【徳島】深淵~風呂塔~矢筈山【縦走】

くもりのち雨今日は深淵~風呂塔に登り、そこから縦走路を通り矢筈山を目指す。 前回よりも少し長めのコース。 天気は少し心配。 降水確率は午前20%、午後50%。
4時起床、4時20分出発。 落合峠を目指す。

2時間ほどで到着し、折りたたみ自転車を置いてくる。 今回は面倒なので、運動靴やサブザックは準備せず。
ちょうど太陽が登るくらいの時間で、微妙に空が赤かった。 が、ほとんど雲がかかってるのでせっかくの景色が見れず残念。
落合峠より 落合峠より 落合峠より 落合峠より 落合峠より 落合峠より 落合峠より 落合峠より 落合峠より

深淵に戻り、登山口の横に広い広場があったので、駐車して登山の準備。
6時59分出発。
深淵登山口

「風呂塔 2km」と書かれた看板はあったのだが、その先は……すごい雑草だ。 長さが2mくらいあるので、これは濡れるな…… なるべく濡れないよう、腕で防ぎながら歩く。 道もどこだか分かりにくい。 2分ほど歩いたら、目の前に廃屋が出現。 登山道はどこだ?
かすかな踏み後は左の方に続いている。 しかし、そちらは今歩いた道よりも激しい草むら。 行きたくないなぁ……
廃屋の裏にピンクテープがあるので、行ってみるか。

こっちはしっかりとした道だ。 しかし登山道はここで合ってるのかな? とりあえず登ってみるか。
しばらく歩くと、木道が出現。 林道関係者の為にここまで準備するとは思えないし、木道自体もけっこう古いのでこの道であってるな。 そして看板も出現。 間違いなく合ってる。 一安心。
木の階段

しばらく造林地帯の急な階段を登る。 さらに進むと樹林帯を抜け、背丈の高い野草と、むき出しの斜面を登る。
道が不鮮明。 まぁひたすら上を目指す感じでいいだろう。 左も右も深い谷になっている。
落合峠方面

さらに歩いて行くと、不思議なものを発見。 枯れ木がワイヤーで倒れないように固定されている。 なんだ、これ?
謎の物体

そこを越えた先に「風呂塔 750m」の標識があった。

少し歩いた先に分岐を発見。
パッとみると、目印となるテープが3つ見える。 いちばん左に古い赤テープ。 真ん中に新しいピンクテープ。 右にも新しい右テープ。 そして、踏み後は右と左に見える。 右の踏み後は微妙に下ってるが太い。 左の踏み後はそのまま登っている
が薄い。
迷った分岐

どちらか悩んだのだが、右の太くて新しいピンクテープの巻きつけてある道を進む。
所々ピンクテープがあり、道はしっかりしてる。 そのまま進むと、枯れ沢に出て、数十mほど歩くと、左右の分岐に。 右はさらに深い森の中に進んでいる。 道は薄い。 左は斜面に向かって登っていて、道ははっきりしている。 これは左か?
そのまま進んでいくが、途中で道が薄くなり、明らかに人が歩いていないような様子になった。 これは逆方向か?
先ほどの場所まで戻って、深い森の中に進む道を歩く。 出だしは道が薄かったが、すぐにはっきりとした道になった。

歩くこと15分ほど。 さっきの看板で750mとなっていたので、そろそろ着いてもいい頃だなぁ…… しかし山頂は見えない。 右側は谷。 左側は斜面になっている。 そのまましばらく進んでいくが、突然道が消えた。 明らかに踏み後がない。 50mほど歩くと、左側の斜面の上まで行けそうなので歩いて行ってみるが、そこにも道は無い。 これは…… 7月の寒峰を思い出す……

どこかで道間違えたかなぁ…? 方位磁針を出して、今歩いてる道の方角を見てみるが、向かってる先は南。
地図では、深淵から風呂塔山頂まで、ほぼ東を向いて道が進んでいる。 南がこんなに長い距離続く個所はない。

