朝5時20分くらいに起床。 今日は東赤石山に友達と登山に行く。 片原町近くの「ファーストイン高松」というカプセルホテルに友達が泊まっているので迎えに行く。 この友達に会うのは2019年の4月に結婚式に行って以来3年半ぶりかな?
せっかく香川に来ているのだから、朝ごはんはうどんを食べようと、6時からオープンしている「うどんバカ一代」に行ったが、朝6時だというのに、店の外にまで行列が出来ていた。 早い時間帯に登山口に到着してないといけないので、うどんでこんなに待つ余裕はないので、断念。 高松西ICに向かう途中の「なかにし」でいいかと思ったが、こちらは朝7時回転で、まだオープンしていなかった……
朝のうどんは諦めて、高松西IC前のセブンイレブンで、朝ごはんとお昼ごはんを購入し、高速道路で川之江ICまで。 川之江ICからは国道319号線で山を越えて、県道6号線をひたすら、登山口の「筏津」まで走らせる。
東赤石山に最後に来たのは、2018年7月なので4年ぶり。 当時は筏津山荘跡の駐車場は舗装されていなかったが、久々に来たら舗装されていて綺麗になっていた。 そんな綺麗な駐車場に止まっているのは自分の車のみ。 路駐禁止だけど、登山口沿いに車を止める人もいるが、そちらもゼロ。 なので、筏津登山口からは、今の段階では誰も登っていないっぽい。
準備をして登山開始。 東赤石山は、過去に一番登った回数の多い山なので、地図をみないでもだいたいの道やコースタイムは把握しているつもりだったけれど、久しぶりすぎるので大分道中の様子が変わっているかもしれない。 昨晩雨が降ったのかわからないけれど、登山道は濡れて湿っており、ジメジメとした感じだった。
瀬場コースと合流して、そのまま進んでいく。 ところどころ新しいロープが張られていたり、新しい木の階段が組まれていたりと、コースが変化しているのを感じながら歩いて行く。
八間滝を眺めながら登山道を歩いていき、しばらくすると沢を渡る地点。 ここには木の橋が掛けられているのだけど、今まではなかった看板があり、その見た目の通り「木橋」と書かれていた。 まさにそのままの名前でもいいのだけど、何かしら名前が付けられるというのはいいことだと思う。 今まで自分はこの地点のことを「赤石山荘方面と直登するコースの分岐地点」と呼んでいた。 だが、それはコースを理解している人じゃないとわからない感じなので。 「木橋」と言えば通じるのなら、それはそれで楽だ。
ここで小休止。 ここから先は赤石山荘に向かう道を登っていく。 傾斜が急になり、沢を左下に感じながらひたすらと歩いていく。 途中、沢の方から声が聞こえたので見てみたら、沢登りをしている人がいた。 この山で沢を登っている人、初めて見た。 9月上旬とはいえ、山の水はかなり冷たいだろうから、それを全身に浴びながら登っていく沢登りは相当精神力が強くないと出来ない遊びだと思う。
しばらく歩き大きな岩のある渡渉ポイントで休憩。
ここから先は沢の左側を歩き、しばらく歩くと、もう一度渡渉がある。 そこから赤石山荘までは近い。 どんどんと登っていき、地面の石が大きくなってきて、茶色いいろの石が目立つようになってきた。
最後に一踏ん張り登ると樹林帯を抜け、目の前に景色が広がり、初めて見た時感動した、東赤石山のそびえ立つ岩場が見えた。
ひとまず赤石山荘まで行く。 赤石山荘が開いているの、今までに2回くらいしか見たことがないけれど、扉の前に張り紙がしてあって、もう閉鎖されてしまったらしい。
そのまま西に進んで石室越を目指すが、途中で道を見失って、無理やり進んでいたが、どうも道より上側、斜面を登っている感じがしたので、少し下る方に道を探しに行ったら、50mくらいずれたところに道を発見。 稜線は見えているし、このまま無理やり登っていっても同じ場所にはたどり着けたけど、一応道を歩いて石室越へ。 そこから八巻山へと向かうピークに出て、見晴らしのいい場所で休憩。
樹林帯を抜けたら、強めの南風が吹いていてちょっと肌寒い。 ガスも出てきて、ポツポツと雨が当たったり、ガスが晴れたりを繰り返す感じ。 ここから岩場を歩くので、できれば濡れてない、乾いた岩場を歩いて行きたい。 岩場は全然滑らない岩。 他の人のHPで見たのだけど、東赤石山のこの辺りの岩は「超苦鉄質岩体」という名前、性質?らしい。 専門的すぎてよくわからないが……
岩場を抜けて八巻山へ到着。 ここで水分だけ補給して、東赤石山山頂へと向かう。 楽しい岩場歩きも八巻山山頂から10分ほど歩いたら終了してしまった。
そしてすぐに東赤石山に到着。 ここは足場が悪いので、100mくらい東に行った所にある、三角点の広場でお昼休憩にすることに。
今日は昼にインスタントラーメンを食べようと思って、ラーメン2人分と水を1.5L持ってきてある。 友達にラーメンふるまって、自分ももう1袋のラーメン食べてエネルギーを補給する。
ここからは、権現越まで降りて、そこから床鍋に向かって降りていく。 今日のコースは、東赤石山を大満喫できるコースとなっている。 往路と復路で同じ道を通らない素晴らしいコース。 ただし、歩行時間がかなり長くなるのだが。
休憩後、下山することに。
まずは権現越に向かって歩いて行く。 山頂からしばらくは、楽しい岩場歩きができる。 岩場を歩いたり樹林帯を歩いたりしながらどんどんと標高を下げていき、45分程で権現越に到着。 ここから床鍋までは1時間40分のコースタイムとなっている。
