「プレミアム・ラッシュ」という映画を見た。 ニューヨークが舞台のメッセンジャーのフィクション映画。 都内ではバイク便が一般的だけど、ニューヨークでは自転車で荷物を運ぶ「メッセンジャー」が主流らしい。 この映画はメチャメチャ面白かった。 90分で見られる気軽な作品だし、自転車シーンが格好いい。
主人公は「ピストバイク」というタイプの自転車に乗っている。 ギアもブレーキもついてない自転車で、三輪車のようにタイヤとペダルが連動している。 なので、ペダルを止めるとタイヤも止まるのでロックがかかりドリフトのようになる。 日本ではブレーキ無しは違法なのだが、そんな癖のある自転車に乗っている。
ヒロイン役はピストだけど、ブレーキの付いている自転車に乗っている。 ライバル役はブレーキも変速機もあるロードバイクに乗っている。
そんな彼らが1通の手紙を巡ってニューヨーク中を駆け抜けるという映画。
自転車シーンは見ていて爽快だ。 タクシーや車の間を猛スピードですり抜けていったり、主人公の回想シーンが素晴らしい。 0.3秒くらいで瞬時に判断しないといけないシーンに直面した瞬間、あらゆる選択肢が映像として流れて、最善のコースを取っていく。
映画自体は時間軸が行ったり来たりするので、ちょっと混乱するかもしれない。 続編があったらぜひ見てみたい映画だし、主役の「ジョゼフ・ゴードン=レヴィット」が格好いい。
撮影するに当たって、俳優陣は自転車の練習をかなりしたのだろうか。
プレミアム・ラッシュ
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