明らかに間違ってるな。 風呂塔はけっこう手軽な山のはずだし、いくら利用が少ない道とはいえ、消えるってことはないだろう。
とりあえず着た道を引き返し、赤テープとピンクテープの場所まで戻ってきた。
薄いほうの赤テープの道を進んでみるか。 こっちは傾斜がけっこう急で、所々赤テープやピンクテープが巻きつけてある。

方角も東を向いているし、どんどん標高を上げているのでこっちが正解だったか……

しばらく進むと東屋を発見。 かなり荒れている。 山頂は近いか?
東屋

少し進むと風呂塔の山頂に到着。 もう少し展望が良いと思ったのだが、背の低い樹木に囲まれていて、思っていたよりは見えない。
道を間違えたせいで40分ほどタイムロス。 風呂塔山頂まで2時間10分ほどかかった。
山頂からの景色 風呂塔山頂

山頂でおにぎりを食べて休憩する。 いつもは有り余るほど食料を持ってくるのだが、いつも残ってもったいないので、今日は少なくしてきた。
行動食はいつもと同じだけ持っているが、主食はおにぎり1つとインスタントラーメン1つ、切り餅1つ。
いつもはおにぎり3つ、パン1つは最低でも持っている。

今日はなぜかメチャメチャお腹がすいて、この時点でおにぎりを食べてしまった。 しかも食べても全然お腹がいっぱいにならない。 インスタントラーメンは、まだ食べるべきではないし。
せめて、石堂山に着いてからお昼にしたい。

続いて目指すのは「火打山」。 距離は2.1kmと看板に書いてあった。
所々、木の階段が整備されているのだが、古くコケが生えている+雨で濡れているのでメチャメチャ滑る。 転倒しないように注意しながら歩く。
こちらもあまり人があるかないようで、草ぼうぼうの個所が何箇所もあった。 服がぬれてしまう。
1322m(?)の鞍部に「火打山 1.1km」の案内が。 その直後には、背丈より高い野草地帯。
火打山への登山道 右が火打山 火打山まで1.1km 火打山への登山道

ミニピークを越え、少し歩いたら火打山山頂に到着した。 遠くに矢筈山が見える。 一直線で見たらけっこう近く見えるが、少し東から回りこんで石堂山に行くので、実際は遠いのかなぁ。
火打山山頂 矢筈山

行動食を食べて休憩していたら、突然大粒の雨が降ってきた。 急いで木の下に避難。 突然降ってきたから、しばらくしたら止むかな? しかしもともと良い天気ではないので、このまま降り続くだろうか。
レインコートとザックカバーを装着。 白滝山を目指すことに。

火打山からの下りはけっこう急な斜面。 木の階段があるのだが、これも滑る滑る。 ここで滑って転倒したら怪我するぞ… しかも車道までかなり遠いし携帯も圏外。 慎重に行かなくては…

1378mの鞍部まで無事に下ってきた。 水場の案内があったのだが、15分とのこと。 15分って、けっこう遠いな……
水場まで15分

雨は全然止みそうにない。
白滝山への登り道。 傾斜が結構きつい。 樹林帯の終わりかかってきたら、笹の量が一気に増えてきた。 道が笹に覆われて見失いそうだ。
後ろを振り返ると、真っ白なシルエットの火打山が見えるだけ。
火打山

天気こそ悪いが、紅葉はとてもきれい。 青空だったら数倍綺麗に見えるだろう。
落ち葉の絨毯 紅葉の山

少し進み、白滝山に到着。 雨もけっこう降っているし、火打山で休んだばかりなので、先を目指す。
白滝山山頂

山頂越えてすぐのところで、石堂神社からの登山道に合流。 神社からの登山道、白滝山までこんなすぐだったのか。
分岐の案内

笹の中の上り坂を歩いていると、前から3人組のパーティが下りてきた。 50歳前後とみられる夫婦と、20~30代くらいのご子息。 挨拶しか交わさなかったが、神社から登ってきたのだろう。
石堂山には珍しい岩がある。 それが山の由来になったと思うのだが、天気が悪く、ちゃんと見ることができなかった。
笹の道 石の室? 石堂

