:44~08:53 九合目
09:24~09:30 八合目
10:53 元祖七合目
11:19 七合目
11:57~11:59 六合目
12:13 五合目

富士山登山

くもりときどき雨家を出発してからのこと。
家を出たのは金曜日の22時40分。 時間的にちょっと早いので、一般道で鳴門北まで行き、そこから高速に乗る。 鳴門北に着いたのがだいたい0時10分くらい。
この時間の高速はガラガラで快適に進む。 交代で運転しながら、3時30分、養老SAに到着。 4時40分、神坂PAに到着。
しかしここで2人共眠くなったため少し仮眠。 気がついたら車は動き出していた。 7時、ようやく大月インターまでたどりついた。 あとはここから一般道で進む。
8時過ぎに河口湖付近に到着したので、まずは朝ごはん。 富士急ハイランドの脇にあった喫茶店で生姜焼き定食を食べた。
コンビニで登山に必要な食料などを買い込み、5合目まで行くスバルラインに向かって走る。
スバルラインへ

スバルラインの入口で駐車場が満車の旨がかかれたパンフレットをもらった。 駐車場が満車の場合、前にある路肩などに車を止めて、無料のシャトルバスで5合目まで連れて行ってくれるらしい。 できたら、5合目まで行きたいなぁ。
スバルライン

山道をグネグネ走り、もうじき5合目というところで、ついに流れが止まった。 駐車場待ちの渋滞だ。 駐車場の台数は決まっているので、車が出てこないと、中に入れてくれないらしい。
駐車場渋滞

しばらく待って、5合目駐車場にとめることができた。 今の富士山の天気はというと……曇り時々雨というところだろうか。 厚い雲がかかり、ポツポツと雨が降っている。 風もそこそこある。
富士山 富士山5合目

3連休ということだけあって、登山ツアーのお客さんがものすごいたくさんいる。 次から次へとバスがやってきて、どんどん人を下ろしていく。
たくさんの人 登山口

外国人もたくさんくるので、和式トイレの使い方が書いてあった。 こんな風に使う外国人がいるから書いてあるのだろうな……
和式トイレの使い方

天気が悪く、景色はあいにく……
5合目より 5合目より

オレらはご来光を山頂で見ることができる時間に合わせていくので、17時くらいに出発すればいいだろう。 時刻はまだ11時。 ほとんど寝ていないので、車の中で仮眠をすることに。 たっぷり5時間ほど寝られるのだから、車内ではやっぱり寝にくいね。 けど、それでも寝ないよりは全然マシだった。

たっぷり6時間ほど高度順応した、17時30分、ついに富士山を登り始める。
風が強いので、はじめからレインコート、ザックカバーを装着した状態で。
6合目まではなだらかな道が続く。 周りを歩いている人ははしゃぎながら登っている。 ものすごい軽装で登っている人もいる。
6合目へ 6合目へ

18時01分、6合目に到着。 さて、富士山はここからが本番だ。
今日は天気が悪くあまり上が見えないが、晴れた日なら、はるかかなた上まで見え、歩いても歩いてもそれが近くにならない、精神的な苦痛を伴いながら歩かなくてはならない。 その点、今日はよかったか。
6合目

何度か休憩を入れながら19時02分、7合目最初の山小屋に到着。
7合目へ 山中湖 7合目へ 7合目までもうすぐ 7合目

ここからは岩場を歩きながらしばらく山小屋が続く。 そしてこの辺りから強い雨が降り始めてきた。 風も強くなってきたのでなかなか歩きにくい。 さらに、渋滞も発生している様子。 これは時間かかるな……
日の出館、富士一館、東栄館と7合目の山小屋をいくつも越えて、8合目の太子館に到着したのが21時17分。
やはりかなり時間がかかっているな。 相変わらず雨は降り続いている。 軍手と手袋を持ってきているのだが、どちらも防水性がないため、濡らさないよう気をつけて歩いたり、途中で付け替えたりしながら歩いていた。
7合目 気圧変化の実験

8合目も山小屋がいくつか続き、白雲荘近くになって、ようやく雨が止み景色が見えるようになってきた。
蓬莱館では、ガスコンロを出して暖かい紅茶を飲んで体を温める。 さぁ、10合目はもうすぐだ。
8合目蓬莱館 小田原・御殿場方面の景色 白雲荘