ピンクテープを頼りにどんどんと降りていく。 だいぶ降りた所で鉄塔巡視路の分岐が出てきたが、ここでルート選択を誤って、南東の1232mピークの方に向かう道に行ってしまった。 床鍋ルートを歩くのどころか、登山に来るのがかなり久しぶりなので、すごい大雑把には覚えているが、細かい道は覚えていなかった。 10分程歩いた所で違和感を感じて、とりあえず休憩することに。 水分取ったりエネルギー補給したりしながら、改めて地図を見て、自分のいる場所を調べ、鉄塔巡視路分岐からここまで歩いた10分間の道中を思い浮かべ、地図と見比べる。 鉄塔巡視路から登り返しがあり、体感だけど50m近く登ってきていると思う。 地図上の床鍋ルートには登り返しがない。 地図には載らない程度の登り返しはあるかもしれないが、50mの登り返しがあったら、それは地図を見ればすぐにわかる。 正規ルートでは高圧電線の下をくぐるのだが、今歩いてきた道中ではくぐった覚えがない。 ただし、樹林帯の中を歩いているし、上を見て歩いているわけではないので、見逃している可能性もある。 そんなで、色々なことを加味した上に出した結論は「ルートが間違っている」。
友達には申し訳ないけど、今来た10分ほどの道中を引き換えして、一旦鉄塔巡視路の分岐まで戻らせてもらうことに。
結果的には戻ったのが正解で、鉄塔巡視路からトラバースするのではなく、下に降りる道を進むのが正規ルートだった。 10分程歩いた所で違和感を感じて良かった、さらに休憩して地図を見比べて戻る決断が出来て良かった。 そこからは樹林帯の中を淡々と歩き、道迷いもあったが権現越から2時間15分で床鍋登山口に降りることができた。 コースタイムが1時間40分なので、35分も余計にかかってしまった。
床鍋登山口からは、筏津登山口まで車道を徒歩で戻る。 微妙な上り坂が続く車道だけど、登山口に向かう車内の中で、友達に「ここから今から向かう駐車場まで歩くよ」と事前に伝えて歩く道筋を車内から見てもらっていたので、心は折れなかったと思う。 ようやく下山したのに、そこから駐車場までかなり歩くとなったら、しんどすぎる人もいるので。
車道を2km弱歩き、30分ほどで到着。
今回の登山では、沢登りの人を見かけただけで、それ以外には誰にも会わなかった。 友達は「9月の日曜日の200名山なのに、誰にも会わないのはありえない」と言っていたが、首都圏から行ける山と、四国の山では登山人口が違いすぎるので…… 100名山はかろうじて賑わっているが、それ以外の山は今日のような感じで。 ただ、考えようによっては山を独占できるし、今回は道に迷ってしまったが、それほど整備もされていないので、自分で色々と考えながら歩くことができる魅力はあると思う。
駐車場で着替えて、風呂に入りに「道の駅 マイントピア別子」に併設されている「別子温泉~天空の湯~」で汗を流す。
マイントピア別子は別子銅山の歴史や体験などできるので、いつか来たいなぁと思って早10年。 今まで一度も来たことがなかったが、思わぬ形で来てしまった。
入浴料500円+フェイスタオル200円を払って、汗を流す。
帰りは新居浜ICから高速で高松西ICまで。 一旦家に帰って不要な荷物を置いて、必要な荷物を積み込んで、友達が泊まっているホテルまで送っていく。
友達がホテルで片付けをしている間、近隣の安いコインパーキングに止める。
友達の準備が終わって合流してからは、夕飯を食べに商店街へ。 まだ21時過ぎなのに、ライオン通りをブラブラしたが開いている店があまりない。 市内中心部の店は24時位までは開いているイメージだったが、コロナの影響か22時位でかなりの店が閉まってしまう。 なので、ラストオーダーは21時半とか。 終電も23時35分くらいに瓦町発のイメージだったが、1時間も早い22時30分くらいが終電になっていた。
店も見つからず「串どり」という店になってしまった。 まぁ悪くはなかったが、23時閉店なので、2時間も居られなかった……
食べ終わってからライオン通りをウロウロしていたら、「喜納屋 千代松」という店があったので入る。
特上にぎり、玉子焼き、名前忘れたけど日本酒を飲んで楽しむ。
食べ終わって店を出たのが24時20分くらい。 コンビニ寄ってお茶を買って、友達をホテルまで送っていき、車はコインパーキングに止めっぱなしで、自力で25時25分くらいに帰宅。
左足の薬指に登山で豆が出来たので、針で挿して水を抜いて、シャワーを浴びていたら26路過ぎてしまった。
明日は仕事休んで、うどんに連れていく。 8時半待ち合わせなので、7時20分にアラームセットして寝る。
本日のコースタイム
8:35 筏津登山口
9:30~9:35 木橋
10:20~10:33 第一渡渉ポイント
11:08~11:13 第二渡渉ポイント
11:40~11:45 赤石山荘
12:10~12:23 石室越
13:00 八巻山
13:20 赤石越
13:30~14:15 東赤石山山頂
15:00 権現越
17:15 床鍋登山口
17:15 筏津登山口
「八巻山」タグアーカイブ
【愛媛】東赤石山、八巻山
夜の23時半に家を出発。 登山口付近まで移動して仮眠して朝からの登山に備えようと考えていた。 のだが、猛烈な眠気に襲われて、なんとか道の駅豊浜までたどり着いて、トイレに寄って眠気を覚まそうとするが覚めず…… 具定展望台からの夜景を見たかったのだけど、そこまで持ちそうにない…… 諦めて、ここで仮眠をとる。 まだ家でてから1時間なのに。 タオルケットを持ってきてあるので、助手席のシートを倒して眠る。 今日は全く目が冷めずに、朝7時まで全く目が覚めず。 目覚ましでその時間に目が覚めるが起きられず…… 起きられたのは8時位だった。
朝ご飯、昼ご飯を購入して、筏津山荘跡の駐車場へ車を止めて、登山の準備をして8時40分くらいに出発。
先週もこの場所から登っているが、先週よりは1時間早い。 今回は夜ご飯も、朝ご飯もしっかり食べたので、大丈夫だろう。