そして石堂山山頂に到着。 ここも雨の為、山頂は通過するだけに。
石堂山山頂 矢筈山

そろそろ休憩したいんだけどなぁ。 矢筈山への途中に、水場への分岐があったはず。 雨が直接当たらない、樹林帯で休憩したい。 笹も少ない方がよい。
とりあえず水場分岐まで行ったが、笹が多いため断念。 もう少し先に進んでから休もうか。
しばらく歩き「矢筈山 1.0km」の看板を過ぎて少し行ったところでいい場所を発見。 樹林帯の中で、笹の少ない場所。
ここで休憩することに。 今日は秘密兵器を持ってきた。 それはツエルト。
雨の山でも食事の時間くらいは楽しく過ごしたい、ということで持ってきたのだ。 先週の雨では、休憩するのもけっこう大変だったので。
ツエルトに包まって休憩したことはあるが、スリングを使って張るのは初めて。
専用のポールとかも売っているのだが、そこまで準備したらミニテントになってしまうしなぁ。
木にロープで縛りつけ、なんとか雨の当たらない空間を確保。 ペグくらいはあった方がよかったかもしれない。
スリングも5mあるのだが、もう少し長いほうがよかった。

さっそく中に入り、ランチタイム。 お湯を沸かし、コーンスープを飲み、餅入りラーメンを食べる。 暖かくて幸せだ。

雨も当たらないし、快適なので1時間ほど休んでしまった。 目指す矢筈山はもう目の前。
ツエルトで休憩 コーンスープとラーメン ラーメン

ただ、矢筈山への最後の登りがけっこうきつかった記憶がある。
ツエルト、出したのはいいが、しまうのがすごい面倒だね。 雨の中ならなおさら… スーパーのビニールブクロに押し込んで、無理やり小さくしてザックに収納。 持ってきたときの3杯くらいの大きさに膨れ上がってしまった……
矢筈山

矢筈山への最後の登りは、やはりきつかった。 けっこう傾斜のある笹の道。 足元はめちゃめちゃ滑る。 笹を掴みながら山頂に到着。
矢筈山山頂 サガリハゲ山方面

矢筈山山頂は今回で3回目か。
1度目は落合峠から。
2度目は黒笠山方面から。
そして風呂塔から。

お昼休憩でたぷり1時間休んだので、落合峠まではノンストップで行く予定。
手元の地図では、サガリハゲ山分岐まで40分、分岐から落合峠までが80分となっているが、サガリヤマ分岐まで20分、分岐から落合峠まで45分と55分で歩いた経験があるのを、昼休憩中に、コースタイムメモしているノートで確認しておいたので、山頂から長く見ても、1時間半もあれば着くだろう。

まずはサガリハゲ山分岐を目指す。 岩が露出してる個所が何箇所かあり、滑りそうで怖い。 慎重に歩く。
すぐにサガリハゲ山分岐に到着。 山頂からは予定通りの22分。
ここから落合峠までが意外に距離がある。 眼下に県道44号線が目に入ってくるのだが、なかなか落合峠にたどり着かない。 ときどき見える、三嶺や天狗塚は美しい。
真ん中のとんがりが天狗塚 落合峠

そして、サガリハゲ山分岐から59分、落合峠に到着。 車は1台も止まっていない。
オレの自転車は、雨にぬれて無残な姿。
雨に打たれる自転車

今回は靴をはきかえたりしないでいいので、そのまますぐに自転車にまたがって出発。
先週みたいに上り坂が無いことも、朝確認しておいた。

車で走ってるとあまり気付かないが、ここの県道の下りはけっこう急だな。 前後のブレーキを適度にかけてもスピードが出る。 雨だし落ち葉がたくさんなので、こけないようには気を付けなくては……

車と1台もすれ違わず、1台も抜かれずに、深淵まで到着。 10km、33分のサイクリング。

出発から到着まで、人に出会ったのは石堂山に向かう途中の3人だけ。 車すら会わなかったのは予想外。

2週連続でのプチ縦走だったけど、2週ともあいにくの天気で残念。
来週はどこに行こうか? 最近、自転車で走ることも登山の目的にはいってしまっている気がする。
今の時期だからこそ、紅葉を見に山に行きたい。