白雲荘は広い休憩できるスペースがあって、たくさんの人が休んでいた。 しかし風が強すぎで止まっているとかなり寒い。
法外な値段 展望図 気圧変化の実験

そこからもどんどん登っていき、8合目最後の山小屋「元祖室」に到着。 標高は3250mらしい。
元祖室

なんだか、山小屋ばかりで、一つ一つの区間がとても短く感じるな~ 山から見える夜景はとても綺麗。
そして、本八合目ももうすぐ。
夜景

本8合目は2つの山小屋しかなかった。 「富士山ホテル」というのと「御来光館」というの。 富士山ホテルの方で休憩をしようとしたのだが、満席だったので、そのまま先を目指す。
本八合目 御来光館

本八合目から先は真っ暗な闇に包まれている。 上を見ても明かりが全然見えない。 途中で休憩する山小屋もなく、最後の難所だな。 人もそんなに居ないし、がんばるか。

歩くこと30分ほど、9合目の社があった。
9合目

10合目は近いな。 しかし上を見上げてもまだ何も見えない。 少し歩いていると、見慣れた鳥居が出現。 これを越えたら10合目はもうちょっとじゃん。 そして9合目から歩くこと40分、ついに10合目に到着した。
10合目の山小屋は全て閉まっている。 かなりの強風でじっとしていたら寒いな…… 山頂を目指すか、ご来光を待つかで、疲れてることもあるし、ご来光を待つことにした。 しかしどこに行っても強風で寒い…… どこか風のよけられるところを……と探し回ったが、風がよけられそうな場所はない。 仕方ないので、下山口付近に陣取ってご来光を待つ。 しかし寒いなぁ…… ガスを持ってきたのだが、寒すぎてつかないし……寒冷地用じゃないからかなぁ。
高い自販機

寒い中待つこと2時間。 気がついたら天候がものすごい悪化している。 先ほどまで綺麗に見えていた夜景が、30m先も見えないほどのガスに包まれている。 ガスに包まれているため荷物はビショビショ。 ご来光を待っていた人たちは何をやってるのか見に行ったら、相変わらず待っている様子だが、ツアーの団体さんたちはガイドの案内で山頂を目指さず下山していた。 山頂行くにもあまりの強風+視界不良になってしまったので…… ここから山頂まで普通に歩いて30分。 遠いな……
しかしせっかく来たのだから3776mに立ちたい。 が、今回は諦めて下山することに。 天候が悪化することがわかっていたら、先に山頂に行っていたのになぁ。 まぁ結果論だけど……

あたりはまだ暗い4時に下山を始める。 下に行ったら天気はいいのだろうか。 少し期待しながら下山道を降りはじめる。 しかし下山道はかなりの人ごみ。 登山道が混んでるからか、下山道を登ってくる団体ツアーまでいる始末。
1時間20分ほどかけて本8合目まで下る。 しかしまだ強風&ガスで寒い…
さらに下り、7合目より少し下に行ったあたりでようやくガスが晴れた。 そして景色も見れた!
富士山より 下山道 果てしない下 駿河湾

やはり少し曇り気味だが、とりあえず見れてよかった~ そして遥か下まで見えてしまったので、距離の長さにうんざりする。 毎回下山は下が見えるのだけど、なかなか近づかないからつらいんだよねー

下山し始めて3時間40分、ようやく5合目登山口まで戻ってきた。 そして眠い。
今回は山頂には立てなかったが、一応10合目までは登った。 条件も悪かったけど、よくがんばったと思う。 山頂は次回にお預けかなぁ。

コースタイム
17:31 5合目登山口
18:01~18:08 6合目
18:26~18:35 休憩
19:02~19:05 7合目目前で休憩
19:07~19:18 7合目日の出館
19:45~19:48 7合目富士一館
20:26~20:48 7合目東栄館
21:17 8合目太子館
21:33~22:15 8合目蓬莱館
22:37~23:05 8合目白雲荘
23:15 8合目元祖室
23:38~23:54 本8合目富士山ホテル
00:15~00:28 本8合目御来光館
01:00 9合目
01:37~04:00 10合目でご来光待ち
04:00 下山開始
05:23~05:32 本8合目
07:41 5合目登山口