登山口で、60後半くらいの男性と一緒になった。 年齢が高いので遅いのかなと思って、オレが先に歩き始めるが、その人はメチャメチャ速く、これは前にいたら迷惑だなと思ってすぐに道をゆずる。 みるみる離されていってしまった。
瀬場登山口への分岐を越えて、八間滝がよく見える位置を通過。 滝を下から眺めたあと、改めて上から見ると、そんなに楽さのない滝だというのを実感できた。 滝壺に行く前までは、かなり落差のある滝のように見えていた。
そのまま瀬場谷まで到着。 先行していた男性が休んでいるかと思ったが見当たらず…… 休まずに行ってしまったのか、それとも休んでもう行ってしまったのか? オレも別に普段と変わらないペースで歩いているのだけど、速いなぁ…… ここで水分補給で少し休憩をする。
今回は、石室越経由の八巻山を考えているので、西ルートの赤石山荘を経由するルートを選択。
ここから少し傾斜がきつくなる。 じっくりと登って行くと、前方に先ほどの男性が。 どうやらここで休憩をしていたみたい。
少し歩いて大きな岩のある渡渉ポイントに到着。 オレはここで休憩するつもりだったので、男性と再びお別れ。 男性は先に進んでいった。 次追いつく可能性があるとしたら、赤石山荘付近かな。
ここでも水分補給して、上を目指す。 ここから先、沢の左側をしばらく登って行き、渡渉して右側に移動してからは、茶色い大きな岩がゴロゴロと出現してくる。 その道をしばらく歩き、樹林地帯を抜けると目の前には八巻山の荒々しい岩壁が見えてくる。 初めてこの景色を見たのが、ちょうど6年前。 この岩壁に圧倒された記憶がある。 それからこの山が大好きで、何度も通っている。
そんな景色を眺めながら、赤石山荘前で休憩、水分補給をする。 さて、これから石室越まで少し移動。
石室越では男性1名、女性2名のパーティと出会った。 日本山岳会・四国支部の方々で、山の会の紹介をしてもらった。 技術継承とか受けたいので山の会入ってみてもいいかなと思って、HPを調べたが、入会金2万に年会費が1万2千円もかかるらしい……
せっかく紹介してもらったけど、これは無理だ…… この3名も、八巻山を目指すみたい。
このアルペンルートを歩くのは、実に3年ぶりっぽい。 2012年9月に、前赤石山に行ったときに歩いた以来だった。
道は相変わらずよくわからないけど、歩ける場所を歩いて、危なくない場所を歩いて、どんどんと進んでいく。
あっという間に、大岩のところまでやってきて、あとは八巻山へ北側から回り込んで到着。 ここから見る景色は素晴らしい。
お茶だけ飲んで、東赤石山を目指す。 赤石越を経由して、東赤石山山頂へ。 赤石越~東赤石山山頂まで何人かとすれ違った。 鎌を持って雑草を切っている人、床鍋方面に降りたけど道がよくわからなくて戻ってきた人。 この人とはまた後で出会うこととなる。
山頂には50代くらいの男性が1人で休憩していた。 話を聞いたら、単身赴任で高松にきていて、レンタカーを使って登山をしているみたい。 普段は高松の里山を登っているけど、休みの日と天候を見て、ここぞという時はレンタカーを借りて四国の山々に行っているみたい。 過去に行った山は剣山、三嶺、石鎚山。 そして、この東赤石山。
以前にも東赤石山で単身赴任で善通寺に来ている人と出会ったことがある。 その人とは、偶然にも半年後、三嶺で再会することとなった。 この人ともまたどこかで再会するかもしれないな。 標高が一番高いところで休憩をし、出発するとき東赤石山の三角点を案内して別れた。
帰りは床鍋登山口に下山し、そこから筏津まで歩く。 来るとき車で計測したけれど、県道の床鍋登山口入口~筏津登山口までが1.7kmくらいだった。 県道~床鍋登山口が400mくらい、筏津登山口~筏津山荘駐車場が200mくらいなので、車道を徒歩で歩く区間は2.3kmくらい、25分~35分くらいでいけるだろう。 それまでに山道を6時間も歩いているのだから、その後の車道歩き30分なんて屁でもない。
まずはアルペンルートで権現越まで。 こちらも岩の上を歩く区間が結構あるのだけど、石室越~赤石越ほど岩の区間の割合もなく、樹林帯を歩く部分も多かった。 すぐに赤石山荘分岐までやってきて、すぐに権現越までたどり着いた。 権現越の直前では、女性2名のパーティとすれ違った。 この時間から登るのかな? 東赤石山山頂まで、まだ1時間はかかるだろうから、けっこうギリギリのタイム?
権現越から床鍋を目指して下山する。 草が多い茂る地帯を越えて、右手に沢を見ながらまっすぐ下る地点を進む。
ピンクテープを頼りに沢を右に渡ったのだけど、道を見失ってしまった。 あれ、と思って、一旦沢を渡ったところにあるピンクテープまで戻る。 もう一度よく道を探すが、やっぱり下に続いているように見える。 まぁいいや、行ってみよう。
下に降りて1分くらいで、下から男性が登ってきた。 この男性が、先ほど赤石越の先ですれ違った男性だった。 「道を見失ってしまった」と話していた。 オレも道を外れた意識はなかったのだけど、この人が下から登ってくるということは、道が間違っているのだろう。 迷ったら、わかるところまで戻るのが鉄則。 なので、沢を右手に渡る前まで戻る。
ここまでは赤テープが巻きつけてあって、ここでピンクテープが出現。 沢の右にもピンクテープが出現。 だが、その先にテープは無い。 もうちょっと上まで登って、もう一度この区間をきちんとテープを見ながら再確認。 すると、沢の右に渡るピンクテープではなく、左の茂みの方に赤テープを発見。 ピンクテープに気を取られ、こちらの赤テープに全然気づかなかったや。
男性に正規ルートはこちら、ということを伝えて、正規ルートで下山していく。 グイグイと下山していき、見慣れた景色が見えてきた。 そのまま鉄塔巡視路分岐まで一気に降りる。 ここで休憩しようかと思っていたけど、床鍋登山口までもう少しだから、そのまま一気に行ってしまおう。