本日のコースタイム
6:59 深淵登山口
8:46 迷った分岐まで戻ってきた
9:12~9:21 風呂塔山頂
10:19~10:36 火打山山頂
11:39 白滝山山頂
12:19 石堂山山頂
12:50~13:45 休憩
14:17 矢筈山山頂
14:39 サガリハゲ山分岐
15:38 落合峠

ここから自転車でのコースタイム
15:40 落合峠
16:13 深淵登山口

布団と服

くもり今日が台風の影響を受け、大雨の予定だったのだが、台風が猛スピードで通過していき、朝起きたら既に雨は止んでいた。 もう関東の方まで進んでいるみたい。

13時くらいから行動。 風風ラーメンを食べに行き、シマムラへ。 Y家の娘が泊まっていたので、Y家の実家に送っていく。
ケーズ電気で加湿器を品定め。 バースデイに行く。 ベースキャンプという山の店で、レインコートのリペアシートを購入。
ケンタッキーフライドチキンを購入。 妻の実家に行き、冷蔵庫の氷作る部分の修理をしようと試みたが、手に負えず。

義母のおごりで、回転寿司を食べに。
ハローズ栗林公園店で買い物。
妻の実家に母親をおろしに、長女は泊まるらしい。
マルナカ栗林店で、広告の品の布団を品定め。 1980円の物なのだが、やはり暖かさと値段は比例する。
ゆめタウンに行く。
ニトリ横のふとん屋で、暖かい毛布を2枚購入。
服屋で、次女に似合う帽子を発見。 それを買うことにしたのだが、合う服がないので、上下の服も一緒に購入。
ミスタードーナツで100円のドーナツを購入。

そんなことをして、帰宅したら21時50分。

飲み会

くもり飲み会と称する、結婚のお祝い&送別会が開かれた。
飲み放題のルールや時間制限などがシステム化された店で、融通が利かない。
2時間ほど、楽しみ飲んだりおしゃべりをしたりした。

「自力で帰る」ということを条件に2次会に行こうと思ったのだが……2次会がカラオケらしいので、一気に行く気が無くなった。
というわけで、離脱。 で、やっぱり迎えに来てもらうことにして帰宅。

ひさびさに2杯以上のビールを飲んだ気がする。

ハローズ

雨今日オープンのハローズ栗林公園店に行ってきた。 夜22時くらいに行ったのだが、駐車場は車でいっぱい。 店内も22時とは思えないほど人があふれていた。 開店直後なので、安いものは安い。
ついに高松も24時間スーパーが続々とオープンしてきたな。 マルナカやマルヨシも24時くらいまで営業に変わっていくのだろうか。

千葉にいるとき、スーパーでバイトしていたのだが、通常の閉店時間は20時。 年末年始だけ21時に伸びる。
が、続々と深夜営業のスーパーができてきて、閉店時間が23時になった。 そのころには辞めていたけれど……

スーパー業界も大変だ。

寒すぎる一日

くもり今日はめちゃめちゃ寒い。 11月下旬の気温らしい。
あっという間に冬になってしまった。
そういえば、来月末は栗林公園で秋のライトアップがある。 今年の春、去年の秋と行っていないので、久しぶりだ。 今回は必ず行かなくては。

今のカメラ買ってから、一度も栗林公園に行ってないな、たぶん。 しかし、新しいカメラが欲しい… 次はデジタル一眼レフが…… しかしレンズ付きで9万くらいはするので… 来月下旬に発売する東芝のブルーレイレコーダーはちょっと見送るしかなくなってきた。 値段が20万近くする。 とてもポンッと買える値段ではない。 発売から少し経てば値段も落ちるだろう。
それとも、発売した隙に、HDDレコーダーのRD-X9を買った方がいいのだろうか?