造林地帯を越えて、床鍋登山口に到着。 さて、これから筏津まで戻るか。
県道をてくてくと歩いて行く。 前からツーリングのグループが来たり、観光しているようなカップルを見たりと、いろんな人がこの辺りの自然を楽しんでいる。
瀬場登山口を通過。 山の斜面から水が湧き出ている所から100mくらい、側溝の工事をしている場所があった。 そこが片側交互通行になっているので、警備員が両端も立っている。 筏津側の警備員と5分くらいおしゃべりをして駐車場に戻る。
本日の登山、大好きな東赤石山を端から端まで満喫するルートを歩けて大満足。 天気は曇りで時々晴れ間が差し込む感じだったけど、それほど暑くはなく、雨の心配も無く、楽しい登山となった。 先週のリベンジも無事果たせ、いろいろな人とも会話でき、改めて山はいいな、と感じた山行となった。
今回は夜ご飯も朝ご飯もしっかりと食べ、お昼はおにぎり1つ、巨大なおにぎり1つ、インスタントラーメン1つを準備してきたが、夜と朝を食べ過ぎたため、おにぎり1つと巨大なおにぎり半分しか食べられなかった。 やっぱりエネルギー不足だったんだな、前回は。
これからの秋、マラソン大会で忙しくて、あまり登山に行けないかもしれないが、来る冬山に備え、道を再確認しておかないといけなかったり、ラッセルのための体力をつけないといけなかったり。 12月になるまでに、あと5回は行きたい。
本日のコースタイム
08:39 旧筏津山荘駐車場
08:58 瀬場登山口分岐
09:25~09:37 瀬場谷
10:08~10:25 渡渉ポイント
11:12~11:23 赤石山荘
11:35 石室越
12:09 八巻山山頂
12:22 赤石越
12:28~12:57 東赤石山山頂
13:23 赤石山荘方面分岐
13:34 権現越
14:10 鉄塔巡視路分岐
14:52 床鍋登山口
15:25 旧筏津山荘駐車場
【愛媛】前赤石山~東赤石山
今日は登山。 5時起床、5時半出発。
車が壊れてしまって無くなったので、バイクで登山に向かう。 バイクで行くの久しぶりだなぁ。
本日は筏津登山口から、前赤石山をメインで登る。 その後、八巻山を経由して、東赤石山を目指す。
なぜ前赤石山を登るのか? 東赤石~西赤石(逆ルートも)の縦走は何度か行ったことがある。 その際、前赤石山の下の岩場を通過する。 そしていつも思う。
「この山、通過するだけじゃなく登ってみたいな」と。
だけど、縦走の途中で、関係ない山に登ると予定が狂うのと、岩場の山なので、登るのがけっこう険しそうな印象が。 他の人の記録調べても、あまりここに登っている人はいない。
そんなわけで、今日はここの山を一番の目的地にあげている。
2時間ほど走り、筏津登山口に到着。 筏津山荘の駐車場を利用することになっているのだけど、今年の3月31日で閉鎖され休業中らしい。
今までは上の段の駐車場に止めないといけなかったが、休業中のため上には入れず、下の段に止めて良いことになっていた。
下の段の駐車場にバイクを止め、登山の準備をして出発。
東赤石山、久しぶりだな。
筏津登山口から登り始める。 登ってすぐにピンクテープが長々と張ってある。
「キイロスズメバチ注意」みたいな内容だった。
少し歩くとまたピンクテープが登山道を横断している。 「ヒノキ根本 キイロスズメバチ注意」みたいな内容だったが、スズメバチらしき生き物は見当たらなかった。
樹林帯を歩き、瀬場登山口と合流、そのまま道を進み瀬場谷分岐までやってきた。 ここで少し休憩、睡眠時間が短いのでめちゃめちゃ眠い…… 座ってうとうととしていたら、3パーティくらいに抜かされた。 2パーティは赤石山荘方面のルート、1パーティは山頂方面へ直登するルート。
少しうとうとした後、赤石山荘方面のルートで登っていく。 途中で抜かしていった2パーティを追い越し先に進む。 1回目の徒渉ポイントを通過。 このあたりで休憩しようと思っていたけど、まだいいや、先に行ってしまおう。
今日はなんだか水量が多い。 地面も濡れているし、昨日雨が降っていたのかな?
2回目の徒渉ポイントも通過。 だんだんと東赤石っぽい道に変わって行く。
そして大好きな光景が。
樹林帯を抜けた瞬間、目の前に広がる岩山。 何度見てもすごいなぁ!!
赤石山荘前で少し休憩し、前赤石山を目指す。
石室越を通過し、前赤石山が見えてきた。
前赤石山の岩場をの下部を通過中、上に登るピンクテープがあったはずなんだよな。
そう思って歩いていたら、意外と手前に登る場所を発見。
まだ、本格的な岩場が出てきてないのだけど、何ヶ所か登れるポイントがあるのかな?
前赤石山の山頂を目指して登る。 けっこう直登っぽい感じで登って行くが、想像していたより岩場は少なかった。
あっさり山頂に到着。 当然だけど、山頂には誰もいない。
静かな山頂をたっぷりと満喫する。 山頂の看板も立派なものが設置されており、思っていたより人が訪れているのかもしれない、ここ。
ゆっくりと休憩し、次は東赤石山を目指す。
いったん、石室越まで戻ってきて、ここからは岩場を歩き、八巻山へ。
八巻山を通過し、そのまま赤石越経由で、東赤石山に到着。 この時期なら、ここの岩場はあっさりと終わった。
東赤石山で休憩していたら、2パーティやってきた。 共に単独なんだけど、1人は善通寺から、1人は新居浜かららしい。
ちょこっとお話して、下山することに。
西赤石山の方にはすごい雲がかかっている。 あの雲がこっちに来たら雨になりそうだ……
下山は、瀬場谷分岐から東方面のルートで降りる。
赤石山荘前の縦走路から瀬場谷方面に降りていって15分くらい、ポツポツと雨が降って木、一瞬で豪雨に変わった。
慌ててレインコートを着こむが、ザックカバーが見当たらない。 あれ??