しかしブルーレイレンタルしたいしなぁ。

歯医者

くもり妻が歯の治療で大きな病院に行ってきた。 普通のは医者じゃダメで、大きな歯医者でやってくださいと、紹介状を書いてもらい、今日がその治療の日。
銀歯の奥か中に虫歯があって、抜くしかないとのこと。
で、奥から2本目の歯を抜くらしい。

治療後は心配していたほど痛くないらしい。
歯の定期検診はきちんと行っておかなくては……と思うが、もう2年ほど行ってないな…

鮭のムニエル

雨ときどきくもり会社で今月末で辞めてしまう人がいる。 その人とお昼ご飯を食べに行った。 いつも行く場所は決まっているのだが……
そこで食べた鮭のムニエルがめちゃめちゃ美味しかった。

チーズがのっていて、トマトソースがかけてある。 家でも作りたいが……

明日は北海道で雪が降るらしい。 長かった夏が終わり、秋はメチャメチャ短く、一気に冬になる予報。

【愛媛】伊予富士~瓶ヶ森【縦走】

くもりのち雨今日は旧寒風山トンネルから伊予富士~瓶ヶ森の縦走を行う。
4時起床、4時20分出発。 今日は天気が悪い。 午後からは確実に雨が降ってくる。 まぁ縦走と言っても距離が短いし、車道にエスケープできるポイントが何箇所もあるので大丈夫だろう。

高速で西条ICまで走り、国道194号線で寒風山トンネルを抜け、旧寒風山トンネルに向かって走っていく。

6時20分くらいに、旧寒風山トンネルに到着。
今回の計画では、瓶ヶ森に降りてきたあと、自転車でここまで戻ってくる。 なので、瓶ヶ森の駐車場に自転車を置きに行かなくては。

瓶ヶ森までの案内標識は17kmと書かれている。 意外に時間がかかり、40分ほどかかってしまった。
登山口下の駐車場に自転車と、リュックを置きざりにしてきた。 リュックの中には自転車のライト、運動靴が入っている。 雨に備えて、中のものはビニールに入れて防水してきた。
瓶ヶ森駐車場は強風でとても寒かった。

走ってきた道を戻り、旧寒風山まで戻ってきた。
登山の準備をして7時55分出発。
登山口

まずは桑瀬峠までの登り。 出だしがかなりの急傾斜。 ここから登るの、今回で4回目かな? もう慣れた道だ。

この時期、このあたりの山はとても綺麗な紅葉に包まれている。 景色を楽しみながらゆっくり歩こうと思ったのだが、紅葉の赤や黄色や茶色も見えることは見えるが、白い景色が多い。
伊予富士登山道の大崩落地点すら見えないくらい。
緑の中の赤 秋の登山道 紅葉 白い景色 紅葉 紅葉

50分ほど歩き、桑瀬峠に到着。 樹林帯を抜けてしまったため、すさまじい強風。 雨自体は降っていないが、風の中にだいぶ水分が含まれているので、すぐに濡れてくる。
桑瀬峠

出発する時点でそれはわかっていたので、レインコートは着込んである。 上着のファスナーを閉め、フードをかぶった。 ザックカバーはまだいいか。

伊予富士へ向けて歩き出す。 伊予富士は今年の初めに初めて行ったな。
登山といえる程度の雪山デビューのときだ。 寒風山に行って、伊予富士に行ったっけ。 雪は少なかったが…

懐かしみながら歩いていたのだが、風が強すぎて… 気を入れていないと足元がふらつくくらいの風。
伊予富士への登山道 落ち葉のじゅうたん

尾根の登りが終わり、一瞬樹林帯の中に入り、伊予富士を正面に見る、笹原の登山道までやってきた。 ここから雄大な伊予富士が見えるはずなのだが…… 目の前には笹原と白い景色のみ。 そして猛烈な風。
伊予富士が眼下に広がるはずの場所

伊予富士直前の急登も風と戦いながら登る。 雪の時期は、この登りがすごい怖かった覚えがあったが、この時期ならばそうでもないな。 すぐに伊予富士山頂に到着。
伊予富士山頂

山頂なので当然風は吹き荒れている。 休める場所も無いので、山頂の写真だけ撮って素通り。 ここから西は未知の領域だ。
まずは西側の伊予富士登山口付近まで35分程度の歩きらしい。
ここから先も風が吹き荒れている。
途中、黄色のレインコートのおじさんと、紫のレインコートのおばさんの夫婦と思われるパーティとすれ違った。 伊予富士山頂に向かっているみたい。
人のこと言えないが、こんな日に登ってる人がいるとは……