前回使って、洗ってしまっておいたはずなのだが……
ザックカバーを忘れるとは…… とりあえず、財布とか濡らしたらまずいものを、ビニールに入れて防水。
濡らしたら行けないものはそれくらいしかなく、まぁザックが濡れてしまうのはいっか。
今日はただでさえ水量が多いのに、この豪雨、徒渉ポイントが心配だ……
別の人の記録で、過去に大雨で徒渉ポイントが通過できず、床鍋から降りる羽目になった、というのを読んだことがある。 急がねば……
1つ目の徒渉ポイントは水量も少なく通過。 問題は2つ目だな。
昨年、遭難者を発見したポイント。
心配しながら降りてきたが、水量は多少増えているものの、徒渉には問題ない程度で安心。
そこからは急ぐ必要もないので、ゆっくりと下山する。
瀬場谷を通過した当たりで、少し小降りになっていた雨が、また強く降り出して来た。
結局下山するまでその雨の強さは変わらず……
筏津山荘に戻り、帰りの準備をしたいのだけど、ここには屋根のある場所がない。 バイクに荷物を積むためにまとめないといけないのだけど…… 雨をしのいでくれそうな木もなく、少しバイクを押して移動し、入口付近の元ゴミ捨て場の窪みで帰る準備をする。
荷物をまとめ豪雨の中バイクを走らせる。 が、10分も走らないうちに雨は止み、路面は全く濡れていなかった。 あの近辺だけの豪雨だったのか。
雨が止んでしまったら、真夏にレインコートフル装備でバイクで走るのは結構きついかも。 だけど、途中で脱ぐのも面倒なので、そのまま走ることに。
2時間弱で帰宅。
07:38 筏津登山口
08:28~08:41 瀬場谷分岐
09:19 徒渉ポイント
09:53 徒渉ポイント
10:15~10:28 赤石山荘
10:44 石室越
11:04~11:30 前赤石山山頂
11:46 石室越
12:19~12:32 八巻山山頂
12:44 赤石越
12:51~13:23 東赤石山山頂
13:28 赤石越
14:13 徒渉ポイント
14:32 徒渉ポイント
14:46 瀬場谷分岐
15:28 筏津登山口
【愛媛】東赤石山~西赤石山【縦走】
今日は登山。 久々に愛媛の山を登りに行く。 4時起床、15分出発で、一般道で愛媛を目指す。
県道13号などを経由して、岡田付近から国道32号へ。 琴平から国道377号線などで豊浜で国道11号へ。 愛媛県に入り、国道319号線で峠を越え、県道6号線で、まずは西赤石山登山口の日浦を目指す。
6時半くらいに日浦についたのだけど、既に2台も車が。 1台は登山、1台は釣りだった。
登山口に自転車を置いて、東赤石山登山口の床鍋を目指す。 日浦~床鍋は6.5kmくらいの距離。
県道から、床鍋登山口に向かうところに、路肩が広くなっている箇所があるので、ここに駐車。 登山口までは歩いて5分程度。 今日はアイゼン必要ないかと思っていたのだけど、山の上部にはうっすらと雪が積もっているし、岩場もあるので、一応12本爪アイゼンを持っていくか。 準備をして出発。
すぐに登山口に到着。 床鍋~権現越は2度歩いたことがある。 一度は下から上へ、一度は上から下へ。
下から登った際、誤って鉄塔巡視路を通ってしまい、権現越ではなく、少し東の権現山付近に出てしまった。 その後、上から降りた際、正規のルートを確認した。
渡渉ポイントの少し先にある、鉄塔巡視路の分岐を、左手に曲がっていくのが正解だった。 今回は場所も覚えているので、正規のルートで行けるだろう。
登山口からしばらくは造林地帯を歩く。 積雪は1~2cmほど。 気温が高いため、木々に積もっている雪が、雨のしずくのようにポタポタと落ちてくる。
造林帯をしばらく歩くと、一瞬展望が開けた。 遥か彼方に権現山が見える。 まだまだ先は長い。
1時間ほど歩き、問題の鉄塔巡視路との分岐に到着。 このあたりで一回休憩を入れようか。
積雪量は多くなり、この付近だと20cm程度。 雪こそ積もっているものの、気温は高くとても暑い。 上着はブレスサーモ+レインコート。 下はブレスサーモ+ズボン+スパッツ。
手袋もずっとつけてない。
さて、ここから権現越まで、どんな道だったかなぁ…… 樹林帯を通る道が多く、途中から笹も出現し始めた。 笹に雪が積もっており、登山道の方に倒れ込んでいる。 そこを通っていくので、ズボンが濡れる。 暑いけど、レインコートの下を履くか。
防水完璧にして、先を目指す。
笹で濡れる地帯は少ししたら終わり、赤石っぽく、大小の岩が出現するようになってきた。 岩があると気分が高まる。
分岐から歩くこと60分ほど、ようやく権現越に到着した。 雪があったせいか、けっこう疲れたなぁ。 当然、権現越には誰もおらず、足跡もついておらず。 弱い風だが、吹いているのが寒いので、少し進んだ木陰で休憩。 さて、ここから東赤石山山頂までは岩場が続く。 雪があるので、気を付けないとね。
まずは赤石山荘方面との分岐まで。 この区間、けっこう傾斜がきつく辛かった。
分岐を通過し、道が不明瞭に。 まぁ稜線から極端に外れなければ大丈夫。 何度か岩場の上にでたが、見晴らしがよく気持ちが良い。 天気もいいし、気温も高いし楽しいなぁ。
岩場を越え、東赤石山山頂に到着。 三角点の方には誰もいた形跡がなかったが、三角点の無い方の山頂には足跡が残っていた。 このあたりは20~30cm程度の積雪。
とりあえず、赤石越まで下りようか。 足跡は赤石越から、赤石山荘の方に伸びている。 これから進む、八巻山方面には足跡が無い……
ここから八巻山を越えて石室越えまで、年末に歩いた区間だが、雪があり、夏場の倍以上の時間がかかった。 雪は少ないとはいえ、今日も雪があるので、多少時間はかかるだろう。
権現越~東赤石山までの岩場を歩いた感じ、アイゼンはつけなくても大丈夫そうだな。
まずは八巻山まで。 雪の岩場はけっこう滑る。 足を置けると思っておいたら、つるっとした一枚岩だったりして、そのまま滑って転倒、とかが数回あった。 そのうちの1回、見事に手の平が岩角にあたってしまった。 当然血が出てきたのだが、手のひらを傷つけてしまうとは… 岩場なので、手のひらで岩を抑えたりつかんだりしながら登っていくのに、痛くてつかめないではないか。 とりあえず、八巻山の山頂はもうすぐなので、そこまで行ったら処置しよう。