少し歩き、道の右側が3mほど開けてるポイントを発見。 そこは風が全くなく、休憩するのにもってこいの場所ではないか。 腰を下ろして、お茶とおにぎりを食べる。 ここで、ザックカバーを装着。 地図上ではここから3時間程度で瓶ヶ森までいけるらしい。
休憩していたら、先ほどすれ違った夫婦がもう戻ってきた。 オレもそろそろ行かなくては。

しばらく歩くと、伊予富士登山口分岐に到着。 ここからだったら山頂まで50分もあれば登れるだろうか?
伊予富士登山口分岐

そのまま縦走路を進んでいく。 すぐ登り坂になり、しばらく歩くと東黒森に到着。 ここの山頂で先ほどの夫婦と遭遇。
落ち葉のじゅうたん 東黒森山頂

そのまま瓶ヶ森方面に歩いていったのだが、瓶ヶ森まで行くのか?

相変わらず風は激しいが、そのまま瓶ヶ森方面に歩いていく。 笹原、風、白い景色、たまに樹林帯。 そんな道を歩いていく。 そして瓶ヶ森林道に降り立った。 次の登山口までは3~400mくらい車道を歩く。 先ほどの夫婦は、車道を伊予富士方面に戻っていった。 伊予富士登山口にでも車を止めてあるのだろうか?
車道の分岐

そのまま車道を歩いていきジネンゴノ頭方面の登山口に入っていく。 ここからは笹の背丈が伸びてきた。
登山道入口

相変わらずの強風の中、ジネンゴノ頭に到着。
雨が強くなってきたのと、なぜか左お尻あたりから浸水し始めてきた。 カメラが壊れそうなので、ここでザックの中にしまう。
ジネンゴノ頭

ここも休めそうな場所がないためそのまま歩き続ける。
ジネンゴノ頭を越えた後は、笹原の割合が減った気がする。 比較的樹林帯の中だったので、風もおさまっていた。 歩くこと約1時間、「神鳴池」付近で車道に合流。
車道分岐

そのまま登山道を歩いていき、西黒森を目指す。 そろそろどこかで休憩をしたいが……風が防げて、できれば雨も防げる場所はないだろうか…… だが、登山道には広い場所が無く、なかなか休む場所がない。 こんな日に誰も登りにこないだろう、と思うので、登山道の真ん中に座ってもいいのだが……
そんなことを考えながら歩いていたら、西黒森山頂方面の分岐に。 とりあえず山頂に行ってから考えよう。
ここから山頂まではものすごい急斜面だった。 笹を持ちながら歩かないと滑る滑る。
わずか100mくらいの距離だろうけどかなり時間がかかった。
西黒森山頂

山頂は行き止まりなので、再び急斜面を歩き、分岐まで戻ってくる。 ここまで来たら瓶ヶ森山頂は近い。 30分ほど歩くとまた車道に出る。 そこから40分ほどで瓶ヶ森だ。

樹林帯の中を歩いていたら、なんとか休憩できそうなスペースと、雨が防げそうな大岩を発見。 この岩に寄りかかって休むか。

とりあえずお腹が空いたし、手が寒い。
今日もインスタントラーメンを持ってきてるので、それを作ろうか。
とりあえずお湯を沸かしてコーンスープを飲み、インスタントラーメンをゆでる。

ラーメンはとても温かく幸せだった。 ザックカバーをしてから、ここに来るまで何度かザックの中を開けてるのでザックの中もけっこう濡れてきている。

雨の中30分ほどゆっくり休憩し、瓶ヶ森を目指す。 すぐに車道に合流。 そして山頂への最後の登りへ。
半分ほど登ったところで、上から人の話し声が。 先ほどの夫婦ではないか。 どうやら、車でこっちまで走ってきて、ここから瓶ヶ森をピストンした様子。 すれ違いの際に会話しただけ。 しかしあの夫婦もよくこの天気の中登ってるな。 遠くから来たのだろうか?