しばらく歩き、八巻山山頂に到着。 処置と言っても絆創膏くらいしかないのだけど。 雪を手のひらに塗り、絆創膏を貼る。 傷口が直接触れなくなったので、だいぶマシになるだろうか。
ここで少し休憩し、石室越を目指す。 八巻山北斜面を下り、巨大な岩の下を通り、先を目指す。 何度か下りられないような岩場の上に立ってしまい、引き返して回り込んだりを繰り返す。 思ったほど苦労せずに、石室越まで到着。 やはり厳冬期と残雪期では雪の量も違うし、歩きやすさも全然違かった。
石室越でも休憩し、これから先のルートを確認する。
ここからは前赤石山の岩場を越えて、物住頭へ。 夏場だと石室越えから30分でたどり着いた実績がある。 物住頭~西赤石山へは広い道だった記憶がある。 ここも30分でたどり着いた実績がある。 ので、大目に見て、1時間半ほどで西赤石山へはたどり着けそうだ。
最後の難所と思われる、前赤石山の岩場を通過すればいいだけだな。
前赤石に向かって歩いていく。 すぐにすごい光景が。 ぱっと見はすごい険しそうな岩場が広がっている。 滑らないように気を付けて進もう。
ところどころ、ピンクテープが張ってあり、大きく道を外すようなことはなかった。 無事、前赤石山の岩場を通過。 物住頭までの登りを登り切って到着。
このあたりになったら、雪が全然ない。 西赤石山にも全く雪はなさそうに見える。
暑いし、少し服を脱ぐか。
上はブレスサーモのみ、下はズボン脱いで、ブレスサーモ+レインコート。
さて、西赤石山を目指そう。 ぱっと見た感じだと、けっこう距離があるように見えるのだけど、実際歩いてみたら30分で到着した。 直線で僅か3kmほどしか離れてないのだけど、東赤石山と西赤石山は別世界だね。 こちらは全く雪が無い。
山頂には8人ほど人がいた。
1人がガイド役で、高齢者が6名くらいのパーティと、30~40くらいの夫婦と小学校高学年っぽい娘の家族。 みんな日浦から登ってきたのかな?
西赤石山では少しだけ休憩して、下山することに。
ここからようやくストックを使うことに。
銅山越まで降りてきたが、ものすごい疲れた感じがする。 歩いた時間的にはまだ7時間ちょっと。
銅山で栄えた村の跡を見ながら、ダイヤモンド水で喉を潤し、日浦登山口まで降りてきた。 登山口には5台ほど車が。 西赤石山、大人気だなぁ。
ここから自転車で床鍋まで戻るのだけど、ずっと下りこう配なので楽ちん。
15分ほどで到着。 しかし今日は疲れた。 お茶も2L持ってきたが、残り100mlくらいしかない。 こんなに水分が必要になるとは……
いわゆる残雪期っていうのは、雪も汚いし、地面も汚くてあまり好きではなく、ここ1ヶ月くらい全然山に行く気がしなかった。 が、西赤石山では残雪期を通り越し、春山の気配すらしてきている。 梅雨に入るまで、陽が長いうちにいろいろな山行をしておかなくてはいけない、と改めて思った。
2012年ももう3分の1が経過している。 登ったこと無いルートや山にもどんどん挑戦して行こう。
本日のコースタイム
06:46 県道駐車地点
06:54 床鍋登山口
07:57 渡渉地点
08:03~08:20 鉄塔巡視路分岐
09:08~09:15 レインコート着こむ
09:29~09:40 権現越
09:57 赤石山荘方面分岐
10:40 東赤石山山頂
10:49 赤石越
11:07~11:16 八巻山山頂
12:02~12:10 石室越
12:47~13:00 物住頭山頂
13:30~13:37 西赤石山山頂
14:31~14:37 銅山越
15:12~15:15 ダイヤモンド水
15:48 日浦登山口
ここから自転車でのコースタイム
15:53 日浦登山口
16:03 筏津登山口
16:08 県道駐車地点
【愛媛】東赤石山~八巻山
今日は登山。 先週は遭難事故に遭遇して登ることができなかったので、今週も東赤石山へ。
4時20分起床、4時40分くらいに出発。 一般道で川之江を目指し、法皇トンネルを抜け筏津へ。 途中で眠くて20分くらい仮眠。
今日は寒いらしい。 道中、雪が降っており、途中の路面も僅かに雪が積もっていた。 筏津登山口まで到着。 いつものように筏津山荘の上の駐車場に止める。
準備をして出発。 前回は右ルートから途中まで登ったけど、今回も右ルートから登ってみよう。 右ルートから上まで登るのは初めて。
まずは瀬場谷分岐まで。 つい5日前に歩いたばかりなので、ほとんどの箇所が記憶に残っている。 八間滝を見ながら、瀬場谷分岐まで到着。
ここで少し休憩して、右ルートから進む。
遭難者を発見した場所を通過。 今週は寒波のため、この場所でも雪が積もっている。 遭難したのが今日だったら、もしかしたら命の危険があったかもしれない。 それを思うと、先週だったのが不幸中の幸いだったのかも。
先週、遭難者がメガネをなくしたと言っていたので、登りながら探してみた。
少し行ったところにペットボトルが落ちており、さらに進んだところには、凍りついた両手の軍手が。 さらに進むと、水色のタオルが落ちていた。
転倒しながら歩いていたようなので、いろんなものを落としながら降りてきたのね。 けっきょくメガネは見つからないまま、渡渉地点まで到着。 雪が結構深くなってきた。 このあたりで休憩。 ここからはけっこう雪が深くなってるっぽいので、気を付けて歩かなくては。 このあたりの道は全然覚えていない。
積雪はまだ10~20cm程度だけど、辺りは真っ白。 真っ白な世界は綺麗だなぁ。
動いていると結構暑く手袋も帽子も外したくなる。 帽子は外すが、手袋はなぁ… けっこう手をつきながら登るので、冷たくなってしまう。
ストックはまだ出していない…… 雪の下は岩なので、けっこう滑る滑る。
しばらく歩き、赤石の縦走路までやってきた。 右に行くと床鍋、左に行くと赤石山荘方面。 山頂を目指すので左に進む。
すぐに、山頂方面と、山荘方面の分岐。 山頂方面に進む。
ここから、赤石越えまでは、けっこう急な道だった。
赤石越えまで到着。 雪も30~50cmくらい積もっている。
山頂方面を目指す。 樹林帯の風の通り抜ける所とかだと、膝くらいまで沈む場所もあった。
山頂直前、樹林帯を抜ける場所があるのだけど、そこに荷物を置いて、空身で山頂を目指す。 もう1~2分の距離だし、山頂は風が強くてそこでは休憩できないだろう。
ザックを下ろすと、体が軽い軽い。 あっという間に山頂到着。 やはり北側からの風が強かったので、写真だけ撮ってすぐに戻る。
さて、そろそろお腹もすいたので休憩したいな。
赤石越えに戻る途中の樹林帯の中で休憩することに。 人も来ないと思うので、ど真ん中だけどいっか。
今日はお昼ご飯のために、生麺のうどんを持ってきた。 もちろんだしも。 大の鍋でお湯を沸かし、うどんを温める。 中の鍋でうどんのだしを沸騰させる。 大の鍋に火をかけ、うどんを再び温める。 火は付けっぱなしで、大の鍋から、中の鍋にうどんを移し、食べる。
ガス器具が1つしかないので、こんな食べ方でうどんを食べた。 最後の方、だしが薄くなってしまったけど、雪山でこんなに体が温まるものを食べられるとは。 めちゃめちゃ美味しかった。 わざわざ下から重い荷物を持ってきただけの価値はあったな。
お湯が沸くまでの間に、アイゼンを付けていた。 この先、八巻山方面に向かう。 あちらは岩場なので、アイゼンつけないと危なすぎて歩けない。 うどんや、だしの袋に切り口が付いておらず、素手では開けることができなかったので、アイゼンで踏みつけた。 そしたら簡単に穴が開くので、意外に便利だった。 だしの袋を踏みつけるのはちょっと抵抗あったが……
お昼ごはんも終わり、八巻山を目指す。 当然誰も歩いていない。 ただでさえ正解の道がない区間。 道を外さないよう、岩で滑らないよう気を付けなくては……
すぐに豪快な景色が飛び込んでくる。 ただでさえ珍しい、四国の歩ける岩場なのだけど、そこに雪が積もっている。 北側からは強烈な風が吹きつけてくる。 これはけっこう難易度が高そうだ……
岩場を歩くのは、想像以上に時間がかかる。 慎重にならざるを得ないし、すぐに道を外す。 歩いていたら、雪の状態じゃ降りられないような岩の上だったり、樹林帯に突入して、雪に阻まれて先に進めなかったりと……
けっこう苦労しながら、八巻山山頂まで到着。
夏場だったら15分程度で歩ける区間が、35分もかかった…… さて、ここから石室越までがけっこう遠い。 まずは、八巻山から北側を巻いて岩峰から降りて行く。 北側は景色も風も凄まじかった。 南側は、雪こそ積もっているが、まぁ普通の山って感じ。 南側は……地獄と言ったら大げさだけど、生物も棲みつけないような光景だった……
巨大な岩を越え、赤石山荘が見えてきた。 このまま下に降りれば山荘に行けるが、石室越を目指すので、そのまま岩場を進んでいく。
何度も岩場を登り、道を見失い、引き返し、歩けそうな場所を探し、岩場を降り、岩場を登り……を繰り返す。 なかなか思うように進めない。
そして北側に立つと風が凄まじい。
岩場と格闘しながら、ようやく石室越まで到着。 八巻山から石室越まで、夏場なら30分程度で歩ける区間。 なんと1時間20分もかかった。 こんなに時間がかかるとは…… 赤石越から2時間もかかっているではないか……
石室越で軽く休憩して、赤石山荘を目指す。 このあたりは思ったより雪が積もっており、ルートを見失いそうで心配だったが、目立つピンクテープが張ってあり、迷うことなく山荘まで到着。 雪で、けっこう段差が埋もれているので、なかなか歩きづらかった。 アイゼン外してないが、外しておいた方が良かったかもしれない。
赤石山荘でアイゼンを外す。 ここからは一気に標高が下がるので、雪も少なくなるし、アイゼンが必要な箇所も無いだろう。
渡渉地点では氷と雪で、滑りそうだった。
沢沿いを歩く箇所は、凍ってる所が何ヶ所か。 まぁ慎重に行けば平気だった。
2度目の渡渉地点で休憩。 けっこう雪が減ってきたな。 地面には雪が積もってるけど、木々の雪はすっかり無くなった。 さぁ、瀬場谷を目指そう。
ここからは傾斜が急になり、薄暗い樹林帯に突入した。 少し歩き、瀬場谷に到着。 以外に疲れたな…… あとは登山口まで降りるだけ。
体力と時間に余裕があったら、西赤石までの縦走をしたかったが、岩場であんなに時間が取られたから、前赤石を越える辺りがけっこう時間かかるかもしれない。 前赤石越えたところから、西赤石までも傾斜はそれほどでもないが、雪が積もりそうな地形。 体力的なものはいいとして、行くならあと2時間くらいは時間に余裕が欲しいな、とか思いながら登山口まで下山。
どか雪ではなかったけど、とりあえず冬季の東赤石を登れた。 このあたりはけっこう雪深いイメージが強くて、一昨年、去年と敬遠してたのだけど、一度登れたので、これからはもっと挑戦してみよう。 ただ、標高差があるのと、行動時間が長くなるので、膝上くらいの積雪があったら、単独じゃ無理っぽい。 次このあたりの山にこれるのは2月くらいになりそうなので、それまでにいろいろと計画を立ててみよう。
2011年の山行は、今日がラスト。 年初に立てた目標、全ては達成できなかったし、9~12月までろくに山に行くことができなかったけれど、山に関しては充実した一年だったと思う。 四国で未踏だった山も行けたし、登山口を変えたバリエーションルートも歩けたし、なにより大きかったのは折りたたみ自転車が活用できるようになったので、登山口と下山口を変えた登山ができるようになったこと。 今までは無理だと思われた縦走コースも、自転車のおかげでいろいろと達成できた。
年初の目標は以下の4つ。(★は達成)
★日浦登山口~笹ヶ峰(車デポ無し)
・名頃~塔丸~丸笹山~剣山~次郎笈~丸石の周遊ルート
・寒峰のリベンジ(2010年に迷ったコース)