少し歩き、瓶ヶ森山頂に到着。 この時期ならめちゃめちゃ混んでそうな人気の山なのに、人の影は全く見えない。 山頂独占! が、雨が強いため写真だけ撮って退散。 男山方面から下りよう。
瓶ヶ森山頂

男山も写真に収めて駐車場を目指す。 ところどころ岩場があるので、そこだけ滑らないように注意して……
男山山頂

そしてようやく駐車場に到着。 けっきょくあの夫婦にしか出会わなかった。 駐車場には車が1台止まっているだけ。
自転車は無事かな…… リュックは何時間も雨に打たれているためビショビショ。 とりあえず、上のトイレで荷造りをするか。 自転車と荷物をそこまで運び、ようやく屋根のあるところへ。

靴は防水してるので濡れてないだろうけど、どうするかなぁ。 履き替えても一瞬で濡れるだろうし……
スパッツ取ったりするのも面倒なので、このまま登山靴で自転車に乗ろうか。

ザックの中にビショ濡れのザックをビニールにくるんでしまう。 けっきょくこのザック使わないことになるな。 最初から持ってこなきゃよかった。

荷物をまとめ、雨の中の自転車走りが始まった。

出だしでいきなり試練が…… 緩やかな上り坂が続く…… しかも意外に長い…… けっきょく先ほどの車道と登山道が合流するところまで上り坂が続いた。 そこからは少し下ったりしたけど、上り坂の時間の方が長かった…… 太ももがパンパンだ…… 登山とはまた別の筋肉を使う。 肺も苦しい…… 山歩きより自転車の方がつらいとは……

地図上で見たより、上り坂が多く何度もこげなくなって、自転車を押して歩いた。 一番つらかったのは伊予富士の登山道(水場のあるところ)を越えた先。 傾斜がきつくなってきて、上り坂がかなりの距離続いた。 一直線で真っ暗なトンネルもあったし、もちろん上り坂で太ももがパンパンで自転車こげないので押して歩いた。

その試練を越えた後は一気に標高を下げる。 で、旧寒風山トンネル直前あたりでまた上り坂。 距離は17kmなのだが、時間は1時間10分もかかった。 出発地点から標高は550mくらい下がっているはずなのだが、平地を17km走るよりも時間がかかっている。 どれほど上り坂が多く長かったかを物語っている。

東屋でレインコートなどを脱ぎ、帰る準備をする。 レインコート着てたのに、けっこう衣類はビショビショ。
ズボンには穴など空いていないのだが、左お尻あたりから浸水。 原因は不明。 家に帰ったらお風呂で探してみよう。
腕を上げると手首周りから浸水。 ここからの浸水は肘あたりまで衣類を濡らしていた。
靴下はけっこう濡れていた。 これは足首あたりからか?

今日はけっこう濡れてしまったが、オレは装備の防水をかなり信用している。
靴を洗ったり、レインコートを洗ったりするとき、シャワーやホースで水をドバッとかけるのだが、内側はまったく濡れていない。 どれくらい水を浴びたら濡れるのか、とか思い、10分くらいシャワーの水圧をかけたりしたこともあるが、全く濡れない。
なので、衣類が濡れる原因は生地から浸水するのではなく、首周りや手首周り、レインコートからはみ出した衣類などが原因なんだよね。
短時間の日帰り登山だったからいいものの、何日もかかる縦走や、もっと冷えた日だったらこれだけ衣類が濡れたら命取りになるかもしれない。 ザックの中の防水も全然ダメだったし、もっとしっかりやらないといけないな。

本日のコースタイム
07:55 旧寒風山トンネル
08:46 桑瀬峠
09:59 伊予富士山頂
10:13~10:23 休憩
10:33 伊予富士登山口分岐
10:47 東黒森山頂
11:07 主谷分岐
11:28 ジネンゴノ頭
12:06 神鳴池付近の車道
12:50 西黒森
13:08~13:36 休憩
13:50 吉野川源流案内付近車道
14:17 瓶ヶ森山頂
14:30 男山山頂
14:44 瓶ヶ森登山口

ここから自転車でのタイム
15:02 瓶ヶ森登山口
16:12 旧寒風山トンネル