★小島峠~黒笠山
目標自体、それほど大きな目標ではなかったのに、半分しか達成できなかった。
まぁ目標にとらわれて日ごろの山行がおろそかになってはいけないけれど。
来年もいろいろな山に登りたい。
本日のコースタイム
07:30 筏津山荘駐車場
07:35 筏津登山口
08:26~08:38 瀬場谷分岐
08:57 渡渉点
09:30~09:37 渡渉点
10:28~10:33 赤石縦走路合流
10:50 赤石越
11:00 東赤石山山頂
11:10~11:48 休憩
11:50 赤石越
12:24 八巻山山頂
13:40~13:43 石室越
14:02~14:10 赤石山荘
14:29 渡渉点
14:56~15:00 渡渉点
15:39~15:47 瀬場谷分岐
16:34 筏津登山口
16:39 筏津山荘駐車場
【愛媛】東赤石山
今日は東赤石山へ登山をしに行く。
朝5時起床、5時30分出発。
いつも通る裏の道で岡田駅経由で377号に出て、大野原を越えて豊浜へ。 国道11号で川之江まで。 あらかじめ朝食を食べる場所を調べておいたので、川之江の「すき家」で朝食。 コンビニでお昼の買い物を済ませて、国道319号線へ。 ここから先は一軒も店が期待できない。
国道319号線はけっこう綺麗でぐんぐん高度を上げていく。 途中展望台があったので、立ち寄ってみたら、川之江の町がすごい綺麗に見えていた。
峠を越えて、県道6号線へ。 別子ダムを目指しひたすら進む。 この道交通量は少なく、道幅も広いので走りやすい。
家を出てから約2時間半、ようやく東赤石山の「筏津登山口」に到着。 ずっと読み方がわからないので調べたら「いかだづ」と読むらしい。 歩いて数分の場所に「筏津山荘」というのがあり、好意でそこが駐車場スペースを用意してくれている。 のにもかかわらず「路肩駐車禁止」となっているのに止めている車が7台ほど。
駐車場にバイクを止めてさっそく準備に取り掛かる。 今回の山はかなり激しい山らしい。
前情報では、登山口から山頂までの高度さは1000m、しかし道が上手く作られているためそれほど急勾配はないらしい。
今日は時間もたっぷりあるし、山歩きを満喫しよう。
8時20分登山開始。 県道脇の登山口から山に入る。
出だしは少し登ったが、すぐに歩きやすい道に変わった。 遥か眼下に滝も見えた。 あの滝は下から眺めることができる道があるのかな? 道路から30分くらいは山の中に歩いてきているだろうけど。
コースタイム通り、歩いて55分ほどで東ルートと西ルートの分岐点に到着。
本日のルート的に、西ルートから登ることに。 東ルートは帰り通ろう。
沢の音を聞きながら山を登る。 途中で沢を渡る箇所が2箇所。 しかしどちらも水量が少なく、渡るというか、通るという感じだった。 しかし沢なので雨の日はかなり増水するらしい。
文字で書くとあっという間だが、分岐点から約1時間ほど歩き、ようやく山の姿を拝むことができた。
すごい大迫力! 四国の山でこんな迫力のある山は珍しい。
ここの分岐点を右に行けば山頂まで30分ほどだろうか。 しかし八巻山という山を経由して、山頂を目指すので、左へ曲がる。 赤石山荘を通過し、石室越へ。
ここから八巻山まで40分らしい。 少し歩いたら一気に展望の開ける道に変わった。 ここからは稜線を歩くみたい。 巨大な岩がごろごろした道を歩く。 前方には八巻山、左手には土居の町並み、後方は西赤石山など、とても眺めのいい道が続く。 ただ石を落とさないようにだけは注意しなくては。
道はどこを歩いても歩けるような道で、マーキングも乏しいのでなんどか道を失いかけた。 かろうじてケルンを発見してその道どおりに行ったら、赤テープで別の道があったり……
そして八巻山山頂に到着。 だーれもいない。
もう出発してから4時間以上経ってお腹がすいたのでここでお昼ご飯を食べることに。 すると、北川が見る見るとガスに覆われてあっという間に景色が見えなくなってしまった。 よかった、景色を見ておいて。
お腹も膨れたので、東赤石山を目指す。 地図では、八巻山~赤石越のコースタイムが35分となっていたが、10分で着いた。 嬉しい誤算だな。
で、本当の目的の「東赤石山」に到着。
ここで残った食料を食べていたら、2組パーティがやってきた。 1組は九州からのパーティで、昨日石鎚山を登ったらしい。 2連続で登山はきついね。 四国の山は素晴らしいととても褒めていた。 もう1組は神戸からのパーティで、こちらも「四国はのっぺりした山ばかりだと思ってたけど、こんな山もあるんだ」と言っていた。
さて、そろそろ下山するか。
赤石越から下に向かい、赤石山荘から延びている道を東方面に。 で、筏津を目指す道を降りていく。 これが行きは通ってきていない東ルート。
こっちの道はけっこう急に感じる。 でかい岩がゴロゴロした、枯れ沢みたいなところをひたすら降りていく。 徒渉点を通過したら、道ががらりと変わる。 こんどは林業関係者の歩くような道になった。 こちらもけっこう急な道だった。 すぐに瀬場谷分岐に到着。
ここからはもう近いな。 行き通った道を戻っていく。 しかし……降り立った登山口は「筏津登山口」ではなく「瀬場登山口」だった。 どこで道を間違えたんだ? 車道を歩くこと700m、筏津登山口に到着。
今回の登山は新たな四国の山の魅力を感じられた。 愛媛県東部は、銅山などもあり、岩がごろごろしている山なのだろうか? これは別の山も登ってみる価値がありそうだ。
本日のコースタイム。
8:18 筏津登山口
9:15~9:25 瀬場谷分岐
10:10~10:20 西ルート第一徒渉点
10:56 西ルート第二徒渉点
11:23~11:33 赤石小屋分岐
11:51 石室越
12:37~12:43 八巻山山頂
12:55 赤石越
13:03~13:53 東赤石山山頂
13:58 赤石越
14:39 東ルート第二徒渉点
15:16~15:22 瀬場谷分岐
15:56 瀬場登山口
16:06 筏津登山口